《香港・ランタオ島探訪記①》アジア最長のケーブルカー「ゴンピン360」で昂坪ビレッジへ
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世界一地価が高いという中環(セントラル)や商業施設がずらりと並ぶネイザンロードなど大都会なイメージが強い香港。
でも香港は250もの島で成り立っており、意外にも自然豊かな側面もあるんです。
2024年12月の香港遠征は涼しくなったこともあり、離島観光をしようと企んでいました。
目指すはランタオ島(大嶼島)。
香港国際空港が隣接する島であるとともに、香港の一番大きい島(香港島よりも面積が広い)で 広東語では大嶼山(ダーイユーサーン)と呼ばれています。
ここには香港ディズニーランドの他に、私が注目する「ゴンピン360(昂坪360)」や「天壇大仏」があるんです。
ランタオ島観光記の第1弾は、スタート地点となるアジア最長のケーブルカー「ゴンピン360(昂坪360)」に乗車したエピソードをご紹介します。
訪問したのは今回の旅程の最終日(12/8)。
そもそもケーブルカーの営業開始は10時からなので、ホテルも急がずにチェックアウト。
問題はケーブルカーの乗り場がどれだけ混雑しているか?
だからこそ土曜でなく月曜にしたんですけどね。
ゴンピン360の駅は東涌という街にあり、MTR(香港の鉄道)の東涌駅か、空港からなら路線バスで向かいます。
私の宿泊地は香港島の銅鐸湾だったので港島線で中環駅へ進み、連結する香港駅から東涌線へ乗り換え。
列車は約8分置きに出ており、始発の香港駅から終点の東涌駅(トンチョン)までは約40分とのこと。
と思っていたら、車内でケーブルカーのチケット購入に悪戦苦闘しているうちに、列車が東涌駅で折り返していました。
気づいたら香港駅の隣りの九龍駅。
30分以上ロスしてしまいました。
東涌駅に再度着いたのはほぼ正午。(ちなみに香港ディズニーランドへ行く方はこの1つ手前の欣澳駅/サニーベイ駅で下車し迪士尼線に乗り換えます)
ケーブルカー(ゴンピン360)のチケットは、無事klookのサイトでクリスタル往復の14時までの時間帯で購入できています。
噂ではこのゴンドラが結構並ぶという話なので急いで向かわねば。
B出口から屋外へ。
駅前にはアウトレットモールがあって、そこらじゅうにゴンピン360への標識が出ています。
乗車口までは約5分。↓このエスカレーターが乗り場の入口。
チケットを買う客と購入済みの客の列にここで分岐します。私は右側を進軍。
まずまずの行列が見えてきました。
いつも思うんですが、航空機のオンラインチェックイン等も同様、なぜこれだけ分かりやすいのに事前に手続きを済ませておかないのでしょう。未購入の列が停滞しています。
さらにチケットが確認され、〈スタンダード〉と床がスケルトンになった〈クリスタル〉の列に分岐します。
私はピンクのリボンを渡されクリスタルの列に。(機体全体が透明になったクリスタル+というのもあるようです。それはまた別の列がありました)
だいぶ近づいてきましたが、ここからがまたジリジリ。
ほぼ30分かかって、12時半にようやく乗車。
と思ったら青いケーブルカーはスタンダードの機体でした。こっちの方が多くない?
クリスタルはゴールドの機体。
係員が乗り込むときにいちいちグループの写真を撮っていて後で売りつけようという魂胆らしい。これが混雑の原因かも?
念願の天壇大仏に向かって、ケーブルカーが発進。約25分間の空中散歩です。
このゴンピン360。開業は2006年で全区間は5.7km。
海抜0mから標高400mを約25分で一気に登ります。
アジア最長のケーブルーらしいです。
基本的には8人乗り。
乗客は私以外にフィリピン系らしい一男一女の若い家族と、中国系のご婦人2人連れ。さらにタイ人っぽいBL系の男性カップルがいちゃついていました。
振り返るとこんな感じ。
右手に空港の滑走路が見えます。
足元を見ると確かにスケルトン。
でも恐怖感も特になく感動を呼ぶものではないですね。これなら通常のケーブルカーで良かったかも。
機内でフィリピン系の家族が入れ替わり写真を撮っているのを見て、「私がシャッターを押してあげるよ」と提案しました。だって手を伸ばしたところで全員とこの景色を綺麗にフレームに収めるのは不可能でしょう。
まずまず喜ばれ、BLカップルにも声かけしましたが遠慮されました。
こういう時、中国人って愛想ない方が多いですね。
彼女たちは煩わしそうに終始無反応。(腕組みって…)
私のお節介なところなんですが、どこの観光地にいても幸せそうに写真を撮っているグループを見ると微笑ましい気分になるんです。そして一人抜けてシャッター係になっている様がなんとももどかしい。暇なときは必ず声かけして全員を1枚に収めるようにしています。
こういう小さな善意がいつか自分に帰ってくると信じている部分もあるんですけど…。
かなり標高も高くなってきました。遠くに大仏さんも見えてきました。
この日の香港の気温は21℃程度。ただ乗車後、隙間風の影響もあり車内はどんどん冷えてきて、リュックに入れていたアンダーダウンを上から羽織ったほど。体感10℃くらいでした。
(この時期の薄着注意です)
そしてここがゴール。
狭っちい売店の通路を抜けないと屋外に出られない仕掛けになっているのが、商魂逞しいというか中華っぽいですよね。
着いたばっかりで土産なんか買うか?
お土産屋を抜けて昂坪駅の出口へ。
そしていよいよ天壇大仏と寶蓮寺へ。
昂坪駅前は昂坪市集(昂坪ビレッジ)と呼ばれ、レストランや土産店が並びます。
こんな太鼓があったり…、
三国志のパネル(顔はめじゃないのね?)があったり…、
生きている牛が昼寝していたりと賑やか。
約2時間後。帰りのケーブルカーもクリスタルで。
なぜか下りは乗客の行列なし。しかも坂を下りるから速いんです。
お疲れ様でした。
往復とも床がスケルトンの〈クリスタル〉に乗りましたが、恐怖を感じるようなスリルはありませんでした。
よほどの高度恐怖症の方でないかぎり大丈夫かと思います。
*昂坪ビレッジの先にある「天壇大仏」観光は別の記事にて。
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