
マカオカジノの最新営業(閉鎖)情報~2023年6月現在~《熱闘! 海外カジノ・マカオ篇#35外伝》
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2023年6月に3年半ぶりにマカオを訪問しました。
コタイ地区に新しく建設されたIRリゾートの豪華さに驚くとともに、マカオ半島側ではカジノ営業の閉鎖を余儀なくされた店舗(ホテル)もあり、栄枯必衰を感じたことも確か。
マカオのカジノは政策により、ライセンスを認可された運営会社ごとに総テーブル数が決まっていると聞きます。
コタイ地区に新しいIRを作ると、そこのカジノにテーブルを割くためには、古いカジノを閉鎖していくしか方策がないはず。確か昨年あたりに、ライセンス認可の見直しが行われました。それによる運営グループ内のテーブル数の調整があったのでしょう。
40軒あると云われているマカオのカジノでも、総テーブル数は約6千と決まっているんです。。
おそらくこれが近年の閉店ラッシュの答えです。
とはいえ、平場のカジノを主戦場とする私たちにとっては、マカオ半島の古参カジノの営業状況は、今後の訪問回数や宿泊エリアの選択にも影響してくるはず。
最新のカジノ情報をアップデートしてみたいと思います。
最初にお断りしておくと、平場の鉄火場を愛するローベッターの私は、VIPルームのプログラムや、コタイ地区の煌びやかな高レートカジノとは無縁です。
今回も殆どその方面はパトロールしておりませんので悪しからず。
*熱闘! 海外カジノ・マカオ篇#35の記事の方に、多くの方々からコメントを書き込んでいただいております。
ただし、ブログの設定なのか、スマホから入力いただいたコメントはコメント欄に表示されず、返信もできません。私の方では読めているのですが、わざわざメールで返信するわけにもいかないため、この場を借りて謝意をお伝えさせていただきます。
閉鎖(営業休止)されたカジノ
まずはマカオ半島側で閉店されたカジノのリポートから。
私が主戦場としていた《リオカジノ(利澳娯楽場)》。
かつてはこんなケバケバしいネオンに飾られたリオホテル。
サウナや夜総会も内包し、男の遊びの殿堂とも云える場所でした。
それがこんなことに。
カジノの入口が封鎖されています。
聞けば、ホテルの営業は継続されているものの、リオサウナやリオ夜総会も営業を休止。
残念極まりない状況。
さらに私を驚かせたのはこちら。
因縁の《リスボア・クリスタル(水晶宮娯楽場)》の閉鎖!
リスボアホテル(葡京酒店)といえば、数十年前からマカオのランドマークとも云える老舗中の老舗。
カジノも2店舗入っていて、その片割れがリスボア水晶宮。
マカオに通いだした頃は、バカラのミニマムベットが100HK$からあったため、しばしば訪問したものです。
負の人間罫線となって、中国人に追いかけ回され逆張りの集中攻撃にあったり、不快な思いもたくさんさせられたカジノ。
かつての屋外からの入口はこんな感じ。
たぶん同じ場所が、シャッターで封鎖されています。
隣接していたカジノ博物館も閉館されていました。(記念品のキーホルダーを貰いに行ったのに…)
警備員の男性とお話ししたところ、SJMグループのカジノは統合して、他のリスボア系に吸収されたんだと。
サンズの隣りには私のお気に入りだったグランドラパマカオ(旧マンダリンオリエンタルホテル)があります。
そちらも営業がまた替わり、ホテル名が「アルチザン・グランドラパ」に。
ホテルの営業が続いているだけでも有難いこと。
朝食のブッフェで通っていた〈カフェ・ヴェラヴィスタ〉もまだ健在です。
しかしホテル内にあった
《カジノ・イースタン(東方娯楽場)》は閉鎖。
↓こちらは以前の様子。
大昔は「ジーメイ・カジノ」という名前の低価格帯の小規模カジノでした。
数年前には博奕で負けたお婆ちゃんがトイレで首吊り自殺していたという事件もあったような…。
ここもSJMグループだったようで、リスボアに統合されたと説明書きが貼ってありました。
私が社員旅行で宿泊したホリデイイン・マカオ(澳門假日酒店)のカジノも閉店していました。
カジノ名は《ダイヤモンドカジノ(鑽石娯楽場)》閉店!
↓こちらは北京街から見たかつての様子。
↓現在の様子です。ホテルのみ営業中。
近隣のバス通りにマクドナルドやDAISOができたりして、変化の兆しが。
続いて、隠れた人気カジノだった《萬龍娯楽場》閉鎖!
