熱闘!海外カジノ・マカオ篇#0《序章》
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きっかけは2013年12月の社員旅行
マカオといえば、香港への旅行のついでに、日帰りで半日観光するオプショナルツアーの定番のような存在。
今回のわが社の社員旅行はなぜか、「心躍るネオンと欲望の街・男の殿堂マカオ3日間」という2泊のマカオ滞在ツアーでした
マカオに渡るのが2回目となる私は、到着直後の食事会ももどかしく、後輩を連れてネオンの森の中に溶けていきました。
半島側は、世界遺産に事欠かないポルトガルの風情残る素敵な街なのですが、観光はまるでしたことがありません。
もちろん十数回の訪問を繰り返した現在は、いんちきガイドなら楽勝で勤まる程度には、澳門の観光にも精通しています。(媽閣廟とペンニャ教会とコロアン地区は未体験ですが…)
MGMマカオやグランド・リスボアのカジノの巨大さに圧倒されながら、マーチンゲール法を駆使(負けたら倍の賭け方)して、大小で10万円以上の勝利をおさめ、同僚の羨望の眼差しに愉悦を得るわけです。
ある意味、100~200HK$(1,500〜3,000円)程度の賭け額で、一度に5万円以上勝ったりするわけですから、今思えば大したものです。
まさにビギナーズラック!
そう言えば、リスボアホテルで「回遊魚」のモンローウォークを見かけたのも、この年が最後です。
翌年12月も社員旅行は韓国・済州島
次の年の職場旅行も男の娯楽場と云える島となりました。
当社は、建設会社や不動産会社ではなく女性にも人気の観光産業のトップを走る企業の関連会社。
まあ、済州島はいくつかある旅行先の選択肢のひとつで、社員200人が一丸となって、済州やマカオに乗りこんでいるわけではないのですが…。
済州グランドホテルを本拠地として、ルーレットに時間を費やし、今回はモンテカルロ法(3倍の配当に有効か賭け方)で成果を挙げました。
またバカラに手を出したのもこの機会が初めてで、以降、私の専門種目となっていきます。
そして帰国間際の大小の卓。
前々夜はここで小に賭け続けて1勝14敗の大敗北で痛い目に遭っています。
今回は元手約5千円で始めます。
大に5万₩◎→大に10万₩◎→大に20万₩◎→大に40万₩◎
パーレー法(倍々賭け)で4連勝。
当然、私は全額80万₩(約8万円)を大のポジションにステイ。
観衆が集まってきて、血が沸き上がってくるのを感じています。
ディーラーが新人の女の子だったようで、彼女もまた緊張している様子。
突如、先輩のディーラーを呼びに行き、ピットボスまでやってきて、何か耳打ちされています。
私としても、ここは意地を張らず「大」のツラ目など止めて、「小」に乗り換えちゃったほうが得策かと頭を過ぎります。
でも同僚も集まってきちゃってるし、ここは男を見せるしかないか…。
賭けるサイドは「大」のままステイ。
さて結果は?
ダイスの合計は10を超えず…、何度足し算しても「小」。
山のように積まれたチップは、ディーラー側のチップボックスに回収されていきました。
大小を始めるまで、3日間累計で約8万円負けていたため、最後の聖戦を控えてれば、チャラだったという結末。
まぁ、あの場面で勝っていたとしても、調子こいて負けるまで倍々ゲームを続けていたので、同じ結末なんですけど。
この済州島でのチップスリルは、それ以降の私の人生を変えてしまったのかもしれません。
※今、思えば、マカオでは8万円(約6,000HK$)のベッティングなんて(私ではなく他のお客さんの中では)珍しくもなんともないのですが…。
大王製紙の井〇意×氏が憑依したわけでもなく(そもそも賭ける金額が1万倍くらい違う)、それまでウィンドサーフィンに余暇の大半を費やしてきた50歳そこそこの私の人生が、マカオを主とする海外カジノ旅行にシフトしていくことになります。
2015年9月の夏期休暇を起点とする「熱闘!海外カジノ」を、2018年1月に至る現在まで、20回に渡り記録していきます。
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