「窩婆美食(cozinha aida)」でマカオの家庭料理・ミンチーとバカリャウを楽しむ〜マカオの微妙なグルメ㊺〜

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マカエンセ伝説のレストラン

今回ご紹介するお店は、マカオのローカル食堂としては最高のレベルです。
店名は「窩婆美食(cozinha aida)」。

元々はマカオ料理のゴッドマザーと呼ばれたaidaさん(アイダ・デ・ヘススさん)のレストラン。
彼女の死去後は、一旦閉店されていたのを他の方が引き継いで再開したんだとか。

10月のマカオ遠征でばったり遭遇したソンツンさんのYouTubeでも2度ほど紹介されている、マカエンセ伝説の店。
場所は、マカオで一番高い場所・ギア灯台のある東望洋砲台の北東、二龍喉公園から徒歩3分くらい。
アクセスは後半で解説します。


再開前は表通り沿いにあったそうですが、閉店時に売却したため、少し奥まった場所に移っています。
営業時間は12:00~21:30。
到着したのは13:45頃だったため先客は2組でした。(ちなみに月曜休業)
店員さんの愛想がよく陽気で実にフレンドリー。中華系の店では味わえない雰囲気が心地よし。
奥のテーブルに通されました。

壁に40年近く前のマカオの風景写真が大量に飾られています。


料理を待っている間も飽きません。
さてさて注文は何にしませう?
メニューが大きな写真付きなので、選びやすいんです。
アフリカンチキンに定評があることは判ってるんですけど、この日は朝食を食べてきているのでパス。

夜ならカレー蟹ですよね。(こちらの料理は時価です。ちなみに170HK$くらいとの情報あり)

マカオのおふくろの味〈ミンチー(免治薯粒)〉がいいかな。

付け合わせは〈バカリャウのコロッケ(馬介休球)〉にしましょう。

まだ陽が高くカジノでの戦いが待っているので、ビールorワインは遠慮しておきました。

↑選んだソフトドリンクは〈sumol ananas(菠蘿汁)〉


【ananas】はパイナップルのこと。ポルトガルのパイナップルソーダらしいです。
2分と待たず、ミンチーが到着。
ライスはデフォルトでセットです。
ミンチーは《マカオの肉じゃが》と呼べる家庭料理で、賽の目切りのジャガイモを素揚げして、炒めた挽肉と玉ねぎを醤油・オイスターソースあたりと混ぜたもの。(目玉焼きを添えることも多いみたい)

ここんちのは揚げたポテトも挽肉も比較的大ぶりで、味はやや濃い目。
挽き肉の大きさとパサつき加減がうまくバランスが取れていて美味しいです。
(このパサパサ具合は作り置きしてあるからでしょう。まぁ、そぼろみたいなものですね)。
テレビ東京の男子ごはんという番組に「老地方」というレストランを経営しているマカオ在住の主婦・アンナさんが出演されて、ミンチーを実際に作られていました。
↓それを真似て私も家で作ったことがあります。

*その時の記事はこちら。~マカオ料理〈ミンチィ(免治)〉を作ってみた【男子ごはんでも再現!】~
個人的な感想としては、味付けにカレー粉を小さじ半分でも使ったら、もっと美味しくなるかなと思いました。
ブログを読み返してみたら、マカオでミンチーを注文したのは、前述の老地方を含め4店舗目。
私の好みでは、アリカレー(亞利咖喱屋)>窩婆美食>老地方>坤記餐室
↓西湾にあるアリカレーのしっとりしたミンチーは絶品でした。

*アリカレー(亞利咖喱屋)の記事はこちら。~アリ・カレーハウス(亞利咖喱屋)~マカオは意外とカレー大国《マカオの微妙なグルメ⑦》
日本人で、ミンチーについてこれだけ熱く語るのは俺だけかも?
続いて、バカリャウのコロッケ。

バカリャウとは干し鱈のこと。
マクドナルドのフィレオフィッシュと同様、欧米では鱈をよく食べますよね。

マカオではコロッケにするのが定番です。

正直、どこで食べても同じ味なのが不思議。
なぜかマカオに来ると注文してしまうんですが、感動したことはないなぁ。
大量に添えられたフライドポテトのほうがサクサクで魅かれます。
全部で会計は143HK$
千HK$札が使えるか尋ねたところ、「使えるけどお釣りはパタカ札だよ」と返答。
クレジットカードをお渡ししました。
※マカオパタカは香港ドルと為替レートもほぼイーブンですが、香港では通用せず、マカオ内のカジノでも使用できません。

窩婆美食へのアクセス

リスボアあたりのマカオ市街地から徒歩だと、小一時間はかかる距離。
公共バスで向かうのがリーズナブルかと思います。
新馬路にいた私は、2番のバスで6つ目のバス停〈鮑思高球場(M46)〉で下車。


右手の赤いフェンスは球場のもの?
このバス停からは徒歩約2分。
他にも2A・6A、18など永寧廣場や二龍喉公園あたりを目指すバスなら、近くまで行けるはず。
(帰りはM61・二龍喉公園のバス停から乗りました)

この看板が目印。
値段も手頃だし、次回は夕食としてアフリカンチキンやカレー蟹を楽しみたいと思います。

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