熱闘!香港競馬《2019年香港国際競走 in シャティン(沙田)競馬場》〜日本馬がGⅠ3勝の快挙〜
《当サイトはアフィリエイト広告を利用しています》
▶ 目次 1.ロンジン香港国際競走とは 2.マカオ→沙田競馬場のベストルート発見 3.香港競馬の馬券購入方法 4.馬券の予想と結果 |
ロンジン香港国際競走とは
熱闘!海外カジノ・マカオ篇#33からの続きです。
例年12月第2週の日曜日に、香港の沙田(シャティン)競馬場に世界中の有力馬が集結して、距離別の国際G1が4レース開催される香港競馬の祭典。
2019年は天皇賞秋を制した昨年の3冠牝馬のアーモンドアイが参戦を表明したため、話題となりました。
私も4年連続の参戦となります。
各レースの賞金は、香港カップ(芝2000m)が2,800万HK$、
香港マイル(芝1600m)が2,500万HK$、
香港スプリント(芝1200m)が2,000万HK$、
香港ヴァーズ(芝2400m)が2,000万HK$となっており、
香港国際競走全体での賞金総額は9,300万HK$、日本円で約12.8億円にのぼります。(なんと昨年から約1割増額)
*この時期の為替レートは1HK$=約13.8円。
こういう思い切りが重要なんでしょうねぇ。日本の中央競馬会も見習う必要大かと思います。ジャパンカップに外国馬が出走しない等という情けない状況を是非打破していただきたい。
今年はデモの影響で開催が危ぶまれたものの、ちゃんと実施に至りました。
*昨年の香港国際競走観戦記は、こちらの記事。〜熱闘!香港競馬《2018年香港国際競走 in 沙田競馬場》〜
アーモンドアイは1週前に熱発で出走を回避してしまいましたが、日本からGⅠ馬が(たぶん)7頭も大挙して挑戦するこの祭典を、楽しみたいと思います。
競馬場へのアクセスや会員席への入り方、馬券の購入方法等に、興味を持たれる方も多いと思います。
ブログの関係上、時間の経過を追って書いているため、いきなりレース結果の話にジャンプしたい場合は、こちらをクリックしちゃってください。
マカオ→沙田競馬場のベストルート発見
今回は当ブログで知り合いになった東京・目黒のMさんと一緒に観戦することになりました。前日の12月7日はマカオでカジノに興じ、国際競走が開催される8日の朝に香港に向かうことに(デモの影響もあったので香港での宿泊をキャンセル)。
集合は朝7時。私が泊まっている萬龍酒店からタクシーで港珠澳大橋へ。空いていたこともあり、運賃は約70HK$(約1,000円)。
実は、Mさんが今回のマカオ→シャティン競馬場の行程について大発見をされています。
例年ならフェリーで上環や九龍へ渡り、そこから地下鉄(MTR)で馬場駅を目指します。バスで空港側にアクセスすると早そうに感じますが、そこからエアポートエクスプレスや地下鉄を乗り継ぐと却って遠回り。
ところがMさんが見つけてきたのは…
空港(または香港口岸)→沙田への直通バス(A41)
その手があったかぁという感じ。
空港から香港口岸(マカオからのシャトルバスが止まる所)を経由し、沙田市内までほぼノンストップで繋がることが判明したんです。しかも日曜でも20分間隔で運行しているようで、所要時間は68分と交通系サイトに出ていました。(実際は空いていて40分で到着)
Mさんの機転に感謝なのですが、何が有り難いかというと、この8日の日曜日は午後から、香港島の銅鑼湾〜中環で80万人規模のデモ行進が予定されていて、できれば香港の繁華街を通過するのは回避したかったわけ。
私には興味本位でよその国の政治的イベントを見物したいという悪趣味はなく、迂回ルートが見つかったのは本当にラッキー。
帰路も同じバスで空港へ戻ればよく、全くデモに出くわさないで帰国できちゃいました。
では、実際の行程に戻ります。
マカオでの出境を済ませ、港珠澳大橋横断バス(65HK$)に乗り込んだのが7時半。
香港到着がAM8:10で、香港口岸のバスターミナルからA41の路線バスの発車が8:25でした。(運賃22.3HK$)
ちなみに我々は、オクトパス(八達通)という香港の交通系ICカードを持っているため、バスや地下鉄に乗る際もキャッシュレスで簡単です。コンビニで競馬新聞を買う際も使えます。
バスじたいも空いていて、半分も座席が埋まっていない状態。このルートは日本人にはバレてないかも?
