熱闘!香港競馬《2023年香港国際競走》〜4年振りの香港競馬観戦【シャティン競馬場への最適ルート解説付】〜
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▶ 目次 《香港国際競走》を4年振りに観戦 沙田競馬場へのアクセス 観光客用の5階観覧席へのアクセス 馬券の買い方(1~3R) 4R:香港ヴァーズ 5R:香港スプリント 7R:香港マイル 8R:香港カップ |
《香港国際競走》を4年振りに観戦
例年12月第2週の日曜日に、香港の沙田(シャティン)競馬場に世界中の有力馬が集結して、距離別の国際G1が4レース開催されます。
いわば香港競馬の年末の一大イベント。
各レースの賞金は、
香港カップ(芝2000m)が3,600万HK$(1着2,160万HK$)、
香港マイル(芝1600m)が3,200万HK$(1着1,792HK$)、
香港スプリント(芝1200m)が2,600万HK$(1着1,456万HK$)、
香港ヴァーズ(芝2400m)が2,400万HK$(1着1,344万HK$)となっており、
香港国際競走全体での賞金総額は11,800万HK$、日本円で約21.8億円にのぼります。
日本にも地方競馬では「JBCクラシック」のような競馬の祭典がありますが、悲しいかな所詮ダートであり、出走は日本馬だけ。JRAでも一考の余地ありとつくづく思います。
かくいう私は2016~2019年と4年続けて現地で観戦。
2020年からは新型コロナによる海外渡航規制のおかげで、テレビ観戦だけの憂き目にあっておりました。
*過去の記事はこちらでご覧になれます。自慢じゃないけど、日本で最も詳細な香港競馬場観戦記です。
満を持しての渡航は12月8~12日の3泊5日。
香港はホテル代も高いので、滞在中はずっとマカオに宿泊し、競馬開催日だけ香港へピストンする日程を組みました。
(まぁ、他の時間もカジノでギャンブルしたいだけなんですけど…)
ということで、旅行中の全行程の記録は別の記事を起こしています。よければそちらもご覧ください。
今回の旅行では、2019年の競馬観戦でもご一緒した東京在住のMさんが同行されています。
以前からこのブログにコメントを入れていただいていたご縁で、今では定期的に飲み食いする仲。コロナ禍で海外遠征できない際はさんざん憂さ晴らしにお付き合いいただきました。
海外競馬通のMさんの予想に乗って、是非、GⅠ連続的中といきたいものです。
記事が長くなりますので、競馬の予想・結果を先に読みたい方はこちらからジャンプしてください。
沙田競馬場へのアクセス
最初に言っておくと、我々はマカオからアクセスしています。香港空港から直接、沙田競馬場へ向かう方はこちらにジャンプしてください。
沙田競馬場の開場は公には11時と発表されていて、第1レースの発走は12:15。
ただしGⅠ開催日は10時過ぎには開門されていると思われます。(2019年のケースでも10時半に到着して、スムーズに入場できました)
マカオに滞在している私とMさんは7時半ちょい過ぎに、宿泊先のリスボアホテルを出発。
香港まではフェリーではなく、空港近くへ行く越境バスで向かう予定。
1階のタクシー乗り場から「港珠澳邊検大樓」までクルマを走らせます。
朝なので10分もあれば到着。タクシー代は概ね70HK$。(約1,300円)。
出国前に香港行きの越境バスのチケットを買います。
こんな自販機で購入。
マカオパスでもオクトパス(八達通)でも簡単に買えますが、使える券売機が別々になっているので注意。
現金の方は別の窓口で買えます。
運賃は65HK$。
マカオ側の出国審査は通常、大した時間はかかりません。
抜けたら、珠海ではなく香港行きの矢印に沿って歩き、バスに乗車。(今回、実際乗ったのは2階建てでした)
香港口岸までは概ね40分。
到着後は香港の入国審査を受けます。
この時の注意点を一つ。
休日は一般の外国人訪問客の列が激混みしているケースがままあります。
特にインド系やアラブ系が団体でいる場合は遅々として進まない状況をよく目にしますので、用心しておきましょう。(いつも思うのは、ビザが必要な国(人?)は並ばせる列を分けたらいいのにと感じます)
