熱闘! 海外カジノ・マカオ篇#36《大リーグボール2号と風まかせは雨に弱い!?》~2023年10月~

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▶ 目次
1日目:3年半ぶりの香港エクスプレス
2日目:しっかりカジノ巡り
3日目:凱旋門カジノで起死回生?
最終日:起死回生の大逆転を目指せ

1日目:3年半ぶりの香港エクスプレス

6月中旬以来のマカオ遠征は、2023年10月15~19日の日程となりました。
かなり長文となりますので、マカオ到着後のくだりから読みたい方は、こちらからジャンプしてください。
前回は雨季であり5泊6日の日程だったため、猛烈に疲れた記憶が残っています。
しかもマカオ直行便の澳門航空は現地では楽でも、神奈川県三浦市に住む私からすると成田空港へのアクセスはまさに関東縦断。空港への鉄道の旅は辟易としました。
そんな反省を踏まえ?、今回は3泊4日、羽田発の香港エクスプレスを選択。

2020年1月以来のUO625は6時35分発の早朝便。
手慣れたものですが、空港への到着が4時頃になるため、クルマで向かうことが必須となります。(今回は4日間なので8千円弱の駐車料金がかかります)
心配だったのは第3ターミナルの混雑状況。
夏休みシーズンを過ぎたとはいえ、土曜深夜の空港駐車場の最近の空き具合がわかりません。3週前くらいから毎土曜の夜中に羽田空港公式サイトの混雑情報をチェックしていて、日付が変わる時間帯に概ね空車になることは確認済み。
ただし10月上旬から3階のフロアが工事に入り、パイが減るとの情報が。
電車で空港へ向かって6時間以上待つのは嫌だったので、ある意味ギャンブルでした。
これが10/14の夕方18時頃の混雑状況。

第1と第3ターミナルはまだ満車。
この後、京急の終電が終わる22時の段階でも第3ターミナル駐車場だけは〈満車〉のままでした。
万が一、行ってみてとんでもなく空車待ちのクルマが並んでいたら、代替手段はほぼなさそう。
不安な気持ちで、空港サイトを頻繁に更新していました。そして23時を過ぎたあたりで幸福のサインが。

いつも通り、P5駐車場も〈空車〉の表示に替わりました。


準備万端で家を出たのが午前2時ちょい過ぎ。2mm程度の雨模様。
普段なら運転に戸惑うことはないのですが、我が家の周囲が予想以上に暗くて、一般道の車線が見えず冷や汗の連続。ハイビーム燈火でしかも制限速度をしっかり守って、羽田空港第3ターミナルにたどり着きました。
香港エクスプレスのチャックインカウンターへは午前3時30分に到着。

10人ほど待ち人がいましたが、オンラインチェックインの列は私が先頭で、わずか2分でボーディングパスを入手。
※ここで疑問なのは、オンラインチェックインを推奨しているにもかかわらず、乗る前には紙の搭乗券と交換してもらわなければならないこと。
出国審査や荷物検査はスマホのデジタル搭乗券でも問題ないのですが、飛行機に乗り込む前に航空会社のゲートで紙の券を出力しているようなんです。(例えば日本国内線ではそんなの必要ないはず)
そのため、搭乗時間の締め切り前に、それを知らないオンラインチェックイン済みの客を何名も呼び出しをかけて探し回っているわけ。
機内持ち込みの荷物の制限ルールも厳しくチェックしているみたいだし、それなら必ずチェックインカウンターに寄らせればいいのにと思います。(荷物を預ける人はカウンターに寄るでしょうけど、手荷物だけの人は並びたくないから、そのまま搭乗ゲートまで行っちゃいますわね)
すみません、長くなっちゃいましたけど、搭乗時刻まで1時間半ほど空いたので、食事をしておきます。
第3ターミナルといえば「六厘舎」

