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浅間縄文ミュージアムの《会いに行ける縄文美人・ゆきえさん》に会いに行こう!!~縄文遺跡の聖地・長野の旅②

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茅野市尖石縄文考古館を訪問した翌日は、軽井沢方面の北佐久郡に向かいました。
目的地は「浅間縄文ミュージアム」。

ここで展示されている縄文人の模型「通称・ゆきえさん」がSNSなどで話題なんです。
なかなかの縄文美人と聞いています。
それなら是非お目にかかりたい。
それが半日かけて、足を延ばした理由です。
場所は佐久市の郊外、北佐久郡の御代田町。

浅間縄文ミュージアムは〈まなびの館エコールみよた〉と隣接し、入口を共有しています。
玄関にはこんな顔ハメが。

これが必要かはちょっと微妙です。
館内に入って、すぐ右手がミュージアムの入場口。
受付で500円払って入場券を受け取ります。


国宝の遮光器土偶をはじめ、日本の代表的な縄文土偶のレプリカがカジュアルに飾られていますが、当地で出土したものではありません。
浅間山山麓の佐久や、群馬・栃木エリアでは「焼町(やけまち)土器」と呼ばれる装飾の凝った縄文中期の土器が有名です。その話は後半に。
中に入ると、発掘現場のサークルが中心に据えられています。

その周囲に、縄文時代の人々の暮らしに関わるアイテムが展示されているわけ。

土器を作る母娘です。この方々はどちらもゆきえさんではありません。
反対側では、様々な土器が飾られています。

石斧や弓も。

石棒などという石器もあるんです。

男性器を模った石器で、生殖や繁栄のシンボルと推定されています。
(決して下ネタじゃありませんよ。学術的話題です)

縄文人の頭蓋骨もありました。

男性のものみたい。そして、代表的な縄文人の顔はこんな感じ。

七五三掛遺跡(小諸市)の縄文人復元像。
なんとなく私もこの系統かも?
縄文遺跡に魅かれる理由はここにありましたね。
そして、いよいよ隣りの部屋で、
ゆきえさんと対面です。

プレートに〈ゆきえ〉と書かれているわけではありません。

《5000年前の縄文人女性》というタイトル。
縄文人復活!プロジェクト事業により製作されて、2020年春から展示されているのだとか。

10カ月かけて製作されたその模型は、
身長が147cmの20歳で、子供3人の母親の設定。
出土した縄文人骨や近年のDNA情報分析を参考に復元しているそうです。
顔は立体的で、鼻が高く二重まぶたなんだとか。
縄文人が来館者に語りかけるような姿に復元したいという狙いがあり、片膝をつき、優しくほほえみながら料理の器を差し出すポーズも超リアル。
あまりにも美しすぎる縄文女性として、話題を呼びました。
そして、なぜ〈ゆきえさん〉と呼ばれているのか?

プロジェクトの方々の間で、縄文女性像を製作する際に、某女優さんの顔が理想だという話になり、この顔立になったんだそう。
その有名女優の名前が〈ゆきえ〉なんです。
もしかして、このお方?

輪郭や鼻のカタチは確かにそんな気が…。
それ以来、自然とその名前で呼ばれています。私も受付にいた館員の女性とお話しして、ウラを取りました。
(本人がご存じかどうかは別として)なかなか愉快な逸話です。


生き生きとしたその表情や、お母さんらしい優しい微笑みが注目を集め、ツイッター(今のX)で拡散されたみたい。
器の中の料理もリアルです。

浅間山周辺の縄文人の食事は、木の実などの植物が中心ながら、シカやイノシシ、貝などの動物性たんぱく質も摂取していたみたいです。

ここでも小一時間立ち尽くし、穏やかな縄文女性に見惚れておりました。

最後にこの地域の代表的縄文土器「焼町土器」のご紹介をしておきます。


約5千年前の縄文中期に多く作られ、ドーナツ状の突起や独特な文様が特徴的な土器です。

縄文の後期には、地味めな方向に変遷していったようなのですが、時代が実用性を求めたのでしょうか?
今日は念願のゆきえさんに会えて、たいへん満足でした。
帰りにゆきえさんのブロマイドをいただきました。
買って帰るつもりだったので、非常にラッキー。


表裏になっています。裏面の最後にニックネーム゛ゆきえ”と書いてありますね。
玄関裏に、縄文土器のガチャガチャがありました。

なかなか商魂が逞しい。
そのうち、ゆきえさんのアンドロイドでも売り出すかも?

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