「五代目野田岩 麻布飯倉本店」をあらためて評価してみる(再登場)〜にっぽん鰻旅【第31弾】

先週ご紹介したにっぽん鰻旅ベスト30のランキングを発表したところ、80点と思わぬ低評価となってしまった五代目野田岩さん。
*ランキングの記事はこちら。〈にっぽん鰻旅 ベスト30発表〉鰻重及びひつまぶしの名店における満足度ランキング総合レビュー!!
私としても内心、心苦しく感じておりました。
ここはやはり再試食せねばなるまい。
題して〈野田岩リベンジ〉。
私が復讐するわけでも、仕返しするわけでもないのですが、食べ直してみたいと思います。
「東の尾花、西の野田岩」というように、東京の2大鰻店という評判もあることなので、私がその良さを理解できないだけかもしれません。
尾花へ以前、一緒に食べにいった同僚のK氏を連れて、セカンドオピニオンとして参考にしてみようと考えました。
果たして、尾花の92点を今回の野田岩は超えられるかどうか?


訪問したのは、9月下旬の平日。この時期なら、並ばずとも入れるとの読み。

約2年振りの野田岩です。勤務先からも歩いて15分程度の距離のため19時前に到着。
予想通り、それほどお客さんはいません。少し離れた別館は使っていないかも。

3階に通されたのは初めて。2階と3階の一部は個室になっています。

3階のテーブル席は、さすが野田岩という雰囲気。(お客さんが多かったので席周りの写真は控えました)

今日はコースは頼みません。


にっぽん鰻旅では、コースを頼むことはせず、その店で一番上のランクの鰻重なり、ひつまぶしを注文することが通例です。
今回は、公平を期すために鰻重の桂(6,200円)をお願いしました。Kさんはその下の山吹(5,000円)
サイドオーダーは、志ら焼(3,500円)と鰻巻き(1個550円)を。
瓶ビールを一本頼んで、料理を待ちます。

どれとのセットか分かりませんが、お通しも鰻の酢の物。

混んでいないこともあり、約15分程で鰻巻きが到着。

卵焼きがわりと薄味で、鰻が引き立つ味加減。鰻の量とのバランスもよく、納得の味です。

1個550円と聞けば、費用対効果はばっちり。
ただフワフワ感がないので、絶品かというと???。
続いて、志ら焼の登場。

驚くことに天然鰻なんだとか。
これで一人前です。コースの時よりは身が大きめ。半尾というところでしょうか。

わさびと塩で食べることを女中さんからレクチャーを受け、指示通りにいただきます。

鰻の味が濃くて、飲みこんだ後もしっかり口に残ります。わさびの香りにも負けてません。当然、臭みも皆無。

ただ、なんか鰻の身が痩せている印象を感じたのは、私だけではなく、Kさんも同感とのこと。
最後に鰻重が運ばれてきます。
これが桂。
1尾半にしては少し小さめ。単品で6,200円です。

そしてこちらが萩。
5千円にしてはちょっと寂しげ。

ご飯を大盛りにしたはずなんですが、重箱の中身に厚みがありません。

鰻の焼き加減はやはりさすがの一言。舌に残る鰻の後味もいい感じです。
ただ鰻の照りがなんか足らん。
目に飛び込む蒲焼のシズル感を感じません。
私が広告屋であることもあるのでしょうが、ビジュアルの印象って重要なんですよ。
野田岩の蒲焼って、なんか乾いているイメージがあるんです。ジューシーさがないっていうか。
タレが控えめで、鰻本来の味を生かしているとも言えるのですが…。(山の手の深い味わい?)
それに何と言っても、鰻にプリッとした厚みがない…。

鰻が痩せてるよねぇ…。小声で尋ねたら、K氏も頷いておりました。
(天然モノかもしれないけど)
旨いんだけどなぁ。上品なんだけどなぁ…。
一応、肝吸いとお新香も載せておきます。



いよいよ、総合満足度の再評価。
他のお店との兼ね合いも考え、どこのポジションに置くか考えます。そして…
89点としました。
今回は入店で並ばなかったし、客扱いに関しても老舗らしい、きりっとした心地よさを感じました。
惜しむらくは、鰻重や志ら焼などのサイドオーダーも含めて、特別なインパクトを感じなかったこと。
ランキングを読み返すと、このお店より上位の鰻店には明確な特徴があったはず。
天然鰻ってだけでは、評価はしないんです。
下品な私には老舗の繊細な風味は理解できないのでしょう。相性が悪いのかなぁ。

この店は、奉仕料(サービス料)が10%かかるので、お会計は総額で2万円を超えました。
やっぱ87点にしようかなぁ。
営業時間/11:00~13:30、17:00~20:00
定休日/日曜及び7・8月の土用の丑の日

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