港珠澳大橋横断レポート(香港~マカオルート完全解説)《海外旅行快適化計画⑧》

▶ 目次
1.香港空港から港珠澳大橋香港口岸へ

2.マカオ入境施設からマカオ市街へ

祝・港珠澳大橋開通

2018年10月下旬に港珠澳大橋が念願の開通を果たしました。
すでに私も12月と1月の2回ほど通行実績を重ねています。興味のある方も多いと思いますので、香港→マカオ半島のアクセスについて解説します。

*マカオ→香港ルートについては、別の記事でご紹介しています。港珠澳大橋横断レポート(マカオ➡香港ルート完全解説)《海外旅行快適化計画⑦》

香港側の出国ゲートとなる「港珠澳大橋香港口岸」は香港国際空港からバスで10分の場所にあります。
フェリー乗り場の窓から見える対岸のあれがそうだったんですね。

フェリーと同様に香港に入国手続きをしないまま、マカオ行きのバスに乗れるようになることが発表されていましたが、何年先なんでしょう?
現状では、香港のイミグレーションを通って、香港口岸行きのバスに乗らなければなりません。香港の入国審査は時間帯によってはかなりの行列。憂鬱ですよね。

ちなみに私は香港e-Channelの手続きをしてあるので、自動化ゲートがくぐれます。


1年間に3回以上、香港に入国実績があれば手続きが可能となります。
*香港e-Channelの詳細は別の記事でご紹介しています。香港国際空港でe道(e-Channel)の登録に成功!《海外旅行快適化計画③》
入国審査を終えて手荷物受取所を抜け、到着ゲートに出たら、向かって右に進み、地下に降りるこの階段を探します。

誰もいないため、間違った非常口に迷い込んだ不安な気持ちになりますが、大丈夫。ドアを開ければ、バス乗り場です。
ここでB4のバスを待ちます。土曜の11時頃なのにそれほど人もいません。

※ちなみに香港の市内からは、A11、A21、A22、A29、A31、A33X、A36 、A41の空港行きのバスで、そのまま行けます。
B4の時刻表はこちら。

日中は12分おきに来るようです。深夜(0:
30〜5:30)は30分おき、5:30からは15分に1本です。

12月に訪れた際は、お昼前で乗客も10人ほど、1月は早朝6時前で先客は1人。ここでの混雑は杞憂に終わりました。
運賃は6HK$。香港の交通系ICカード「オクトパス」を持っていればタッチするだけ。
10分で「港珠澳大橋香港口岸」に到着です。

人の流れは一つしかな間違えようがありません。


ここで出国審査。人の波もこの程度で10分とかからず通過。すぐにマカオと珠海へ繋がるバス乗り場へ。

マカオ(澳門)と珠海で乗り場は分かれていますが、券売機は同じ。案内係も大勢いて、なんの心配も入りません。
①青い方の「購票」を選択。

②もちろん「往澳門」をタッチ。

③人数を選びます。マカオまでの運賃は、1枚65HK$(約900円)。※23時以降の夜間は70HK$に割増し。

④支払いは右側のオクトパスカード(八達通)でするのが便利。
※残額が足りない場合はここではチャージができそうにないので、空港かコンビニで済ませておきましょう。

現金の場合は、窓口が別かも? その場合は係の人に訊いてみてください。

⑤オクトパスカードを入れると、チケットが出てきます。

苦もなくチケット購入終了。バス乗り場を目指します。


アクセスは実に分かりやすい。間違えようがありません。
マカオへ渡るバスが見えてきました。行列も予想したほどでもなく、50人くらい?
ピーク時は5分間隔で走っていて、うまくいけば1本目のバスに乗れちゃうかも?

私が乗ったバスは2階建てでした。

外を見ると、待っている次の客も1台分くらい。

ちなみに1月の際は朝6時だったため、私が列の先頭。ガラガラでした。バスも1階建て。

座席は指定ではなく、勝手に座ってOK。マカオまでは40分の旅。こちらはイメージ画像。

海底トンネルの中を走っている時間も長いし、全長55kmの世界一長い橋とはいえ、アクアラインと印象は同じ。

景色はあまり期待できません。それでも写真を撮りたい方は、絶対窓側の席を確保しましょう。

マカオは海も汚く、それが最も残念。ゲートが見えたら、あと少し。

こちらが珠海側の入境施設。

ここからがマカオ側。市街地へのアクセスが悩み所

所要時間は40分で、マカオに到着です。

入境施設までは50mくらい。

入国審査は各列10人程度、並んでいました(早朝はガラガラ)。大陸系の中国人があまりいなくて、それ以外の国の方が多い印象です。

ここからがマカオです。

屋外に出て、バス乗り場を探します。タクシーやカジノ行きの無料バスは見かけません。
*どうやら外港碼頭とタイパの2つのフェリーターミナルへ行ける無料バスがあるという噂。残念ながら私はまだ見つけられていません。
マカオへの路線バスは、101Xと102Xの2系統。
半島側に行くなら普通は101Xを選ぶのですが、12月下旬からは102Xもタイパへ入る前に、外港碼頭へ寄るように路線変更になりました。
マカオのバスの路線図はこちら

乗り場はG。

101Xはポンテ16の前を通って、新馬路からリスボア前のバス乗車場を巡回するルートです。

101Xのバスが日中、意外と並びます。12月の際は1台分待つことに。しかも、道が混んでいて、リスボア前まで結局1時間かかりました。

着いたら、PM1:30。せっかく、40分でマカオに着いたのに、残念な気分。
もしも空港からフェリールートを選択したとしたら、12:15のタイパ行き(エコノミー運賃270HK$)に乗っていたことになります。
到着は13:30というところ。半島へは14時過ぎです。30分くらいの時間短縮&205HK$(約3,000円)の節約。
まぁ感謝しないわけにはいかないでしょうね…。

1月の早朝着のケースでは、夜間でバスターミナルもほぼ無人。タクシーもいません。
宿泊ホテルが外港フェリーターミナルに近いカーサレアルだったので、102Xに乗るほうが便利。でもバスの運行が7時からと判り、仕方なく夜間でも動いている101Xに乗車。
6:00ジャストに発車して、リスボア前のバス停には6:20着。

いやぁ、朝は道路混雑なしで順調です。香港到着から2時間20分でマカオの中心地に着きました。

マカオ到着後の交通機関については、日中の場合は今後も調べてみる価値がありそうです。タクシー代が安いので体力的にもそれが最善かもしれません。

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  • コメント ( 1 )

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  1. もりもり

    詳細な香港空港からマカオへのバス経路解説ありがとうございます!e-channelはハードル高いですが、オクトパスカードやマカオパスを入手し、トライしてみようとおさ。