元々は澳門蘭桂坊酒店という名の中堅ホテル。
セミスイートが広くて重宝しておりましたが、いつからか萬龍酒店(ホテルミリオンドラゴン)の名に。
低ベットから遊べるカジノには頻繁に通っておりました。
それがこんな様子。
ホテルの宿泊営業は継続しているようですが、カジノと入口が同じだったため、なんとも言えず寂しい雰囲気。
同じ経営の《ドラゴン・カジノ(御龍娯楽場)》も閉鎖。
2018年あたりにホテルロイヤルドラゴンとともに開業した小規模カジノです。
名前からも判るとおり、十八サウナで有名な、あの金龍酒店の系列。
大陸系中国人で結構賑わっていましたが、今やこのザマ。
シャッターで閉鎖されていました。ホテル営業は継続。
そしてあろうことか、
総本山の《ゴールデンドラゴン・カジノ(金龍娯楽場)》も閉鎖です。
エンペラーホテル(帝濠酒店)と並んで、悪の巣窟のような如何わしいスポットだったのですが、カジノは閉鎖されています。*すみません、閉鎖後の画像は撮影し忘れました。
これで金龍・萬龍・御龍の高美士街3龍カジノは全店閉店。
ちなみに一時休業していた〈十八サウナ〉は営業再開した模様。知らんけど。
如何わしいついでに
《プレジデントカジノ(総統娯楽場)》も閉店。
隣りにリスボア、正面にウィンマカオとスターワールドを迎え撃つ立地抜群のカジノでした。
かつてリスボアホテル(葡京酒店)の地下にいた回遊魚の残党と思える娼婦が、こちらに場所を変え、ホテルの玄関にウロウロしていたのを見かけたものですが、どこに行っちゃったんでしょう?
以上のカジノ8店舗の閉鎖が確認されました。
半島側では、財神やカムペック、クラウンカジノには訪問できなかったため、安否は不明です。
これ以降は2023年6月現在、元気に営業しているカジノの情報をご紹介していきます。
グランド・リスボア(澳門新葡京酒店)
今回のマカオ遠征で最初にチェックしたカジノがこちら。
今やマカオ半島の顔、グランドリスボアです。
コロナ禍前と変わらず、ホテル前ではカジノとは関係ない観光客も含め、昼夜問わず賑わっています。
4階の緑金會を中心にプレイしましたが、バカラのミニマムベットが意外と低いのが目につきました。
200HK$(約3,600円)のテーブルが多数あり、300HK$(約5,400円)がずらりと並んでいます。
近年、VIP客からの売り上げが落ちていて、平場の一般客のシェアが伸びている影響で、裾野を広げる対策の現れでしょうか?
グランドリスボアで気軽に遊べるのは心強いです。
カジノ内に掲示されているPOPを見たら、会員証のデザインが変わっていて、4階のリワードブースで新しいリスボアカードに更新していただきました。
リスボアカジノ(葡京娯楽場)
伝統の葡京娯楽場をリポート。
このネオンを見て心躍らないのであれば、
あなたはマカオに来る資格はない!!
水晶宮はなくなったけれど、こちら側は元気です。正面入口すぐの大小も健在でした。
バカラのミニマムは300HK$から。以前はなかったノーコミッションバカラも登場したようです。
よく考えたら、こちらの会員カードを所有していなかったことに気づき、作成をお願いしました。
こんなデザインだったとは驚き。
サンズ・マカオ(金沙娯楽場)
21世紀のマカオの隆盛の発信源と云えるサンズ・マカオはどうなっているでしょう。
1階のカジノフロアは完全休眠状態。2階もバカラテーブルを少し間引きしています。
カジノスペースが広かったせいもあり、客が少ないと閑散とした印象を与えます。
その分ファンタン(番攤)と大小が増えた印象。
バカラ卓はミニマム500HK$が最小単位となり、300HK$は消失。
1,000HK$以上が多くなっていました。(訪問は日曜日)
