「譚家魚翅」~福隆新街はふかひれストリート《マカオの微妙なグルメ⑥》

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「福隆新街」はフカヒレの名店が並ぶ

マカオ半島のセナド広場のすぐ近く、新馬路と平行して走る「福隆新街」。

昔は遊郭だったそうで、面影が残る派手やかな赤色の扉が続く通りには、様々な飲食店が続きます。
特に多いのが「ふかひれ」を出す料理店。
その中で最も有名なのは「添發碗仔翅美食」でしょう。
ランチタイムや夕食時は必ず10人近い客が列をなす、フカヒレスープの名物店。テレビや観光ガイドでもしばしば紹介されています。

この時は微妙な時間帯だったこともあり、客がいません。
この店でこんなに人がいないを初めて見ました。9月で暑かったせいか、日中にスープはお呼びじゃないかも。
中華料理店に行くと、壁に張られたメニューの文頭ににやたらと「招牌」とあるため、ずっと疑問に思っていたところ、ようやく答えが判りました。
これは「お薦め」という意味なんだそうです。
店長イチオシ!」ってやつ。紛らわしい。

*「添發碗仔翅美食」を体験した際の記事はこちら。「添發碗仔翅美食」で念願のフカヒレスープ〜マカオの微妙なグルメ㉝〜

で、並んでまでふかひれに固執していない私がいつも行くのは、こちらの店。

譚家魚翅鮑魚店


パッと見たところ入口は海産物の問屋のような佇まい。
中に入っていくと、ありますあります、サメの干物が見事に陳列されています。


さらに中を進んでいくと、テーブルが15卓くらい並んだ食堂になっています。
メニューを見れば、フカヒレ以外にも、鮑やナマコの高級食材のコース料理まで注文できるようです。
私はいつもおやつ程度にスープをいただきに来ているだけなので「石窩中鮑翅」を控えめに食します。


これでだいたい700円。

これでもちゃんとフカヒレが入っています。
まず石鍋で出てきますので確実に温かい。意外と冷めた汁物が多い中国圏ではこれは重要。マカオの暑さとは逆行していますが…。
味もクリーミーであっさりした優しい味です。フカヒレにもしっかりした食感があります。
他のメニューにフカヒレスープに白飯を入れた雑炊みたいな「魚翅撈飯」というのがあります。これを次は頼む予定。
お茶と一緒に写真入りのポケットティッシュをくれるのですが、レシートを確かめると有料(紙巾3.0HK$)です。
これもご愛敬。ご馳走様でした。


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