私の鰻の原点はここにある~名古屋・山口町「うなぎの西本」〜にっぽん鰻旅【第57弾】
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ここ6日間で3回目の鰻屋通いとなりました。
名古屋滞在最終日のランチは、
東区山口町の「うなぎの西本」。
亡くなった実父が好きだった鰻屋で、私も幼い頃から連れてきてもらったお店。
鰻食いの私のルーツと言える老舗です。
実は3年前の春に逝去した母の告別式の後に、親戚を連れて13人で食事をしたんです。その時は喪服を着ていてバシバシ料理の写真を撮るのも無粋なので、ブログで紹介することができなかったという経緯がありました。
父母の3回忌を終えた今回は、是非訪ねておきたかったわけです。
創業は昭和5年(1930年)のうなぎ料理専門店。
建物が印象よりも綺麗になっていますが、やっぱり風情ありますねぇ。
場所は名古屋市東区山口町。徳川家ゆかりの武家屋敷が多くあった地域です。
徳川美術館からも近く、名古屋中心地から行くなら、市バスでも名鉄バスでも基幹の路線。
山口町のバス停からも視界の範囲内です。
駐車場も5台程度完備。
月曜の開店(11時)を待って来店。
わざわざランチを付き合ってくれた地元の友人と一緒です。
平日の午前中ということで、さすがに我々が一番乗り。
お庭を望む座敷に陣取りました。
奥まで行けば立て場も見られるかも?
メニューです。
前日の夕食にうな富士でひつまぶしをガッツリ食べているため、さすがにうなぎ丼にしたい気分。
友人と共に〈中詰め丼(4,000円)〉と〈きも焼(700円)〉を注文。
ご飯は大盛りにしておきました。
こちらも関西風の地焼なので、鰻が出てくるのが早いです。ほぼ15分で到着。
まずはきも焼。
小ぶりな肝が5~6切れ。
苦味もそれほどなく上品な感じ。
続いて、中詰め丼が到着。
吸い物とお新香がセットです。
丼ぶりじだいはそれほど大きくないものの、ライスを大盛りにしたため結構な高さ。
そういえばこの店は鰻重はないみたいです。
メニューに5切れとありましたから、一切れが白飯の中に隠れているのでしょう。
特徴はパリッとした食感の蒲焼。
最近食べた関西風の蒲焼の中では、外側が最も硬めでしょうか。
私が好きなパリフワ系です。(ここで鰻を覚えたんだから好みなのは当然の帰結?)
ただちょっと中のフワフワ感が足らんかなぁ?
タレは濃いめながら、甘くもなく辛くもなく丁度いい印象。
少なめにかかったタレにまみれて、中詰めの蒲焼が見えてきました。
正直、ライス大盛りにすると蒲焼5切れだと足らないです。
吸い物には肝が1個。
今回の総合満足度は91点。
丼ぶりって素朴すぎて、点数をつける際に低くなってしまうかも?
普段は柔らかすぎる鰻に文句ばかりつけていますが、今回に限ればもう少し中身が柔らかくてもいいかなぁと感じました。高いレベルでのイチャモンですが…。
やや後悔したのは、前日のうな富士をうなぎ丼にして、ここ西本をひつまぶしにしておけば両者とももう少し高得点になった気がします。(90点超えしているので食べ慣れない方なら絶品なはず)
ちなみにこちらのひつまぶしは、出汁がとろみのある《あんかけ》になっていて、冷めにくいというメリットがあります。
ただ子供の頃に通った西本に、ひつまぶしがメニューにあったかは記憶にありません。50年前の名古屋でひつまぶしの人気が昨今のように高かったのも微妙で、大人たちが食べていた覚えもないんです。
どのお店も、いかにも昔から出しているように謳っているので微妙ですよね。まぁいいけど。
ちなみに席の予約はできません。
(回転が速いからそんなに待たせないとHPに書いてありました)
(
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