で、次の問題は、どこのバス停で降りるか?
停留所の位置が地図上では分かりにくいため、MTR沙田駅と繋がりません。
迷った挙句、バスの運行表にMTRのロゴマークが併記されていた「第一城」という停留所で降りました。
なんとなく釈然としませんが、まだ時間は9:15。第1Rの開始は12時なので、なんぼでも時間があります。
「第一城」という駅が東鐵線ではなく、乗り換えが必要になります。でも、ここがどこか分かっただけで充分。MTRであと5駅まで近づいています。
※結果的には「沙田市中心總站」という停留所で降りると、MTRの沙田駅に繋がっていて最短でした。
二人とも朝から何も食べていなかったので、第一城駅周辺でショッピングビルを見つけ、1階のセブンイレブンで現地の競馬新聞を買います。(競馬場内では売っていない可能性があるので、見つけたら買っちゃいましょう)
2階でマクドナルドと出くわし、モーニングセットにありつけました。
食事を終え、MTR馬鞍山線の第一城駅で乗車。
※なんか駅のパーツのいくつかが補修中なのはデモの影響でしょうか?
終点の大圍駅で東鐵線に乗り換えです。
ただし、羅湖方面を見ても、シャティン競馬場と直結する馬場駅を経由する列車が表示されていません。
競馬が開催される日はこんな表示が出ているのが普通。
まだ時間が早いからでしょうか?
予定を変更して、沙田の次の「火炭駅」で降りることにしました。
地図で見るとここからでも10分も歩けば、競馬場に着くはず。
火炭駅への到着は10時15分頃。
階上へ昇ると改札は2つあり、ここではC・D出口方面へ。改札の正面にあるセブンイレブンを右手へ進みます。
駅を出たところに、2頭の馬のモニュメントが見えれば正解。信号を渡るとホテルがありますので、渡ったら左へ。
車道を左に見ながら歩きます。
こんな表示を見つけました。
ただし、右に行こうと左に行こうと最終的には合流するのでお好きな方へ。
右へ進むと、結構怪しげな通路。迷わず行きましょう。
ここらで合流です。
ここまで約5分。そろそろ競馬場が見えてくるはず。
階段を下りると、こんな感じ。
4コーナー奥あたりに出てきます。この先が入場口。
テントが見えたら入場ゲートに到着です。
一旦、ここでまとめると今回発見したマカオ→シャティン競馬場の最適ルートは、
港珠澳大橋→香港口岸→(A41バス)→沙田市中心總站・・・沙田駅→(MTR東鐵線)→火炭駅
となります。※香港空港からでも基本同じです。
馬場駅を経由する列車に乗れた場合は乗っても構いません。ただゲートまで凄い人混みなのと、15分に1本くらいしか経由便が来ないので、無理に待つ必要はないと思います。
だいたいのガイドブックだと馬場駅で降りるように書いてありますが、無視しちゃってOKです。
現在、10:30。すでに開場していました。
ゲートの手前左端にある会員席専用チケット売場で、外国人用のツーリストパスを現金190HK$(1名約2,800円)で2人分購入。
「遊客入場証章」を受け取ります。
ここらが最も分かりにくいポイント。
せっかくの海外競馬ですし、一般人と同じスタンド(入場料20HK$のみ)で観戦するよりは、会員のVIPなお客さんのエリアの方が圧倒的に空いているので、お薦めです。
まっすぐゲートをくぐります。右側の一般用ゲートから入ったMさんはさらに20HK$取られていました。私は左側の会員用入口から入場し、追加料金なし。
4コーナー以降の直線を見ながらスタンド前の1階通路を進みます。
いつもは馬場駅側から入った屋内に飾ってある馬蹄のモニュメントが、ここに設置してありました。
ゴール前のスタンドあたりから、屋内に入ります。
このカラフルな馬のオブジェも場所が変わっていました。
スタンドのビルを突き抜けるとパドック。
例年なら11時頃から、来場イベントやライブが開催されています。自粛ムードなのか今年は一様に大人しい印象。
「会員〇〇」と書かれた表示をあてに、さらに奥に進むと、会員専用のフロアに入れます。係員に先程のタグを見せて入場。
