アリ・カレーハウス(亞利咖喱屋)~マカオは意外とカレー大国《マカオの微妙なグルメ⑦》

日本人は世界に誇るカレー好きな国民です。

マカオもそれに負けず、カレーを使ったメニューが豊富。

カレー蟹(佛笑楼など)、カレーおでん(恆友や咖喱榮)、カレーラーメン(牛記咖喱美食)。
アリババカレー(蕃茄屋葡式美食)などという名のカレードリアも、最近、人気のご様子。
あのアフリカンチキンにも、カレーで味つけしたものがあったかも。

マカオで本格的なインドカレーを食わせる店があるとも思えないわけで、カレーハウスを名乗るこのお店には興味津々でした。

その名も「アリ・カレーハウス(亞利咖喱屋)」。

場所は媽閣廟(マーコーミュウ)のぐるっと反対側、西湾湖のあたり。
ペンニャ教会の丘の麓って感じの、海沿いの道の脇にあります。



ロケーションもいいし、是非行ってみたいと前から思っていましたが、意外と行きにくい場所で、混んでいたら最悪だし、バスの行き方もよくわからんってことで、ずっと後回しになっていました。

で、訪れたのは1月21日の土曜。
予約なしだったので、6時ちょい前に向かいます。

心折れたことがひとつ。

ホテルリスボア前のバスターミナル(亜馬喇前地)から9番のバスに乗る予定だったのですが、このバス停はAゾーンという位置にあり、3Aという關閘(珠海市とのボーダー)行きのバスと同じ場所。
物凄い行列が夕方に出現します。
常に100人以上の大陸人がごった返しているため、私のお目当てのバス(しかも9番はミニバス)は、ひっきりなしにやって来る3Aのバスの陰に隠れて到着しても見つかりません。
15分置きに来ることになっていましたが、おかげ2台ほど見過ごしました。凹む凹む。

さらに運の悪いことがもうひとつ。
9番のバスで「民國馬路/西湾湖」というバス停で降りる予定で準備していました。
が、バス内の電光表示の切り替わるタイミングが微妙に早いため、先の停留所で降りる少年につられて、私も一つ前のバス停で思わず降りてしまいました。

結果、500メートルほど歩く羽目に……。

でもまぁ、苦労すればするだけ、楽しみは倍増ってことで、マカオタワーを対岸に見ながら、アリ・カレーハウスを見つけるわけです。
夜景が見られる時間には少し早かったものの、さぞかし綺麗なことでしょう。

お隣りにはマカオ料理で有名な「ヘンリーズ・ギャレー・マキシム」がありました。アフリカンチキンで有名ですね。

天気も悪くなかったためか、まだ屋内のテーブルには客は皆無。
屋外の席が空いていたので、やや塩対応の女性店員にせがんで、海沿いの道路端の席に陣取りました。

メニューをもらい、ネットで調べた名物料理を目で追います。*メニューはすべて写真付きで親切です。
しかし、あまりの品数の多さに食べたいものが整理できません。
アフリカンチキンがあれば食べようかと思ったのですが、見つからず。

カレーのメニューが多いです。そりゃ、カレーハウスですもんね。
蟹カレー(タイのプーパッポン・カレーのような感じ?)は時価と書いてありました。*200~250HK$(3000円弱)らしい。

先程の店員の女子を呼んで、「Can I have a African Chicken?」みたいな質問をしてみますが、通じているのか、はたまたそんな料理は存在しないのかも分からずじまい。
他の英語が話せる店員が来たので、再度訊いてみると、やはりなさそうでした。
*ネットで見るとあるんですけど、なぜ…。
というわけで、

注文は、カレーチキンとミンチー、マカオビールにアイスティー。

喉の渇きをビールだけで潤すには、この後のカジノでの闘いを考えるとやや無謀。
なんせ、カレーですから。
めっちゃ辛かったらどうすんの?
というわけで、ビールとお茶の両方が欲しかったんです。

このマカオビール、意外といけます。飲みやすい。

それもそのはずで、珠海市にあるキリンビールの中国子会社の麒麟啤酒が製造しているオリジナルブランド。
ベルギービールなどと同じエールタイプで、まろやかな口当たりと、フルーティな香りが特徴だそうです。

で、次にミンチー。マカオの家庭料理の代表的な献立。

想像していたカレー味ではなかったです。
ジャガイモを5mm角に刻んで油で揚げて、挽き肉と玉ねぎを加えて炒めた感じ。
そういえば豚にするか牛にするか訊かれました。私はビーフにしたはず。

醤油味のタレが濃い目で美味です。
目玉焼きを崩しながら食べると、ややマイルドになり、ポテトのサクサク感と合わさって箸が止まらなくなります。
フォークで食べてますけど…。
白飯にもマッチしてました。

カレーは、日本のカレーっぽい印象。

東京のインドカレー屋で出されるのとも違うし、香港のアーロンカレーのような玉ねぎ風味でもない。
別に頼まなくてもよかったかなぁ…。お腹が空いていたので、普通に美味しかったですけど。

席の前の風景も、木に遮られて、道路の向こうの海がバッチリ見えて絶景! なんてことはありません。
でも、マカオの風に吹かれながら、まったりビールを飲んで、カレーやマカオ料理を楽しむのもなかなか。

特に予約を入れなくても何とかなりそうな感じです。
半島の雑踏やコタイ地区の人造リゾートに飽きたら、こんなお店もよろしいのではないでしょうか。
価格も手頃だしお薦めです。

2 Comments

  1. 風まかせさん、こんにちは。さすがに路線バス乗りこなされてますね。
    マカオの路線バスは、路線数・本数が充実してるので、使い勝手がいいですよね。

    アリカレーハウスのように屋外で楽しめるお店は夕方の少し明るい時間の利用が気持ち良いですよね。カレーであれば、金龍酒店裏のアルナスカレー(阿露娜印度咖喱屋)もおすすめですよ。

    • getaさん、ご無沙汰しております。
      路線バスは、失敗の歴史です。
      金龍の裏に飲食店があるのを初めて知りました。質屋と怪しい洋服屋だけかと思っておりました。行ってみます。

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