私の場合、香港への入国回数が多いため、e道(e-channel)といって自動化ゲートを抜けられる資格を持っていて、いつも5分とかからず通過しています。こんなやつ。
来年パスポートが切れるので、再申請しなくてはと思うと憂鬱になります。
*香港のe道(e-channel)の申請に関する記事はこちら。
そんなわけで、ここからが香港上陸後の競馬場へのアクセス。
入国審査が終わったら、公共バス乗り場(「公共巴士」などと標識に出ています)へ向かいます。
香港口岸では正面中央のやや左側。
A41と書かれた「沙田」方面の路線バスを使います。
(空港から向かわれる方も同様に、公共バス乗り場からA41を探して乗っていただけばOKです。こちらが始発になります)
上下が逆になっていますが、空港→香港口岸→沙田市中心總站(沙田駅バスターミナル)の順路で走っていて、MTR(香港の地下鉄)の沙田駅に繋がります。
間隔は15~45分となっていますが、日曜朝の時間帯は30分程度の頻度になりそうなので要注意。(香港のバスには明確な時刻表が掲示されていません)
所要時間は約40分です。(平日だと1時間近くかかるかも?)
沙田市中心總站からはMTR(東鐵線沙田駅)に乗り替えます。
ガイドブックや関連のサイトには、必ずこう書かれています。
競馬開催日は臨時列車があるので、馬場駅で降りれば直結だから安心。
この言葉を信じてはいけません。これが曲者。
競馬場に停まる臨時列車の混雑が凄まじいんです。さらに本数も少ないと来ている。
日本の東京競馬場と同様に開催日だけ使われる臨時駅って便利なんですけど、
私なら火炭駅で降りるのが正解!
と言い切ります。
ここからでも歩いて約10分で4コーナー裏の火炭側ゲートに到着します。
また通常の東鐵線の路線なので本数も多いんです。
ということで、今回もすんなり混雑を回避できました。
(ラッシュアワーに慣れている方は競馬場で停まる臨時便に乗っても構いません。不愉快になることだけは覚悟を)
沙田駅のバス停留所から、MTR東鐵線「沙田」駅までの乗り継ぎは約2分。
(ちなみに「羅湖経馬場」と書いてある表示が競馬場前に停まる臨時便)
羅湖方面に乗り1駅で「火炭」駅に到着。
地元の皆さんもよく判っていて、大勢の方が競馬場へ向かうのでついていけば無問題(モーマンタイ)。
出口を目指し階上へ昇ると、改札が2つあります。ここはC・D出口方面へ。
改札の正面のセブンイレブンを右手へ進み、屋外へ。
駅を出たところに、2頭の馬のモニュメントが見えれば正解です。
これを通り過ぎて信号を渡るとホテルがありますので、反対側へ渡ったら左へ。
車道を左に見ながら歩きます。
こんな表示がありますが、右に行こうと左に行こうと最終的には合流します。お好きな方へどうぞ。
右へ進むと結構怪しげな通路。迷わず行きましょう。
この後、左を選んだ方々と合流です。
橋のような通路を渡っています。ここまで約5分。
そろそろ競馬場が見えてくるはず。
階段を下りると、こんな感じ。
右手が沙田競馬場。
4コーナー奥あたりに出てきます。この先が入場口。
テントが見えたら入場ゲートに到着です。ここまでおよそ10分足らず。
ゲート前の左手に、会員席に入場可能となる観光客用メンバーバッジを売っているブースがあります。必要な方はここで購入しましょう。
香港国際競走の日だと会員席は190HK$(約3,500円)。
↑このブースで渡される会員席の入場証。(画像は2017年のもの)
カバンなど外から見えるところに下げておきます。
会員用の観覧席は200HK$程度のコストをかけてもお薦めです。
↓入場時に貰える記念キャップ。
4つ目のキャップになりますが、過去のは引っ越しの際に処分しちゃいました。残念。
ここまでが火炭駅から競馬場への経路です。GⅠが終ったレース後は帰りの客がもっと集中するため、このルートがさらに有効です。楽して帰りましょう。
観光客用の5階観覧席へのアクセス
観光客専用の入場証を購入した方は、5階の会員用観覧席へ入ることができます。
こちらへのアクセスがかなり難関なので、ばっちりご案内したいと思います。
火炭側のゲートから入場すると、4コーナー手前の芝コースとスタンドの間に出ますので、観覧席下の通路をくぐって屋内に向かいます。
例年、このスペースに写真撮影用のモニュメントがあったり、案内所や売店がありますので時間のある方は見物してもいいかも?