これが会員フロアの1階。会員用入口を入ってすぐ右手奥にあるエレベーターを使って、5階を目指します。
*注意:日本人の感覚の1階(G/F)ではなく、階段を上がった実質2階です。
階下にも会員用の入口がありますが、こちらは馬主関連の招待客や取材メディア専用の入口のため、一般人の我々は入れてくれません。パドックを上の方から見下ろすフロアなら正解です。
馬主やジョッキークラブの超VIPな方々と同乗することになります。でも臆する必要はありません。
彼らは大概3階で降りるので、我々は5階まで上がり、会員用のスタンド席を目指します。
最初に、座席を押さえる必要があります。画像右手に見える受付を目指します。
この「Loges」の表示が目印。
20mほど左手にいる案内係(コンシェルジュ)とは役割が違うため、注意です。
ここでは英語で大丈夫。
「2seats,please」とか告げると、勝手に指定席を割り当ててくれます。
指定席代は20HK$(約300円)。こんな封筒をくれます。
この中に入っている指定席のタグと、入場ゲートで買った会員用のタグは、見えるところに身に着けておいたほうがいいです。
ちなみに、荷物を預けようとコインロッカーの場所をこの受付で質問したのですが、このフロアにはなく1階で探してくれとのことでした。
大きなスーツケース等がある場合は、5階に上がる前に探すことが必須です。
そして観戦スタンド。机付きが嬉しい。
10:45頃に着いてしまったため、かなり良い席を割り当てていただけたようです。
ゴール前70〜80mってあたり。電光掲示板が目の前で、オッズを見るのに苦労しません。
ちなみに表彰式は正面でした。
とにかくいいお天気。午後2時頃までは日が当たります。
最初のレースまでは残り1時間ほど。全く馬券予想に着手していないので、これから大忙しの予感。
2年続けて大敗しているので張り切らねば。
香港競馬の馬券購入方法
まずはスタンドの座席に陣取って予想開始。
GⅠについてはMさんから日本で買った馬サブローをいただいて無問題。
ただし3レースまでは平場で、中国語の競馬新聞以外、予想の手立てがありません。
馬名は諦めて、騎手名を解読するところから始めます。
モレイラは「莫雷拉」、バートンは「潘頓」で、デットーリは「戴圖理」と書きます。
スミヨンは「蘇銘倫」、ムーアは「莫雅」、マーフィーは「莫艾誠」、レーンは「連達文」。
日本勢(?)はルメールは「李慕華」。まぁ松岡は「松岡」なんですけどね。
さらに面倒なのは、馬番が枠順と連動していないというのが海外レースの特徴。1番の馬が内枠ではないため、よく出馬表を確認する必要があります。
(ハンデ戦では斤量の重い順に1番から並んでいるそうです)
馬券はマークシートを使うか、券売機に直接入力して買います。
私はマークシートを塗って、窓口でチェックしてもらいます。絶対、その方が安心。
マークシートの種類や記入の仕方は、こちらのサイトをご紹介しておきます。※公式サイトが存在しなくなっていました。
馬券の予想と結果
私の予想と購入結果は以下のとおり。
まずは1R。
12時ジャスト発走の平場の芝1400mのハンデ戦。ハンデ頭の①の単勝が結構売れています。
まずは騎手買いしましょう。
⑦モレイラ、③バートン、⑧マーフィー、②ルメールの馬連BOX6点を各20HK$(約300円)通しと、3連複は一番人気の①にこの②③⑦⑧を合わせた5頭ボックス合計10点各10HK$を購入。
結果は、名手モレイラが初っ端から好騎乗で1着。2着には⑬、3着は⑩と比較的内枠の軽ハンデ馬が入線。2着の馬とは実に8kgの斤量差があった一番人気の①が飛びました。
次は2R
平場のハンデ戦芝1800m。レース間隔が30分で、ご飯を食べる暇もなく予想に集中。
バートンとモレイラを入れて、あとは何となく④と⑫を混ぜた4頭BOXの馬連6点を各30HK$で勝負。
結果は、ハンデ頭のパドが乗る①の馬が勝利。続いて⑨と⑬が来て、私が買った馬はかすりもしません。センスがない。
すでに5千円失っています。
やはり平場は賭けないほうが良かったか?
