
熱闘! 海外カジノ・マカオ篇#43《最後の夜に一発勝負。10万円勝ちは果たせたのか?》~2025年3月~
4日目:10万円勝ち達成のカジノはどこにする?
起きたら部屋がやけに寒いんです。
それもそのはず、エアコンを21℃に設定したまま寝落ちしておりました。あまりの寒さに二度寝して11時に起床。
マカオにしては珍しく外気も極寒の条件で、気温15℃にして微雨です。
朝食は遠出をやめ、北京街の「新康記珈琲美食」という食堂に初見参。
数日前から目をつけておりました。
オーダーは〈モーローチキンライス〉と〈アイスレモンティー〉。
セット料金適用で46HK$と安いです。
しかも日本人だと分かると店主がやってきて、オーダーを取りにきてくれました(日本語が堪能だったわけではないけど)。接客も含めリピート必至。
*詳細は別記事でアップ予定。
暖をとるため、ホテル近くの珈琲スタンドでモカのホットを注文。
32HK$とややお高め。でも有難や。
リオホテル横のパン屋・「麦芽堂」で菠蘿包(ボーローバウ)とマンゴージュースを最後の補充。
13時にマカオ航空のオンラインチェックインが可能になるとネットに出ていたものの、アクセスするとどうやら14時かららしい。当てにならん。
14時を待ち、グランドリスボア4階カジノの徘徊を開始します。
なんとなくバイインしたミニマム300HK$のバカラ卓で連勝スタート。
夜の一発勝負を考えると、がっつり賭ける気にはなりません。見をまじえ3勝1敗で、ここでも+600HK$。
累計はついに3,600HK$、68,900円の浮き。
負けて帰国することはないラインを確定させました。
そういえば、オンラインチェックインの作業中にKさんが現れて挨拶したんですけど、どっかに消えちゃったようでお見かけしません。どこ行ったんだろ?
帰り際に興味深いシーンに出くわしました。
私がぶらぶらしていた時に、人間罫線と見定めた絶不調男2人の直接対決が発生したんです。
他に誰もいない300HK$minのテーブル。
プレイヤーに賭けた若い方は最初の2枚が8+3。そして3枚目は9。合計は0です。
バンカー側に張った年配のオヤジは3+7、絵札と10以外なら勝てる展開で、10の札を持ってきました。
結果0vs0で勝負つかず。
負のオーラを纏った男たちの恐るべき運の弱さ。絶対、最後も絵札を引いてくるだろうと思わせたもんね。
これからは最後の一撃のために戦士の休息の時間。
その前にどこで勝負するかを考えねば。
ここまで調子の良かったグラリスが常道に思えますが、私は常々…
「Wynnで普通に戦える男になりたい」とか
「MGMマカオこそ、私のマカオの原点」などと発言してきました。
ある意味、私の夢を叶える場面でもあるわけです。
グラリスからその足で、雨に濡れながらWynnとMGMを巡回して、様子をチェックして帰りました。
どちらもバカラ卓はミニマムが500HK$からで、1000や1500HK$の卓もうじゃうじゃあります。
ここで10万円勝ちを突破するためのベット額をシミュレーションすると、
現状は3,600HK$の浮き。
本日3/6の為替レートは1HK$=18.988円。
10万円を超えるためには、切り上げて累計で5,300HK$を超える必要があります。
ということは…
1,700HK$の一発勝負に勝てばいいんです。
懸念すべきは、できれば自分でカードを捲りたいわけで、夜のWynnとMGMの低レートのテーブルで、1,700HK$ぽっちでオナーをとれるかどうか。
比較的客が多い、夕方前のMGMを巡回しながらそれを思いました。ミニマム1000や1500なら誰もいない卓もあるものの、良い出目のテーブルは概ね客が群がっているよなぁ。
私の第一候補はMGM、タイミングが合わなければグランドリスボアに移動しようという考えに一応落ち着きました。決戦の時刻は21時を予定。
御龍酒店に戻り、シャワーを浴びて決戦まで待機です。
Kさんと夕食を共にする約束をなんとなくしていたものの、事情を説明し遠慮しました。まぁ様子を見に来ると言わないのも彼らしいわけで。
深夜近くから雨が強くなるという予報に気づき、前倒しで20時半にホテルを出ます。
すでに雨が本降りで、澳門理工大のバス停でMGMに行くための23番を10分以上待ったのに、いっこうにやって来ず。
MGMはやめておけという暗示かも?