ちなみに今年はこんなお馬さんのオブジェが。
場内の《會員席》という表示に向かって突き進みます。(*どこかの階段かエスカレーターで1フロア上がってください)
左手のパドックを過ぎたあたりで、會員席エリアに入るための検問があります。
ここで係員に競馬場入口で買ったタグを見せて入場。
これが会員フロアの1階。
会員用入口を入ってすぐ右手奥にあるエレベーターを使って、5階を目指します。
*注意:日本人の感覚の1階(G/F)ではなく、階段を上がった実質2階です。
階下にも会員用の入口がありますが、こちらは馬主関連の招待客や取材メディア専用の入口のため、一般人の我々は入れてくれません。
この事を忘れていて、今回我々も路頭に迷いました。パドックを上の方から見下ろすフロアなら正解です。
エレベーターは馬主やジョッキークラブの超VIPな方々と同乗することになります。でも臆する必要はありません。
彼らは大概3階で降りるので、我々は5階まで上がり、会員用のスタンド席を目指します。
5階はこんな様子。奥に進んで馬券購入用のカウンターがあったら正解。
最初に座席を押さえる必要があります。
観覧席の指定券を買うには「Loges」の表示のブースへ。
ここでは英語で大丈夫。
「2seats,please」とか告げると、勝手に指定席を割り当ててくれます。
指定席代は20HK$(約300円)。渡される封筒にはこんなタグが入っています。
このタグだと座席はDエリアの4列目かと。(画像は2017年のもの。今年は最前列でした)
これもバッグなど見えるところにさげておきましょう。
いよいよ観覧スタンドへ。
机付きの立派なシート。
デスクの下にはスマホの充電用の電源も装備されています。
(*BF形式。しかも今回は通電しておらず…)
第1レース発走の1時間前に到着したためまだ空いていて、ゴール前の最高のロケーションの席を割り当てていただけました。
手すりから下を除くと、3階のオーナー席のエリア。フォーマルな服装の白人VIPや金髪美人がいて目の保養になりました。
いよいよ、レース予想と馬券購入に続きます。
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コメント ( 4 )
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すん様
コメントありがとうございました。
12月の香港国際競走の場合は、第1Rの発走が12時くらいで、開場が11時と発表されていますが、それより前に開門していました。
5階の会員席はコロナ前は12時くらいにほぼ埋まっていましたが、2023年は満席になっていなかったと思います。
私も4月のQE2世Cの日は訪問したことがないので、はっきりしたことは言えないのですが、意外と広いので12時に完売ということはないかと思います。
初めて投稿させていただきます。
1点可能であればご教授ください。
4月28日クイーンエリザベス2世Cへ予定をしております。
会員席を購入予定ですが、12時頃到着でも入場できますでしょうか?
初回につき、わからないことが多くご教授願いたくお願い申し上げます。
J様
シャティン競馬場ではありがとうございました。いよいよ有馬記念ですね。
私は、元いた会社の同僚が一口馬主になっているスターズオンアースの単勝を2千円買いました。
ブログに登場しておりますJです。
香港では大変お世話になりましたm(_ _)m