そして3R
芝1200mの平場のハンデ戦。
④のモレイラの馬から圧倒的に売れています。単勝も1倍台。
私もそれに乗って、④番アタマの馬連を内枠をヒモに各20HK$の5点流し。1200mですからね。
外枠で10番枠のモレイラが期待を裏切ることも考えられるので、内枠5頭BOXの馬連も10HK$ずつ押さえます。
結果は、やはりと言うかモレイラが本日の2勝目。2着には内枠の3番枠を走っていたパドの馬が入りました。
④-⑪で馬連15.95倍を20HK$的中。
約300HK$だけ戻しました。
さあ、いよいよG Ⅰレースの開始です。
4Rは、第26回 香港ヴァーズ
芝2400m。1着賞金は1,140万香港ドル(約1億5,960万円)。
日本からはエリザベス女王杯を勝ったばかりの⑪ラッキーライラックや、欧州遠征を続ける⑩ディアドラ、天皇賞春2着の②グローリーヴェイズなど3頭の強力な布陣で参戦しています。
香港は比較的、長距離馬が手薄なため、昨年の勝ち馬①エグザルタント以外は目ぼしい馬がいません。
今年はデモの影響か凱旋門賞を走るような欧州馬も遠征してきていないため、アイルランドダービーを勝った⑬アンソニーヴァンダイク(オブライエン厩舎)だけが日本馬の強敵と言えます。
オッズはやはり①と⑨が売れていて、香港馬エグザルタントは単勝1.8倍(現地オッズ)。日本馬の売れ方はそこそこという感じ。
なんとしても最初のGⅠは当てたいなぁ。買い目を広げて、当てにいきます。
まずは3連複。
エグザルタントのしぶとい前残りで3着を外すことはないと読み、①の1頭軸6頭BOX。15点を10HK$通し。穴は④と⑤。
絶好の1番枠を引いたラッキーライラックから日本馬以外4頭に馬連で流します。
各20HK$×4点。
オブライアン厩舎が怖いので、⑬アンソニーヴァンダイクからも馬連4点流し、各20HK$。
⑬と②グローリーヴェイズの組合せだけオッズが低い。50HK$買い増します。
①と⑬が飛ぶ時は、やはりモレイラが来そう。②グローリーヴェイズから香港馬④と⑤に流します。各10HK$ですが、来れば万馬券。
結果は、好調モレイラが、逃げた①エグザルタントを直線で捉え、②グローリーヴェイズGⅠ初勝利。さらにゴール前で⑪ラッキーライラックも①をかわし、日本馬のワンツーフィニッシュ。
3連複は①②⑪で、18.1倍的中。
しかし10HK$(約140円)しか押さえていません。日本馬同士の組合せを敢えて買ってなくて、馬連が抜けました。200HK$のトリガミ。
5R 第21回 香港スプリント
電撃の6ハロン、芝1200m。出走は14頭。短距離は香港馬が強く、近年ではロードカナロアしか日本馬は通用していない印象。
毎年のようにこのレースを沸かせてきた③ミスタースタニングや④ホットキングプローン、①ビートザクロックが面白そう。
それを押し退けて一番人気を得ているのは⑭のエセロ。前哨戦のJCスプリントを逃げ切り勝ちした3歳の上り馬で、単勝は1.5倍。
香港勢が強敵揃いです。
ただし、日本から唯一出走を果たしたダノンシュマッシュは、あのロードカナロアの子供。連覇した親父に続いて2代制覇といけるかどうか。ただね、この中国名の出走表ご覧ください。
⑦のところに書かれている馬名は〈野田重撃〉!!
確かに野田さんの持ち馬かもしれませんが、こんなカッコ悪い名前で勝てるはずがない気がします。
私の買い目です。
⑭エセロが売れすぎている気がしないか? しかも外の10番枠。
実績のある①③④が内枠にいるのが気になり、①-④の馬連50HK$。
過去2年の勝ち馬なのにあまり売れていない③から①と④へ馬連各30HK$。
結構、配当がつきそう。
⑭が来るときは圧勝でしょう。3連単⑭1着固定のフォーメーションで各10HK$×42通り買ってみます。
結果は、⑭のバートンが逃げ切りならず、ゴール前で①と④に差されました。
またモレイラです。これでGⅠ連勝。
③は惜しくも4着。野田重撃は着外8着と消えました。
馬連①-④で14.6倍。50HK$の的中。
3連単を420HK$も買う必要がどこにあったんでしょう。やってみたかっただけという気がします。
昨年と比較すれば、的中してはいるものの、配当の低い馬券が引っかかっている状況。レース全体も堅めなのかも?