基本、ここはノーコミッションバカラです。
ついでに、カードをアップデイトしていただきました。
ウィン・マカオ(永利娯楽場)
マカオ半島の高級カジノも巡回しておきます。ウィン・マカオ(永利娯楽場)へ。
さすがの安定感。コタイ地区の新規参入ホテルにはない独特な高級感が漂っています。
私が好きだったバーラウンジも営業中。
マカオ遠征を始めた頃は、夜の9時前後はたいていここでビールを飲んで、一息ついていたものです。
バカラのミニマムレートは入口近くに500HK$minが気休め程度に1卓。800HK$も数テーブル見かけましたが、基本は3,000HK$前後が主流。
さすがに平場では高レートと云えるのか、客入りはぼちぼち。
ドリンクサービスで、タピオカミルクティーを無料で出しているのはここだけでしょう。私もご相伴に与りました。
カードも古くなっていたので、更新していただきました。
窓口の係員の対応のスマートさも、リスボア系やサンズ系と違うんだよなぁ。
MGMカジノ(美高梅娯楽場)
MGMカジノにも顔を出しました。
華やかさとカジノの広大さは相変わらず。なんとなく心躍る場所です。
百を超えるであろうバカラ卓を縫って探すと、ミニマム500HK$がランダムに4卓ありました。
そこはそこでかなりの賑わい。ただし1,500minが圧倒的に多いような。
テーブルの密度感が丁度いいのが特徴。
会員カードはそのまま有効でした。
スターワールド(星際娯楽場)
ウィンマカオの正面にあるスターワールド(星際酒店)はかなり元気でした。
この界隈では、グランドリスボアとこちらに最も客がいた印象。
ギャラクシー系列で私はあまり馴染みのない場所ですが、巨大カジノの一つであることに間違いはありません。
数多あるバカラテーブルを徘徊して、300HK$minが1台、500HK$minが2台あることを確認できました。
ノーコミッションが殆どで、800HK$あたりの卓が盛況です。
会員カードもリニューアルされていたので、3階のリワードクラブで手続き。
ヴェネチアン・マカオ(威尼斯人渡假村娯楽場)
コタイ地区では、唯一、ヴェネチアン・マカオをリポートします。
画像を見ていただいても判るとおり大盛況。これで金曜昼ですからね。
豪華絢爛さも健在です。
バカラのミニマムベットを調べましたが、以前あった300や500HK$minのテーブルは発見できません。
探せばあるかもしれませんが、主流は1,000~2,000HK$。
毎回2万円を勝負するのは、もはや定期収入のない私には無理。ETG(テレビゲーム)の大小で100HK$だけ遊んで終了。
レジェンドパレス(勵宮娯楽場)
外港フェリーターミナルの隣りにあるカジノ。
いつまでたっても集客が進まないフィッシャーマンズワーフ(澳門漁人碼頭)内です。
ホテル&カジノは2017年2月オープンなのでまだ綺麗。
ところが、日曜の昼間なのに閑古鳥が鳴いています。
入口に近くに設置されていたスロットマシンやETGが、全て閉鎖されているのが目につきました。(この配置はいかんよ)
次に潰れるならここかなぁ?
テーブルゲームでも、僅かにあったファンタン(番攤)と大小が休業中。
そして節電対策か、照明が以前より暗めです。室内の明るさが好印象だったのに。
バカラはミニマム200と300HK$が半数以上を占めています。
コミッションの有無が混在していて、ブルーのマットがノーコミッションバカラ。
1フロアの奥の方に500・1,000HK$minが押し込められた印象。以前の萬龍カジノと似たような配置です。
中華度が上がり洗練されたイメージ戦略が薄れ、対面にある海立方に近づいた印象。
ドリンク配給所でも、英語が通じなくなっています。
「Milk tea」が通じないのはヤバくない?
