もう一度食べたいマカオグルメ20選~マカオ渡航解禁記念企画~

10位:佛笑楼餐廳の車海老のニンニクバターソース

マカオの中心街・セナド広場周辺では、こちらも有名なポルトガル料理屋。
福隆新街の「佛笑楼餐廳」。

福隆新街はかつての色街で、人の少ない時間に行くと、とても雰囲気のいいストリート。

お洒落な街角にひっそり佇むビストロのような店構え。

どちらかと云えば、ちゃんと予約して行きたいレストランですが、飛び込みでも意外と入れたりします。
値段が割と張るので、大陸系中国人家族には敬遠されているのかもしれません。
ここも当然、アフリカンチキンが名物ですが、私が気に入ったのはこちら。
〈車海老のニンニクバターソース(Grilled King Prawns)〉

しっかりニンニクが効いていて、見た目通りの美味しさ。
値段は当店のアフリカンチキンを超える300HK$近い金額だったはず。
ちなみに、ここんちのアフリカンチキンがこれ。

色味を見ても、ソースの味の方向性が判りにくいのが難点。
ヘンリーズ・ギャレー・マキシムはチリの辛味が立っていましたが、ここのは日本人には馴染みのない風味なんです。デミグラスや醤油味、いっそのこと照り焼きなら好き嫌いがはっきり云えると思うのですが…。
割と値段の張る店なので困っちゃいますよね。
*佛笑楼餐廳の記事はこちら。

「佛笑楼餐廳」ポルトガル料理店なのにアフリカンチキン?《マカオの微妙なグルメ④》~男子ごはんでもレシピ公開~


11位:三元粥品専家の猪肉丸粥と油條

またもや福隆新街にあるお粥のお店。

暑くて湿気の強いマカオで中華粥を勧めるのはいかがなものかと躊躇い、順位をここまで下げました。
でもローカルを中心に朝と夜に客が集まる確かな店なんです。(昼間はなぜか営業していません)
店名は「三元粥品専家」。

丸テーブルがいかにもローカル食堂という雰囲気。

メニューがお粥だけというのが非常に好感が持てます。(私はメニューが多い店は信用しません)

オーダーは〈猪肉丸粥〉。

豚肉の肉団子が入ったお粥です。
これに「油條〈ユーティヤォ〉」と呼ばれる揚げパンをトッピングするのが中華スタイル。

揚げパンの脂分が優しい味のお粥にコクを与えて相性抜群。
ただしお粥の量が結構多いので、選べる場合は絶対「小」を選びましょう。
値段は小の粥と揚げパンで合計39HK$。財布にも優しいです。
*三元粥品専家の記事はこちら。

「三元粥品専家」のお粥がコスパ抜群で意外とイケる話~マカオの微妙なグルメ⑳~


12位:忠成餃子王の肉砕蛋炒飯と麻婆豆腐

忠成餃子王は名前の通り、餃子のチェーン店。知る限りマカオ市内に4店舗は見かけたことがあります。
私が通うのは北京街に近いこのお店。

料理写真を飾った賑々しい外装が目立っています。
当初は私も大人しくお薦めの五色餃子(五彩発財餃)を注文しておりました。

でも、ある時、炒飯と麻婆豆腐がもっとイケてることに気づいてしまったんです。
まずは〈肉砕蛋炒飯〉。

挽き肉と卵入り炒飯で人参が細かく入っているのが特徴。
マカオの米は少しだけ細長くて、炒飯との相性がいいようです。
そして〈忠成麻婆豆腐〉。

汁気が少ない分だけ辛味が濃縮されて、かなりスパイシー。豆腐もしっかり硬めで好みです。
灼熱のマカオで、汗をかきながら麻婆豆腐を食べると却ってスッキリするものです。

この2品を食べたら、さすがに餃子は無理。やがて頼まなくなりました。
*忠成餃子王の記事はこちら。

「忠成餃子王」の五色餃子の違いが分からない話〜マカオの微妙なグルメ㉘〜



第13位へ続きます。

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