ここでは〈特製つけめん〉一択です。

麺が茹で上がるのに15分近くかかるため、いい時間潰しになります。
待っている間に、この旅で使うSIMカードの切替えを実施。

↑今回はタイの通信会社AISから発売されている2FLYを、アマゾンで1,850円(税込)でゲット済み。
このSIMの凄いところは、日本を含めたアジア14か国で通信可能という事。
パッケージには5Gと書かれていますが4G/3Gにも対応して、8日間6GBまで行けちゃいます。
電話回線での通話はできないものの、それを除けばまったく無問題。私のスマホ〈OPPO AX7〉でもばっちり繋がりました。
6月の遠征では3マカオのSIMを購入しましたが、マカオのSIMは面倒な実名登録が必要で、アクティベートもマカオに着くまでできないはず。(マカオ内で通話は可能)
AISについては日本にいるうちに設定ができて、羽田空港でも
(家からでも)繋がってしまうので、気分的にめちゃくちゃ楽ちん。
香港経由の旅となる今回は香港のみならず、港珠澳大橋の地図上は中国本土となる位置でも電波を拾っていました。(通信会社をahamoに替えれば、SIMを買わなくても海外で繋がるみたいですね。でもOPPOの機種は電波の帯域が合わず未対応…。)
ということで、スマホを買い替えるまではこのSIMカードをリピートします。
*AISのSIMカードについての詳しい記事はこちら。~アジア周遊の旅で使うSIMカードは〈AISの2FLY〉がおすすめ~
すみません、長くなりましたが、羽田発香港行きのUO625便は、予定通り6:05に搭乗開始。
客の入りは8割ほど。

驚いたことに25列目を選んだ私の周りは空席だらけ。

3,000円の別料金がかかる足元広めのスイートシートは6席とも空いてます。
さらに私の前列3席も誰も座っていません。(私の隣りも誰も来ず)

CAさんが私に「前に移って3席分使っていいよ」とお声がけいただき、移動。肘掛けを上げて、寝っ転がりながらのフライトとなりました。
こんなことで運を使いたくない!
そんなわけで6:35に離陸。香港国際空港への到着は10:20。

最近はLCCも空港ビルに直接入れるみたい。(結構歩かされますが…)
日本は雨でしたがこちらは晴天。気温は26℃。
今回はある目的があって、ここを目指しています。

そう、香港空港と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設を直結する《クロスボーダーバスサービス》が8/30から営業開始しているらしいんです。(簡単に言えば、香港に入国手続きしないで、マカオに入国できる直通バス)
それを確かめるために、スカイピア(制限エリア内搭乗口)に繋がるチケット売り場を探します。
以前よく使ったマカオフェリーターミナル行きの乗船券の販売カウンターの奥に、バスのチケット売り場を見つけました。

そこにはこんな看板が。カウンターには私の他に2組がいるだけ。
丁度、日本人の旅行者がいたためチケット代を訊いたら、片道250HK$(約4,800円)とのこと。割と高い。

売場のオペレーションも慣れていないみたいで、結構時間がかかっています。航空機内に預けたスーツケースの自動受け渡しもやっているらしく、その連携が大変そう。
先客がインド人とおぼしき家族連れ。悪い予感がしておりました。
私の番が来たのは10分後の10:50。

時刻表を見ると、次のバスは11:30。
と思い込んでいたら、
提示されたバスの発車時刻は12:30。
さっきの日本人客は11:30と言われていたのに…。インド人家族7人のおかげで定員オーバーになったのだろうか?
入国審査もそうですが、異国人の列でインド系の後ろに並ぶと良い事がありません。(すみません、偏見です)
1時間半もここで時間を無駄にしたくないし予定変更。
香港に一旦入国して、香港口岸から越境バスに乗るとします。
ここで私のe道(e-channel)が威力発揮。

↑このバーコードがパスポートに貼ってあるおかげで、入国審査で並ぶ行列を横目に、香港居住者と同じように訪問客用の自動化ゲートが通れるわけです。
こちらは全く並んでおらず、下の入境カードの記入・提出も不要。指紋をスキャンされるだけで20秒とかからず、入国審査を通過できました。

来年の11月にはパスポートの有効期限が切れるため、再申請が必要になりますが、それまではこの特権を享受しましょう。
*香港のe道(e-channel)の申請に関する記事はこちら。~香港国際空港でe道(e-Channel)の登録に成功!《海外旅行快適化計画③》~
香港側の出国ゲートとなる「港珠澳大橋香港口岸」へは空港からB4(運賃9HK$)のバスで約10分。
※今回の為替レートは、1HK$=約19.0円