少しだけ時間が空き、スタンド上の会員席専用の売店で軽食を摂ります。
楊州炒飯が旨そうだったのに、嘘か本当か売り切れと宣告されました。
このレジと注文を独りでこなすお婆ちゃんは4年連続のご対面です。英語もおぼつかず、多くの外国人を相手にしていつも大変そう。
私が列に並んだ際には、30人近く行列している始末。
例えばスタンド席を割り当てていた案内係なんて、英語が堪能な若者が3〜4人いて、馬券を買う度に通っていて、実に暇そう。
一方では売店のオバちゃんは一人で混乱しているわけで、10mくらいしか離れていないんだから、もっと機敏に手伝わせればいいと思うんですけどね。それは調理係の中年女性軍団にも言えて、5人くらい注文が続くと、作る順番を忘れたり間違えたりして滅茶苦茶になっています。
会員席なんだからもっと改善できると感じるんですけどね。私が日本人だからでしょうか?
平場に戻って、6R
芝のハンデ戦1400mです。3連勝の勢いを借りて、ここらで万馬券でも当てたいところ。
連勝を買われて、モレイラの乗る②が圧倒的人気。
でも表彰式が続いて忙しいモレイラ騎手が、狭間の平場で集中できるか、かなり疑問です。
私は買いません。
金額は抑えめに、モレイラを除いた①③⑥⑧⑫の馬連5頭BOX。各10HK$で10点。
結果は、モレイラの②は3着に飛んだものの、⑦-⑨-③の順で入線。
私の買った馬は1頭も来てない。
「何澤堯」という中国名のC.ホー騎手は何気に要注意かも?
(私はナニザワ タカシと呼ぶことにしました)
7R 第29回 香港マイル
芝1600mで10頭立て。
香港で10連勝を果たし、世界ランキング1位まで獲得した①ビューティージェネレーションが5番枠①で出走するレース。
日本からは今年の安田記念とマイルCSを同一年で勝った②インディチャンプの他、GⅠ馬3頭が①に挑戦します。
インディチャンプは福永騎手じゃなく、ダミアン・レーンに乗り替わっています。リスグラシューを宝塚記念で勝利に導いた手腕に期待していいかも?
前哨戦で①に土をつけた④ワイククも面白そう。しかも鞍上はモレイラ騎手。発走10分前までは①を抑えて一番人気でした。
私の買い目はこれ。
まずは前述の②と④に加え、前哨戦で2着に入った⑥と、ヴィクトリアマイルをレコード勝ちした⑩ノームコア。昨今、タイムが速くなったと評判のシャティン競馬場なので要注意です。
この4頭の馬連BOXを各50HK$で6点。
上は②-④の馬連が5倍程度しかつかないと見ての買い足し。
3連単フォーメーションは、1着を②か④で固定して、有力馬に流します。各10HK$で32通り。
①の鞍上のバートンは、今日は信頼しきれませんが3着を外すことはないと読み、3連複1頭軸で5頭のBOX。10通りで各20HK$。
①がアタマに来る時は、人気薄の日本馬を連れてくるパターンはありそう。③ペルシアンナイトと⑩ノームコアに流します。各50HK$。
合計で970HK$(約13,400円)も馬券を購入しています。
日本でもこんなに買わないのに、正直買い過ぎだなぁ。
結果は、唯一、馬券を買っていない3歳馬のアドマイヤマーズが切れ味鋭く、差し切りました。
鞍上はスミヨン。単勝も27倍の高配当。2着は④ワイクク。①ビューティージェネレーションは3着でした。
いつも1頭だけ切った日本馬にやられているような気がします。②のインディは7着で、日本馬の中でビリでした。
8R 第33回 香港カップ
芝2000mで1着賞金は実に1,596万香港ドル(約2億2,344万円)。日本馬では2015年にエイシンヒカリ(武豊騎手)が、2016年にはモーリス(ムーア騎手)が連覇しています。
正直、アーモンドアイが参戦していれば圧勝だろうと世界中が予想したために、出走も8頭の少頭数レースに。。
春の香港でQE2世カップを制したウィンブライトにとっては大チャンスのはず。しかも松岡騎手はこの日ただ一人の日本人騎手。期待したいものです。
単勝は②と⑥が拮抗して売れていて、混戦模様。①ウィンブライトは5.4倍で三番人気。
私の買い目のポイントは、昨年の覇者④グロリアスフォーエバーを切ること。1年前の逃げ切り勝ちはフロックだと信じています。また穴は⑤ダークドリーム。レーン騎手の一発に期待です。
④を除いた5頭BOXの馬連を各50HK$で10点。
①ウィンブライトを1頭軸にした3連複ヒモ4頭BOX。
そしてレーン騎手が乗る人気薄⑤から5頭流し。各10HK$。
結果は、①ウィンブライトが香港2連勝!!
