勝海舟の咸臨丸に想いを馳せる~横須賀浦賀・東と西の叶神社~三浦半島だより#10&御朱印集め開運紀行#60

《当サイトはアフィリエイト広告を利用しています》
久しぶりに御朱印をいただいてきました。
向かった先は、横須賀の眺望ポイントのひとつ、
東叶神社と西叶神社。
横須賀市の浦賀にあるその両神社は、海を挟んで対面にあるんです。

創建は1181年。源頼朝と文覚が源氏再興を願い、石清水八幡宮を当地に勧請したと云われています。
再興が成就したことで「叶大明神」と称するようになったとか。

浦賀は鎖国時代にペリーが来航した港として知られ、また勝海舟の咸臨丸がサンフランシスコへの出航前に、当地で座禅をして断食修行をした事が伝えられ、社殿裏に記念碑が建てられています。


訪問したのは4月4日。
先に西叶神社に向かったところ、駐車場の場所がイマイチ分かりません。

三浦市に移住してから狭い道が多く、路地や畦道に紛れ込むと引き返せなくなる恐怖感が強いんです。
(妹とも「
年取ると運転が下手になるよな」って話をしている昨今)
予定を変更して、東叶神社に向かいました。
港沿いながらも、神社前にしっかり駐車場を発見。

平日なのでガラ空きです。

こちらは勝海舟さんとゆかりが深い神社。
断食をして安全祈願した記念碑や、勝海舟も眺めたであろう港の絶景も拝めます。
ただ、山(崖)を切り崩したような場所にあるため、とにかく階段が多いのが難儀。

↓本殿までの30段を登り切って振り返った風景はこちら。

海が正面に見えるわけです。

↓ちなみに、手水舎はこんな感じ。

鳥居の両脇にいる狛犬です。左からご紹介。


西叶神社の狛犬とも関係しているので、よく見ておいてくださいね。
浦賀城址があった絶景ポイントまでは、拝殿横から約500段の階段を登らなくてはいけません。

途中にはアメリカテイストのカフェが。

ほぼ頂上のあたりに「勝海舟断食の跡」がありました。

断食するだけで記念碑が建てられるとは大した偉人です。
そして、明神山の頂上にある招魂塔。

この裏手から見える景色が、息を呑む美しさなわけです。(撮影時は手加減していましたが、もっと身を乗り出すとこれ以上の絶景が拝めます)

浦賀城址の案内板。

途中で出会った年配の女性と雑談しながら、風景を眺めていました。
やはり三浦市に住まわれているとか。

下に降り、社務所で勾玉を入れる袋(500円)を購入。(現物は後程)

勾玉は西叶神社の方で買い、それを合体させることで良縁が訪れるそうです。
御朱印は500円。書置きではありません。

勝海舟にちなんだ勝守(かつまもり)もいただいてきました。(800円)

社務所の奥には、身代わり弁天社という摂社もありました。

さらにその脇には、勝海舟が断食で使用した井戸がありました。

なぜか「この流水で硬貨を洗うと、金運に恵まれる」と書かれています。

東叶神社はこれにて終了。
西叶神社へは車を停めっぱなしにして、渡し船で向かいます。渡し場までは200mちょい。

ここにも井戸が。

ここが渡し場。

ワンデーパスを買うと往復で600円。片道なら400円なので多少お得。


1艘が東西のどちらかに停泊しているだけなので、いなければ呼び鈴を押して来てもらうシステム。

実際、往復とも私だけの貸し切りでした。

およそ2分のクルージングで、西叶神社のサイドに到着。

こちらのエリアの方が明るい印象があります。

船着き場の正面が、西叶神社の大鳥居。

駐車場もちゃんとありました。

〈浦賀ペリー歯科〉なるクリニックがありました。土地柄ですねぇ。
(でもペリーって下田のほうが有名なような…。最初に来たのが浦賀で、最高させたのが下田だっけか?)

ここからが敷地内となります。

源頼朝の戦勝祈願でも名を馳せた神社で、東に較べると装飾品が金ぴかの印象。
↓手水舎。

ここでも狛犬をチェック。左と右です。


お気づきになったでしょうか?
西叶神社の狛犬たちは口を開けているんです。そして東叶神社のは口を閉じています。
これを阿吽の呼吸というのだとか。
さらに柱の陰に小さい狛犬が左右それぞれに隠れています。


こんなモノを見つける暇人は私だけでしょう。
社殿の彫刻も手が込んでいて壮観です。



彫ったのは安房の代表的彫刻師、後藤利兵衛義光さん。

そしてこちらが叶大明神を祀る本殿。

二礼二拍手一礼でお詣り。
社殿の隣りには、福寿弁財天。

その脇の階段を登ると、西側にも眺望ポイントがあります。

200段くらいはあったような。
ほぼ頂上にはこんな祠が。

で、見えるのはこんな景色。

ちょっと尾道っぽいかな?
どちらかといえば、東側の景色のほうが圧巻です。
階下に降り、社務所へ寄ります。

東で手に入れた袋に入れる勾玉を買わねば。

翡翠色を選びました。どれも500円。


御朱印も500円。

東西並べるとこうなります。

他の御守はこんな感じ。

これにて参拝終了。
東西の2つ回って、移動時間を含め約1時間でした。
渡し船が片道400円という値段はいかがなものでしょう?
香港のスターフェリー(尖沙咀と香港島)は確か2.7HK$(日本円で38円)だったはず。
まぁ、景色も綺麗だし足腰のトレーニングにもなるので、横須賀で神社に行くならこちらが最も風情があるかも。

家では勾玉袋をこんな感じで飾っています。


こんな記事も読まれています。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。