次に3番か10番のバスが来たらグランドリスボアに行こうと決めた途端、外港方面から3番が到着しました。
そして21時、グランドリスボア。
カジノゲート前のスタンレー・ホーさんのブロンズ像に懇願して4階・緑金層へ。
手前のミニマム500HK$のテーブルで1万HK$をチップに交換。
(1,700HK$しか賭けないなら、こんなにチップを持たなくていいだろうと思いがちですが、やっぱりドーンと持っていないと周りも遠慮してくれないわけで)
15分程かけて、ここぞと思う罫線を探して徘徊します。
1,700HK$を賭けるので、いつものミニマム300HK$の卓を選ぶ必要はありません。そういう意味では選択肢も広く比較的空いています。
結局、両替した最初の卓がピンときました。8番席に着席。
その時の開局以降の出目のパターンはこんな感じ。
庄閒のテレコの後、庄(バンカー)のツラ目が8回続き、その後に閒(プレイヤー)と庄の4連続が3列発生しています。そして庄に切り替わっての2手目。
誰がどう考えても庄(バンカー)ですがな!!
ここで逆張りしているようでは、バカラなんかやってられません。
当然のごとく庄に1,700HK$置きました。
不思議なことに満席の中国人たちはあまり反応しません。閒(プレイヤー)に賭ける輩もいたほど。
どうやら庄は私がオナーです。
そしてカードが配られ、先に開ける閒(プレイヤー)は4と5で合計9。
負けを覚悟したところ、私のカードも絵札と9。引き分けです。
挫けず私はそのまま庄へ。あり得ないことにここでも閒は9で、庄の私も8とAで9の和(タイ)。
ドラマチックな展開と云えば聞こえはいいですが、徳俵に両足ついて持ち堪えているような状況です。
他の客たちもナチュラル9で踏ん張る私に乗ってきました。
3度目の戦いも私は庄に1,700HK$置いたまま。どうやら私を超えるベット額がないようで、私がオナーで全員が庄に張っています。
カードが配られ、庄の私は手が落ちて、絵札と4。
誰も賭けていない閒のカードは8と2。合計0で庄(バンカー)が有利な条件。
3枚目のカードが閒(プレイヤー)側に配られると…、
なんと絵札(確かJack)でブタ。
このケースでは庄は3枚目のカードを引く必要がありません。
合計4で庄(バンカー)の勝利が確定!!
2度の引き分けを挟み、3万円を超える私としては高ベットの一戦を勝ち切りました。
絵札の後に4を持ってきたときは絶望を予感しましたが、勝つときはこんなものかも?
1,700HK$増やして、私の手元は11,700HK$。
4日間の累計5,300HK$で10万円を500円ほど超える勝利です。
チップの張り取りが終わり、次の3ツラ目も私が庄に張ることを期待する視線を感じましたが、そこはクールに無視。
自分のチップを数えながら見物していたところ、最初の2枚で庄は7、閒は5。3枚目に閒に3のカードを引かれて、ツラ目が途切れました。
隣りに座った中華女子が一瞬、《先が読めるの、この人?》という尊敬の視線を向けていたような。
去り際に「加油(ジャーヨウ)」と皆に挨拶して立ち去ろうとしたら、珍しくディーラーも大爆笑していました。
1階上の日夜珈琲室に向かい、遅い夕食をいただくことに。勝利の晩餐ですな。
注文はポークチョップライスとバニラソフトクリーム。
ウェイトレスに「アイスは食事の後でいいか?」と訊かれ、「先にして」と答えたら思い切り笑われました。
《なんだ、この爺さん?》という感じなんでしょう。
180HK$の会計で、給仕してくれたウェイトレスにチップを30HK$渡したら満面の笑みを返されました。
幸福はお裾分けしなきゃね。
*「日夜珈琲室」ポークチョップライスの詳しい記事はこちら。
グランドリスボアを出たら雨が本降りです。
でも対面に聳えるリスボアも、こんな時は美しく目に映るもの。
まだ23時前ですが、明日のフライトが早いので荷物を片付けにホテルに戻ります。
最終日に続きます。
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