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熱闘! 香港競馬《2024年香港国際競走》7度目の海外競馬観戦は会員席への入場拒否!?~

祭りの後:油麻地で煲仔飯(香港式土鍋ご飯)

最終レース後、盛大な花火が上がる中、今日知り合ったSさんと火炭駅側のゲートに向かいます。

本人が言うところの平民エリアで観戦していたMさんとゲート外で再合流して帰路につきます。
Mさんとは初対面のSさん。
旅行添乗員の仕事をしていることもあり、気さくな性格で傷心のMさんとのやりとりもスムース。
調子づいたMさんが「来年はアメリカにブリダーズカップを見に行こうと考えているんですよ」とか言ってます。
かくいう私は駅に向かう道すがら、Mさんの短パンが視界に入るたびに笑いがこみあげてきて仕方がありません。
〈銃社会のアメリカに行ったら
、マナー違反程度でもで射殺されるんじゃないか?〉などと心の中で突っ込みを入れておりました。
すでに18時を超えているため、私のお腹もペコペコ。
寝坊したこともあり、ここまで持参したカロリーメイトブロック2本以外何も口にしていません。
晩飯のお目当ては油麻地駅のあのお店。

この街で一大勢力を担っている「興記菜館」。
名物の香港式土鍋ご飯を食べることが目的です。

MTRの油麻地駅C出口を出てすぐの場所にある興記菜館。店前には日曜19時で100人程度の列ができています。
しかしこの一帯の6軒程度がすべて興記の系列店。列は共通のはず。
行列に慄いたMさんがここで不適切発言を口走りました。
「食事はどこでもいいですよ」
これ私の逆鱗に触れる禁断のセリフなんです。なんとなくSさんも同調のムード。
私は返す言葉で
「なら私は並んで食べていくので、ここで解散しましょう」
旅のいのちはメシでしょう。
どこで食べても安定したクオリティを得られる土地なんて、日本以外には存在しないんです。
ここ香港だって、この時間に楽勝で座れる店なんかに入ったら、どんなクソまずい料理が出てくるか分ったもんじゃありません。
そもそも回転がいいから並んでいてもすぐに入れそうと、道中で説明したでしょうに。
私の語気の強さに驚いた彼らは不承不承私に従うことに。
(どうせノープランなんだから最初からそうしなさい)

列の最後尾についた我々は1分後にはメニューを渡され、5分後には向かいの店の入口寄りのテーブルに案内されました。

ここ興記菜館では99%の客が香港式釜飯を注文します。(そのはず)
香港名では《煲仔飯》。

ボージャイファンと発音します。
超定番とはいえ、具違いで100種類近いのメニューが載っています。
お薦めは《タコと鶏肉の釜飯》

調理法は単純で土鍋に入れた白米の上に具をのせて水を注いで炭火で炊いただけ。

注文が入ってから作るので15分くらいかかるものの、こうように次から次と運ばれてきます。

蓋の上に乱暴に書かれた伝票が載せられ、この状態で給仕されます。あんなに客がいて間違えないんだからさすが。
こちらはMさんが頼んだ豚肉とソーセージの釜飯。(これも私の推奨メニュー)

こっちも旨そうです。
そしてこのメニューのキモは醤油。

卓上に置かれたこの甘い香港醤油でカスタマイズするわけ。

土鍋で炊いているからおこげもばっちり。

まさに
シンプルだからこそ美味しい料理。
煲仔飯を待つ間、ビールのつまみにしたのが牡蛎の卵焼き。

日本の卵焼きのようにフワフワというタイプではなかったものの、海鮮の風味が立っていてまずまず美味。

ビールは香港で人気の「ブルーガール」にしておきました。
4人合計で計400HK$(約7,600円)。
*興記菜館の詳細は近日中に別の記事をアップ予定。
観光客向けというより地元の香港人が多かった気がします。リピート必至。
続いて、MTR荃湾線で中環駅に移動して、蘭桂坊エリアへ。
欧米人が多い夜の繁華街。


21時前ですが、昨日の銅鐸湾の閉店ガラガラオンパレードが嘘のように賑わっています。
我々3名は少し奥のフィリピン人が経営するお店で歓談。

私はコロナビール2本。
旧イギリス領なのでフィッシュ&チップスが旨いのではと期待を込めて注文したのですが、フィリピン系の店では無理でした。魚・芋とも普通以下。

会計は3人合計で350HK$。
23時ホテル帰還。シャワーも浴びずに就寝。

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