2着には⑦マジックワンドが入り、3着は②の何澤堯(ホー騎手)。
やはり何かやってくれると思っていました。
馬連①-⑦ 16.6倍を50HK$的中。
さらに3連複 ①-②-⑦ 18.4倍を30HK$的中。
もう少し配当がつくかと期待していましたが、それでもダブル的中を喜びましょう。
④グロリアスフォーエバーが案の定6着に消えたことも展開予想が読み通り。
これで日本馬が今日だけで3勝。私たちの目の前で、3度も表彰式が拝めました。
※実際は式の最中は、掲示板のオッズが表彰式の映像で隠れるので邪魔でしょうがないんですけどね…。
祭りのあとの9R
平場ハンデ戦の芝1200m。
ここまで8レース中、4レースを的中させているものの、勝っている感触はありません。少額配当が多いわりに、購入している馬券の金額がかさんでいる感覚です。
Mさんも私も今日の深夜発のフライトで、時間はまだ腐るほどあります。お金はないけど…。
というわけで、メインレースは終わったものの、挽回を誓って残りの平場に集中。
私の買い目は、③④⑩⑫の馬連BOX。
好調のモレイラとパド(巴度)とホー(何澤堯)に託します。馬連4頭BOXを各20HK$で6点。
こちらは買い足しの馬連20HK$。
結果は、7・8レースとお休みしたモレイラが快勝。
ただし2着は②。⑥のバートンはここでも勝てず3着止まり。何澤堯は4着でした。
いよいよ最終の10R
平場の芝1600m。時刻は17:20。日は暮れていないものの、だいぶ寒くなってきました。
もう最後なので、穴目から買って、起死回生の大逆転を狙うしかありません。
私の買い目は⑤⑦⑧⑩⑭の馬連BOXを各30HK$で10通り。
④のティータン騎乗の馬が人気になっていて、モレイラやバートンの馬を混ぜて買っても配当はつきそう。もちろん⑭の何澤堯も買い目に入れています。
結果は、④が人気通り勝利。2着には⑭のホー騎手が連対しました。やるなぁ、何澤。
意外と、9・10レースで負けた440HK$が痛いです。これで全レース終了。
最終結果は10レース中、的中は4レース5馬券。
購入金額3,750HK$に対し、回収額は2,614.50HK$。
約15,660円の敗北です。
1,100HK$程度の負債ということは、当たらない平場を賭けないで見をするか、3連単のフォーメーションで多通りの馬券を購入しなければ、防げた結果でした。
まぁただ、香港に来て競馬をやるという非日常を楽しんでいる事を考えると、1万5千円なんて安いものなのかもしれません。
夕焼けのシャティン競馬場を4コーナーに向かって、Mさんと火炭駅へ向かいます。
途中、酔っ払った白人が暴れて、屈強な警備員に取り押さえられている現場に遭遇。催涙ガスは浴びせてなかったです。
この後、香港国際空港に向かいます。
朝の反省を込めて、火炭駅を通り過ぎ、沙田駅まで徒歩で行ってみようということになりました。
東鐵線の線路沿いに歩くだけなのに、時間にしてなんと約45分。
時間はまだ19時を回ったあたり。搭乗開始まで6時間はあります。
沙田駅のショッピングビル内の中華屋で、楊州炒飯と雲吞麺(ハーフサイズ)を食べ、地下鉄の駅と連結されているバスターミナル(沙田市中心總站)から往路と同じA41の路線バスに乗り、直接、空港へ向かいます。
※日曜夜で15分間隔でバスが来る感じです。
21時前には空港へ到着し、警官のパスポートチェックを受けて、チェックイン。
第2ターミナルが先月で工事に入ったので、香港エクスプレスのカウンターも第1ターミナルへお引越ししていました。
搭乗開始まで3時間以上あったとはいえ、搭乗券を渡され空港を彷徨います。
UO624便は予定通り、23:50に離陸し、羽田空港着は概ね4:20。飛行機は普通に混んでいました。
月曜朝から仕事だというMさんとは搭乗前に別れ、三々五々帰路につきます。
私は月曜は有給休暇。睡眠時間が乏しい3日間を過ごしてきたため、爆睡でした。
お疲れ様でした。
こちらの記事もおすすめです。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。