バス停も以前と同じ場所。

11:30に到着。マカオ側の「港珠澳邊検大樓」までのバスの運賃は65HK$(約1,235円)。

↑これが券売機のタッチパネル。支払いは香港のSuica「オクトパス(八達通)」が便利。

私が乗ったバスは2階建てでした。座席は自由席。

11:53に香港口岸を出発して、マカオの入境施設へは12:35着。


ここまでかかった費用は74HK$。(約1,400円)。
今後、250HK$(差額約3,400円)払ってダイレクトで行けるルートを選ぶかは微妙ですね。だって市内へ直接行ってくれるわけではないしね…。
マカオの入国審査の際に渡されるこの紙っぺら。

ホテルのチェックインの際に必ず必要となりますし、もし紛失すると警察での再発行を求められますので、大事に保管してください。
港珠澳邊検大樓から市内へは、公共バスを使います。

半島側へ行くならリスボア前で停まる101X、外港フェリーターミナル経由でコタイへ向かう際は102Ⅹを使います。

もちろんタクシーでもOK。
私を乗せた101Xは12:53に発車。

宿泊ホテルに向かうためポンテ16前の「栢港停車場」で下車します。
結構混むルートですが、途中のバス停7つを挟み、約30分(13:20)でマカオ市街地へ到着しました。
*香港空港からマカオ市街地への港珠澳大橋を使ったルートは、こちらの記事で詳細解説しています。~港珠澳大橋横断レポート(香港~マカオルート完全解説)《海外旅行快適化計画⑧》~

今回の宿泊はカラベルホテル(卡尔酒店)。

大馬路がポンテ16に突き当たる火頭船街の通りから、一本入った裏通りにある三角形のブティックホテル。
上空から見るとこんなカタチ。

今回が初めての宿泊となります。

スタンダードダブルルームに3泊で、2,270HK$(約43,000円)。
北京街あたりのリオカジノや外港フェリーターミナルに用がないなら、内港エリアの方が便利かも? それが選んだ理由です。
浴槽がないのと、部屋が20㎡程度でやや狭いのを我慢すれば、OK牧場でした。
ただし、フロントでチェックインの手続きは済ませたものの、部屋に入れるのは15時以降とのこと。
マカオ在住の友人と待ち合わせしていたので、荷物だけ預けてランチへ向かいます。
26Aの公共バスでコタイ地区へ。タイパの外れで下車し、念願のLRT(澳門軽軌鉄路)に初乗車します。

マカオ半島への延長が待たれる《ゆりかもめのマカオ版》です。
※前方の窓から動画を撮影したはずが、不覚にも録画開始ボタンと終了ボタンを逆に操作しており、何も撮れていませんでした。

ロンドナーに向かっていたのに、だいぶ手前の「排角」という駅で友人が降りようと言いだし、屋外に出てみたら目前はギャラクシー。(食べたいものが決まらず不機嫌だったため、ギャラクシーの画像がありません)
繋ぎで「喜茶」というジューススタンドに寄ったら、マンゴースムージーごときで15分待たされ、さらに不機嫌。

ノーアイデアでギャラクシーホテル内を周遊していても、良さげな飲食店は混んでいて入れません。
氹仔(タイパ)の下町エリアへ移動することを提案し、官也街へ。

何かのテレビ番組で知ったのですが、埋め立て地であるこのエリアは海底の巨岩を撤去せず、そのまま残す風習があるそうです。ちなみにこれは〈海鏡〉と名付けられた岩。邪魔ではないのかね?
ローカルフードが食べたいとリクエストしたら、6月にも訪問した、まさかのタイ料理屋へ案内されました。