窓口で確認したところ、会員証は以前のものがまだ通用していました。
なんのメリットもないけど。
オーシャナスカジノ(海立方娯楽場)
フェリーターミナルから濡れずに行ける海立方(オーシャナスカジノ)は相変わらず凄い人。
どんなに混雑しようが、よせばいいのにコミッションバカラを貫いています。
バンカー(庄)が勝った時は5%引いて渡すから、客が多いと大変なことに。
私がここで賭ける際はチップのやりとりの時間が苦痛で、どうしてもプレイヤー側に賭けたくなって調子が狂います。
バカラのミニマムは300HK$から。
2階にはノーコミッションのバカラ卓もありました。
以前は帰りのフェリーの待ち時間に寄りましたけど、現在はその価値もなくなりましたね。
この会員証を所有していますが、通用するかはリワードクラブが見当たらず不明。
ハイアライ・カジノ(回力娯楽場)
海立方とは回廊で繋がった回力娯楽場。
2018年あたりにリニューアルし、まだ新しい建物です。
回力と言えば、マカオに米国資本が入っていなかった頃(~2006年)はカジノだけでなく、ホテルに夜総会やサウナが同居した男の殿堂と呼んでいい場所でした。
*日本から進出したパチンコ屋が入っていたという噂も。
今ではすっかり清潔で無味乾燥な建物に変貌してしまいました。
さて、現場の様子。
2階のカジノフロアは閉鎖され、1階だけで運営。照明もなんだか暗めです。
ただ日曜だけに客数は多め。隣りの海立方並みに混みあっていました。キャパシティを絞って上手に営業しているって感じです。
バカラのミニマムは200HK$からで、コミッション有り無しが混在していました。
3階あたりに中国式麻雀のテーブルがあると聞いて探してみたのですが、フロア自体がもぬけの殻でした。残念。
ラルクマカオカジノ(凱旋門娯楽場)
スターワールドの隣り、ウィンマカオの正面にあるカジノ。
パリの凱旋門を模した外装が目立っています。
中に入ると残念ながら2階は閉鎖。
1階はミニマム300HK$~のテーブルがたくさん並んでいます。
客入りはぼちぼちで、基本はノーコミッションバカラ。
昔あったミニマム100HK$でカードが絞れないバカラ卓はなくなっていました。展開が早すぎて面白くはないんですけど…。
微妙にカードデザインが変更されていたので、ここでもアップデート。
ランドマーク・カジノ(置地娯楽場)
最近目立っている宋玉生公園近くのカジノ。
見るたびにケバケバしい装飾に変貌し、悪目立ちしています。(マカオのアパホテルと陰で呼んでいます)
従来の3階以外に1階にもカジノが設置されていました。
そして少し雰囲気が違っています。
3階は以前のままの客層で、薄暗くダダっ広い体育館の様相もまま。
ファラオ・カジノ(法老王娯楽場)の名前ではなくなったものの、巨大なオブジェは残ってますね。
↑一転して1階は照明も明るく活気を感じます。
バカラのミニマムは200HK$が多く、ノーコミッションが優勢。
もっと昔は入場時に会員カードの提示を求められましたが、最近はカードブースすら見当たらず。
2階にあったナンバーワン・サウナは改装中でした。(行ったことないけど)
ポンテ16カジノ(十六浦娯楽場)
ポンテ16カジノ(十六浦娯楽場)へ。
驚異の客数と客層の酷さは、以前と全く変わりなし。
珠海とのボーダー(国境)に最も近いカジノなので、大陸系中国人の比率が極めて濃い場所。
なぜか昼間でも薄暗く、テーブル上の掲示板も読みづらいのが難点。なんかモヤってる。
視力の弱い私は10分で頭痛がしてきます。
バカラのミニマムベットは300HK$から。潔く全てノーコミッションバカラです。
(そうでもしないと、テーブルを何重にも取り囲んだ客を捌けないはず)
海立方と並び、客の密集度が高くて(特に土日)は全く落ち着かない施設です。
いつのまにか会員証を作っていたようです。
窓口があまりにも混んでいて、今も通用するかは確認できず。
ワルド・カジノ(華都娯楽場)
前からそうですけど、すえた臭いが漂う薄暗いカジノ。友誼大馬路沿いにあります。
ミニマムは300~1,000HK$。
地上階(GF)はバカラ15卓で、すべてコミッションバカラの様子。
中2階は閉鎖されていて、上階(日本でいう2階)はテレビゲームに支配されていました。
寂れたゲームセンターみたい。
かつては入口に全バカラ卓の罫線が一望できるマルチモニターが設置されていましたが、今回は見つけられず。割と閑散としていました。
カサレアル・カジノ(皇家金堡娯楽場)
今回の遠征で私が宿泊したカサレアルホテル(皇家金堡酒店)の1~2階にある施設。
小規模カジノですが馬鹿にしたものじゃなく、
金曜夜ながらグランドリスボア以上の激混み。
私としてはここでプレイするのは5年振りで冷やかしで入ってみたところ、ツラ目が頻出しているわけでもないのに、なかなか席が空かないような状況。
バカラのミニマムベットが200HK$(結構、卓数あり)で、外張りの客も含め賑わっています。
思うに、高美士街周辺の同レベルのカジノが数軒閉鎖された影響で、客が集約されて一時的に増えている可能性がありますね。
全てのテーブルが、バンカーが勝つと5%引かれる、いわゆるコミッションバカラです。
以上が2023年6月のマカオカジノリポートでした。
「熱闘!海外カジノ・マカオ篇」の遠征日記以外の詳細記事も概ね書き終えてしまうと、またすぐにマカオに旅行したくなるから不思議です。暑かったし雨も多くて、帰国した時はほとほと疲れ果てていたのに…。
マカオのカジノも新陳代謝が進み、業界再編が行われたということでしょう。
それはそれで順応しなくてはと思います。
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