富士市吉野商店街の「KamileonCafe58」に潜入。〈つけナポリタン〉ってどうなの? 

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静岡県の富士市で〈つけナポリタン〉がブーム
になっていると情報を得ました。
どうやら吉原商店街が発信源。

近隣に富士宮焼きそばがあるし、対抗してB級グルメを開発したのでしょうか?
本栖湖でのウィンドサーフィンの行き帰りに通過することが多いものの。数年前はほとんど聞いたことがありません。
《これは食べてみるしかない》と常々思っており、最近では最大のミッションです。



私の家がある神奈川県三浦市からは、クルマで2時間半近くかかります。
横浜横須賀道路と東名を使って片道140kmの道のり。月曜日のわりに混雑していたのでげんなり。

こちらが吉原商店街。
公営の駐車場にクルマを停めて商店街へ。
(なんと1時間100円です。WEBサイトでは契約駐車場がサービスになるなんて書いてありましたが、100円なら見つけたパーキングに入れちゃった方が手間ないです)
午後1時半ながら、アーケードに人が歩いていません。
(テレビで見た時は、つけナポリタンのお蔭で他の店も繁盛してそうなことも言っていたのだが…)

そして、お目当ての店「アドニス」へ。

こちらの喫茶店がつけナポリタンの元祖と云われています。
店主の方が、商店街の会長などと街おこしに繋がるメニューを開発しようと考えたのがこのパスタで、日本一のB級グルメを目指しレシピを公開し、他の店でも提供できるようにしたんだとか。
まずは、このお店から試すのが無難というもの。

ところがなんと《完売》&《閉店》!!
ナポリタンの麺を茹でるのが喫茶店の設備では大量にできないため、時間がかかるし人数を捌けないという話は耳にしておりました。
だから、こんなこともあろうかと、土日でなく暇そうなGW前の平日に来訪したんですが、無念の空振りです。
しかして、不思議なことが。
そんな人気の割りには、画像が示す通り商店街には人がいません。
狐につままれたような気分です。
とはいえ、ここで帰るわけにはいかず、途方に暮れたまま他の店を探します。

ネットのつけナポリタンMAPをスクロールして、アドニスから比較的近いカフェを見つけました。
Kamileon Cafe58(カメレオンカフェ58)さん。

紙バンド手芸教室とカフェの二刀流のお店です。

14時を回っていますが、まだ営業していることは確認済み。

入口のドアをくぐるとどう見ても、手芸店です。


美しい紙テープと完成品が並んでいます。
なぜか明るい気分になるから不思議。
でもって、奥にカフェがあるわけ。

テーブル4つとカウンター5席くらい。
女性の店員さんが2名で回していました。(手芸教室はこの日はやっておらず)
メニューです。

パスタが多い印象。
つけナポリタンが一番上にありますが、地元の方は他のパスタを頼むんだろうな。
隣りの隣りに座っていた老人男性は、他のメニューを食べていたと思います。
訊けば、14時すぎでもランチタイムにしてくれるみたい。
私は迷わず「つけナポリタン」と紅茶のセット(1,350円)をオーダー。
ついでにパスタを大盛り(無料)にしていただきました。
蕎麦屋もそうですが、カフェ系の店でパスタを頼む場合、女性向けに量を決めているため、麺が極めて少ないケースが経験上多いんです。ここは大盛りが無難かと。

手芸店らしく箸置きが可愛いです。

ついでに言うと、お手洗いにあった1ロール用のトイレットペーパーホルダーが素敵でした。(探したけど、お店では売ってなかったです)
空いていたこともあり、5分でサラダとつけナポリタンが運ばれてきました。

温泉玉子が添えられています。
しかし、これはナポリタンではありませんよね?

どう見ても、トマト風味のスープパスタです。
だってナポリタンって、ケチャップ味でしょう、普通?

まずはつけスープを確認。

具はムール貝です。

赤というよりオレンジ色のトマトスープ。
ブイヨンの効いた魚介の香りがほのかに鼻を擽ります。
そしてパスタ。

桜エビと何かの粉(おそらく鰹節ではないやつ)が多めにかかっています。
麺は細めのストレート。

太めのパスタを予想していたので案外でした。

これは箸で食べるのが正解のような気がしました。

スープと麺の絡みも良く、魚介系の風味が溶けこんでいて、なかなか旨いです。
トマトの酸味はそれほどしないかな?
そういえば注文時に、パスタを冷たいのと温かいののどちらにするかを尋ねられました。
私は温かい麺を選択。(たぶんそれが正解です)
ちなみにサラダはこんな感じ。

ガーリックチップの食感が楽しめました。
途中で味変できるのが、つけナポリタンの楽しみ方だそう。

付け合わせの温泉玉子をパスタに混ぜるんです。

うどんやラーメンじゃないんだから、そのままスプーンで飲み込んじゃだめですよ。

しっかり混ぜて、トマトスープの味の変化を堪能しましょう。
私はこれが気に入りました。
食べ終わりかけた時に店員さんが、これを持ってきてくれました。

蕎麦湯ならぬ、追いブイヨンです。

これをパスタがなくなったスープに入れるんです。

炒め玉ねぎがいっぱい入っていて、これは旨し。
単体で飲んでみたら、オニオングラタンスープの味でした。
最後に紅茶をいただいて終了。

つけナポリタン。よく考えられたメニューです。
ただ名前が逆効果を生んでいる気もします。
私の周りに話しても、つけナポリタンと聴くと「???」の顔をします。
トマトケチャップで炒めたパスタを、スープに浸して食べる映像が頭に浮かべているんでしょう。
(確かにスープ焼きそばはそんな感じです)
結論。つけナポリタンはナポリタンスパではありません。
ただし、高速代往復8,000円超をかけてまで食べにいく価値はないかなぁ。

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