確かにローカルな雰囲気なんだけど…。

俺はカオマンガイなんか食いたくないのに…。

一旦、半島側のホテルに戻り、部屋で荷解き。そして歩き疲れたのでしばしの仮眠。

宿泊先は十月初五日街の近く。たしか土日は夜市が開いているはず。
20時に起きて《康公夜市》を散策に。

新馬路から十月初五日街に入って100mほどは車の通行が不可となり、飲食や遊戯の露店が続いています。

台湾やタイの夜市をイメージしてはいけません。歩いている客は地元民が多く、店の数も大したことがありません。
日本で言うなら、小さな田舎町の縁日の規模。


ここで買ったのは〈台式木瓜牛奶〉という謎のドリンク。

訳すとすれば【台湾式パパイヤミルクティー】ですかね?
なんかよく分からん味でした。
ここで食事する気にはなれず、新馬路を渡って福龍新街へ。

最近、歩行者天国(早朝から深夜1時まで)になったとか。

カジノ運営会社のウィンがプロデュースして、この通りの活性化を任されているんだとか。
ところどころに、SNS映えを意識したマスコットが置かれているのも、企画の一端でしょう。元広告屋からするとやや安易。

食事はマカオ料理にしました。

店名は「福龍葡國餐(Dragon Portuguese Cuisine)」。
福隆新街では「佛笑楼」と並び、人気のポルトガル料理店。

日曜20時半でまずまずの客の入りでしたが、予約なしで2階に着席できました。

注文したフードは5品。
マカオ料理の定番と言えば〈アフリカンチキン〉

ソースの色からして、チリの割合いが少なめで、カレーっぽい味を微かに感じました。

骨付きチキンがしっかり焼かれていてなかなか旨し。
最近〈ダックライス〉にもハマっています。

ライスの中に混ざったダックのほぐし身と、お焦げになったご飯が絶妙のバランス。

ただし、どこで食べてもそれほど味が変わらない気がします。まぁそれだけ安定した旨さかと。
マカオは〈あさりのワイン蒸し〉も美味しいです。

前菜でクラムチャウダーのスープも注文しました。

店内の照明がアンバーめなので、露出が足りなくて撮影に苦労します。(SNS映えを考えたら、もっと明るくしたほうが喜ばれるんじゃないかな?)
グリーンワイン(VINHO VERDE)といえば〈CASAL GARCIA〉です。

ライトな白の発泡ワインですが、フルボトルで2/3くらい飲んだら、ベラ酔いしました。
マカオのこのてのレストランって、ちょっと硬めのパンが美味しいですよね。

最後にプディングをいただいて終了。

お会計は700HK$くらいだったと記憶しています。(酔っ払っていて不明瞭)
*福龍葡國餐の詳細な記事はこちら。~福隆新街でポルトガル料理なら「福龍葡國餐(Dragon Portuguese Cuisine)」も試してみましょ〜マカオの微妙なグルメ㊹〜
店を出て小一時間ほど散歩して、ホテルに戻り就寝。
この日だけで19,382歩、距離にして13km歩いているため、もうカジノへ行く体力は残っていません。

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  • コメント ( 2 )

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  1. KazeMakase

    えあーず様
    コメントありがとうございました。
    マカオは暑さが和らいできて、いくらか過ごしやすくなりました。ただ円安が…。
    香港やマカオのラウンジは以前と同じです。ただプライオリティパス、今後も必要かは微妙ですね。
    楽天カードは条件改悪が続いていますから、プレミアムカードもいつか保険が自動付帯じゃなくなりますよ。
    香港競馬は日本の有力馬が参戦してくれれば盛り上がるんですけどね。

  2. えあーず

    お疲れ様でした、楽しく読ませて頂きました。
    カジノは残念でしたが、マカオの空気を沢山吸って充実した雰囲気が伝わってきました。

    LCCでCAさんから声掛けしてもらっての3列独占も貴重な体験ですね!
    私もいつかゴロンと横になってみたいものですw

    ラウンジはこの間の使ったマニラでもしょぼくなっておりました。
    昔のように戻る日は来るのでしょうか。
    年数回使えば、利用付帯なしでも保険がOKなので楽天プレミアムは継続でしょうか。

    12月の香港競馬はガツンと当たる事を祈念しております。
    あ、香港競馬と言えばコンフィデンスマンJPロマンス編を思い出します。
    竹内結子さん似の美人さんに会えると良いですね、なんちゃって。
    ではまた!