法事の後はやっぱり鰻でしょ?~愛知県春日井市「鰻処 まえの」〜にっぽん鰻旅【第38弾】
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法事の後は、鰻が定番
母の逝去が3月にあり、実家のある名古屋で喪主を務めました。
葬儀や四十九日など、法事の後の食事は何がいいと考えた時、やっぱり鰻は外せません。
実際、お葬式の後は親戚・知人12人を引き連れ、名古屋市東区で有名な「うなぎの西本」でひつまぶしを振舞いました。
ポケットマネーで6万円近い金額を払ったのは財布に堪えたものの、母が世話になった人々が喜んでくれる表情を見られるだけで、よかったと思えます。
お寺の大広間で食べるなら寿司が定番でしょう。でも、皆で店に出かけて食べる場合は、鰻屋の方がぴったりくる気がしました。
西本のひつまぶしは3杯目のお茶漬けで、片栗粉の入ったとろみのあるお出汁を使うのが特徴の〈あんかけひつまぶし〉が名物。
ブログで紹介しようか迷ったものの、さすがに葬式の後で写真を撮りまくるわけにもいかず、記録が残せないまま。
少年時代から親に連れられ通っていた鰻屋なので、近いうちに再訪して掲載したいと思います。
四十九日の後は春日井の「まえの」へ
5月の四十九日の法要は、我が家のお墓がある愛知県春日井市のお寺でおこないました。
妹夫婦と叔父さん夫婦と一緒に、帰りの食事で入ったのはやはり鰻屋。
訪れたのは「鰻処 まえの 瑞穂通店」。
たまたま妹の旦那さんが知っていたお店で、創業67年の鰻専門店だそう。
国道19号線から裏道に入ると、駐車場が見えてきます。
ピンク色の看板が目印。
10台以上駐められる駐車場は、東京にはなかなかありません。
こざっぱりした入り口です。
老舗のこだわりが垣間見えます。
GW中の5月4日だったとはいえ、まだ11時30分前だったため、予約なしでテーブル席が確保できました。
5人でメニューを拝見。
大盛りの〈おけまぶし〉(深さ20cm超の桶で出てきます)や、年配や女性向けの量控えめの〈姫まぶし〉というメニューも用意されています。
我々は全員〈ひつまぶし〉(4,230円)を選択。
こんなセットメニューになっています。
お吸い物の他、漬物や突き出し、フルーツまでついています。
鰻はパリッと焼かれていて、焦げ目も少々。
関東風の蒸し焼きではなく、関西風の地焼きです。
ただここで疑問が…。
名古屋で生まれたひつまぶしで、蒸し焼きする店はあるのか?
探せば、ないことはないでしょうが、パリパリに焼いた鰻で食したほうが明らかに向いていそうです。
まずは1杯目。
茶碗によそって、そのままいただきます。
意外と鰻が柔らかめ。
2杯目。薬味をのせていただきます。
正直、この食べ方が一番好き。
山葵が効いていて、旨いです。
3杯目。
出し汁をかけて食べます。
お茶か出し汁を選べることを後で知りました。
全体にさっぱりした味の鰻でした。
総合満足度は84点にしておきます。
普通に美味しいけれど、鰻としては標準レベル。
ひつまぶしは鰻の善し悪しが判別しにくく、食べ方の工夫によりハードルが下がるため、点数は厳しくしておきます。
4千円超の値段を考えれば、こんなところでしょう。(いい意味ですよ)
聞けば、春日井市は、「たむろ本丸」や「柳川」や「太助」など鰻の美味しい店が多いそうです。
河川が近いからでしょうか?
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