うな富士初の暖簾分け!名古屋伏見の〈鰻う おか富士〉の肝入りひつまぶし〜にっぽん鰻旅【第22弾】

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▶ 目次
1.かぶらやグループの野望

2.御園座タワー1階の鰻の人気店
3.肝入りひつまぶしのお味は?

かぶらやグループの野望

名古屋の鶴舞公園の近くに、名古屋で一番美味いと評判の「うな富士」という鰻屋があります。
ミシュランのビブグルマンにも選ばれた創業1995年の超人気店。行列する客のために、店前に大きなテントを構えているのをテレビで見たことがあります。
そんなうな富士が、暖簾分けをして名古屋・伏見の御園座1階にお店を出したそう。
実際にはうな富士が支店を出したわけではなく、名古屋で居酒屋などを展開する外食産業の「かぶらやグループ」が運営しています。
自社の職人6人を数年間うな富士に送り込み、修行をさせ、大将のお墨付きを得て、晴れて2018年1月に暖簾分けを許されました。かなりの荒業です。
それが「鰻う おか富士」。

今や名古屋一と謳われるうな富士のひつまぶしを味わいたく、出張の帰路に「鰻う おか富士」を訪問しました。
*ビブグルマンとは、ミシュランガイドの中で、「コストパフォーマンスが高く、調査員たちがオススメしたいレストラン」に選ばれたものに付けられる評価で、主に5000円以下で楽しめる店のこと。



御園座タワー1階の鰻の人気店

最寄りの駅は、地下鉄東山線・鶴舞線の伏見駅。6番出口を出て、御園座方面に徒歩約2分。すぐにこんな看板が見えてきます。

本当に御園座の中にあります。

入口もさすがに新しい。

火曜の夜19時あたりで、予約なしで入れました。(一応、電話したところ、飛び込みでOKとのこと)
すぐにテーブル席に通されました。

内装はこんな感じです。

通路を挟んで反対側には個室があります。1室6名までで予約も可能。(個室は追加で1,000円かかります)
〈VIP個室席〉と呼ばれる掘りごたつの特別室もあるそうです。
メニューを拝見。

上うな重は4,455円(税抜き)。東京よりは1割くらい安いかな?

ひつまぶしはうな重より少しだけ低めの価格に設定されています。
特筆すべきは、限定で肝入りのうな重やひつまぶしがあること。

肝焼きが1,136円ということは概ね計算が合います。
こちらは夜の限定メニュー。〈蛤のしゃぶしゃぶ〉なんていうのがあります。

コースメニューは7,273円。

入口に貼ってあり、気になっていたのですが、ここも〈青うなぎ〉を出してくれるのでしょうか?
*青うなぎとは、真っ青な色をしていて、尾っぽまで肉付きが良くて柔らかいのが特徴。鰻の収穫量の2割程度しかいないそう。

マル得うなぎというのを注文すると、通常の1.5倍のサイズの鰻を丸ごと一匹、好きな調理方法で提供してくれるそうです。
他の鰻は青うなぎではないのだろうか?

肝入りひつまぶしのお味は?

そして私のオーダーは〈肝入り上ひつまぶし〉〈鰻巻玉子〉〈うなぎの枕〉
まずはお通しから。キュウリの酢の物。

テーブルがちょっと変わっています。

南木曽から持ってきた一枚板らしいのですが、私のテーブルは左手前に大きな穴が。

なかなか笑えました。
10分ほどで鰻巻玉子(1,136円)が運ばれてきます。

箸を入れると、大ぶりの鰻の間から、ジュワっと出し汁が沁み出てきます。

ふわふわの食感で優しい味。
次はうなぎの枕(800円)が到着。

このメニューは初めて試します。
蒲鉾の上に鰻の白焼と蒲焼をのっけたもの。温度は冷たいです。


わさび醤油で食べるってことは、蕎麦屋で言うところの板わさかな?
この10分後に、肝入り上ひつまぶし(5,318円)がお出まし。

見るからに豪勢なお膳です。ひつまぶしの食べ方はこんな感じ。

ざっくり言えば、お櫃を4等分に分け、そのまま→薬味のせ→お茶漬けの順で食べ、最後は一番好きな食べ方で平らげるというもの。
薬味はこれ。

名古屋らしく、香の物に奈良漬が添えられています。
今回のスペシャルは、ひつまぶしに鰻の肝がオプションで載っていること。

煮た椎茸かと思うほどの大きさ。
それも6個の肝がドーンと乗っかっています。

試しに食べてみると、苦味もそれほどでもなく、濃厚なお味。
タレがくどくないというのが第一印象でした。

こちらが鰻のアップ。
パリッと焼けていて、中はそれなりに柔らかいです。
薄味でタレが少し甘いのは、みりんを多く使う中部地方の特性でしょうか?
私の記憶の中では、熱田神宮横の「大和田」よりも甘みが強い気がします。
まずは一杯目。

几帳面なA型なので、肝もちゃんと4分割しています。
お米は新潟産の「新之助」がやや硬めに炊かれ、ひつまぶしへの適性が高いです。
タレの量が少なめでくどくなく、ご飯をベチョベチョにしていなくて、いくらでも食べられそう。
次は薬味を載せた2杯目。

わさびを多めに入れてかき込むと、これまた美味。肝の濃い味がいいアクセントになります。
3杯目はお茶漬け。ここんちはお茶ではなく、蛤の出し汁が添えられています。

お吸い物も肝吸いではなく、蛤のお吸い物だったこともあり、後から知って納得しました。

程良い温度の出し汁を入れて食べます。

優しい味の中に、鰻の風味が溶け込んで、いい塩梅です。
残りは、そのまま食べました。

奈良漬とお吸い物がいいバランスで調和して大満足。
約30分で完食です。

やっぱりひつまぶしは、うな重に較べると「ご馳走感」が大きいです。
食べ方の妙なのでしょうが、食ったぁ〜という多幸感が残ります。
満足度は100点満点中、92点。
名古屋・熱田神宮そばの「大和田」より1点下げたのは、鰻のプリプリ度合いが大和田の方に分がありました。
鰻の主張がやや弱かったような…。ただ肝や鰻巻玉子などのサイドメニューはこちらの勝ち。



〆てお会計は7,980円(消費税込み)。
大人数で来店した際は、鰻を3尾使った特大ひつまぶしというのがあるみたい。

11,811円しますが、パエリアより楽しいかも?

昼の部:11時~14時(フードL.O. 13時30分 ドリンクL.O. 13時30分)
夜の部:17時~22時(フーL.O. 21時 ドリンクL.O. 21時30分)

定休日:不定休(日曜営業)

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