デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ「Too-Rye-Ay」~レコードジャケットのベストデザインを考える⑤~
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「部屋に飾るレコードジャケットは何がいいか?」シリーズの第5弾です。
70年代ディスコ系やヒップ・ホップも含めれば、面白いのがありそう。
*80年代後半のマハラジャやユーロビートのブームの頃から、レコードではなくCDにデバイスが変わっていきます。
最初に浮かんだのが、ファンクの帝王・ジェイムス・ブラウン様
↓ こんなのはどう?
「SEX MACHINE TODAY」というミニアルバム。1975年リリースで、「セックスマシーン」が収録されています。
そう、あの「ゲロッパ!」のフレーズで有名な曲。
ライナーノーツを見ると、「SEX MACHINE PARTⅠAND PARTⅡ」で11分54秒あります。
そう長~い曲なんです。
そして曲の大半を「ゲロッパ!」と連呼。そして返しで「ゲロエロ!」とコーラスが聞こえます。おそらく「Get up」=「Get on up!」と掛け合いしているようです。真面目に聞いていると、絶対に途中で飽きます。
ジャケットの画像を拡大しただけば分かるかと思いますが、この「SEX MACHINE」の文字は人文字になっています。
そう、女の裸、女体盛りです。いやぁ、お下劣。
もとい、ジェイムス・ブラウンの果てなき、女性へのオマージュ(憧憬)と言っておきましょう。
最初は、いいの見つけちゃったなぁと喜んでいたのですが、さて部屋に飾ったらどうか?
浮いてます。そして、いちいち目に留まります。
私の部屋は、みうらじゅんさんや山田吾郎さんの家ではありませんので、タモリ倶楽部的な要素はちょっと…。
お手洗いに飾ろうかとも思いましたが、トイレの個室に「SEX MACHINE」なんて、好きな人が見たら百年の恋も冷めそうですよね。
というわけで、却下。
*ちなみにジェイムス・ブラウン氏は、1933年生まれで1955年にデビュー。そして2006年、享年73歳に永眠されています。
私の実体験での記憶では、シルベスタ・スタローンの監督・主演による映画「ロッキー4」で、アポロとドラゴのエキシビジョンマッチの入場時に、本人役で「Livinr in America」を歌唱し、圧倒的なパフォーマンスを披露して、健在ぶりを世界中にアピールしていました。
偉大なるJBに黙祷。
さて、次に探したのがこのジャケット。
デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズというバンドの1982~3年にかけての大ヒットアルバム、「Too-Rye-Ay」。
シングルカットされた「カモーン・アイリーン(come on Eileen)」で全米1位を獲得しています。
私が高校から大学にかけて、ラジオやMTVでよく流されていた記憶があります。
最近でも、たぶん私と同世代の方がTV番組のBGMを選んでいたりすると、この時代の曲が流れてきます。「ラジオスターの悲劇」(バグルス)や「カーマ・カメレオン」(カルチャー・クラブ)とか。
曲自体はジャケットのアンニュイ加減とは全くの逆で、バンジョーやフィドル(バイオリンの一種)やアコーディオンを使った、ケルト音楽風のゴキゲンなノリ。*この言い回しも80年代タッチ。
このアルバムの題名を「Too-Rye-Ay」とご紹介しましたが、当時の洋楽には概ねキテレツな邦題がつけられています。
これも邦題は「女の泪はワザモンだ!!」???
アルバムタイトルですか、それ?
フォノグラムレコードさんの作戦なのでしょうが、説明を聞きたいものです。
*当時はこんなのばっかでしたが…。
ではなぜ、このジャケットデザインに目をつけたかと言うと、私が通っていた大学がある池袋西口、丸井裏に、300Bという飲み屋(当時はパブ)がありました。サークルのミーティングの後や、試験の打ち上げなんかはだいだいこの店。
そんなに綺麗じゃない壁には、所狭しと洋楽のレコードジャケットが飾ってあって、そこにあった1枚なんです。
他のは忘れてしまったのですが、なぜかディキシーズ・ミッドナイト・ランナーズの、このアルバムだけは覚えていたわけです。
↓ 部屋に配置するとこんな感じ。
裸にオーバーオールを着て、落ち込んでます。暗いです。
独り者のマンションには淋しすぎるという気もしますが、まぁ「セックスマシーン」よりはマシってことでご勘弁を。
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