
人生初の台湾漫遊記~風まかせが攻めると台北4泊5日はこうなるんです!!
2日目:今日は何軒の夜市を回った?
明けて2日目のスタートは午前10時過ぎに起床。二日酔いで軽く頭痛が…。
まずは朝食へ農安街の「雙城美食一條街」。
夜は雙城街夜市となるこの一帯は朝から開いている店も多く、朝食メニューも楽しめるエリア。
地図で調べるとMRT中和新蘆線の中山國小駅が最寄りなのですが、今回はホテル前からタクシーを使うことに。
昨日歩き過ぎてうんざりし始めたのが主な理由ですが、思いのほか街角でイエローキャブを見かけていたのが実情。
ぼったくりの多い東南アジア同様、《台湾でもタクシーアプリを使ったほうが安全》などとYouTubeで訴えかける観光動画を何度か見たのですが…、
はっきり言ってガセネタです。
我々はこの後、都合3回ほど流しのタクシーを拾いましたけど、値段も日本よりも安いし、行き先さえ正しく伝えられれば待ち時間もなく問題ありません。
台湾ではGrabではなくUberがメジャーのようですが、不安定な地図アプリで場所を指定するほうが面倒というもの。
今回のケースでは「雙城美食一條街」の文字をスマホで検索して、メモ帳アプリに張り付けて拡大して見せれたら楽勝でした。
言葉は通じないものの、運転手さんは自分のスマホで地名を音声検索し直して、最短距離で向かってくれました。
雙城美食一條街までは120~130元だったはず。
まぁネットは不安を煽るの好きですからねぇ~。適当に付き合いましょ。
そんなこんなで雙城美食一條街での朝食。
20軒近く営業を開始している屋台を一回りして、友人P君と朝飯を物色。勝手に好きなものを選びます。
まず私が見つけたのは〈乾拌麺〉。
日本式にいうと台湾まぜそば。値段は驚きの35元(約165円)です。
次に向かった屋台はご飯もののお店。最近は魯肉飯より人気が高いという…
〈鶏肉飯(ジーローファン)〉をいただきました。
単品で40元。日本円で188円。目玉焼きをトッピングしても200円超です。
恐るべし台湾の屋台朝食。この安さはかなり尊い。
*詳しくは別の記事にて。
お腹を満たした後は、MRT中山國小駅から忠孝新生で乗り換えて、板南線の西門駅へ。
《台湾の原宿》と呼ばれる場所。
このレインボーの横断歩道はインスタ映えを意識してるんでしょうね。
いきなりすれ違う人々の年齢層が下がった印象。
反対側には紅楼のような落ち着いた建物があるのですが、これも今ではイベントスペース?
こんな赤い祠も…
中にはこんなチャラけた聖母が入っているわけで…。
↓恐らくここがメインストリート。渋谷で云うならセンター街。
タピオカミルクティーで名を馳せた「幸福堂」もこの手前にありました。百人近い行列。
歩き回っても適当なカフェすら見つけられず、喧騒を避け、隣り駅の「龍山寺」へ。
オジサンたちには宗教施設のほうがお似合いです。
空が晴れ渡っておりますが、この日は最高気温27℃の小春日和を超えた暑さ。
右側を歩くP君もよく見りゃロンTです。
全体的にカラフルなところが温暖な台湾っぽい印象。(那覇の首里城だってそうだよね)
今年は蛇年だけにちなんだ建造物が多いです。
こちらが本殿。
たくさんの人々が祈りを捧げています。
こちらが神様が鎮座する拝殿。
こんなところにしておきましょう。土曜だったこともあり御守り売場が大混雑で買う気も失せました。
龍山寺は近隣に夜市が多いのが特徴。
最も有名なのは「華西街観光夜市」。
まさに浅草の仲見世通りのアーケードって感じ。如何わしくて怪しくてキッチュで大好きな雰囲気。
龍山寺側の正門付近はマッサージ店が軒を並べます。女性向けのネイルサロンも結構ありますね。
そしてこちらが噂の蛇料理店?
看板にも大きく《蛇》の文字。
隣りの店の女性の顔が並んで素晴らしいセンス。
今日は休業日らしく閉じられたシャッターに貼り紙が。
「用があるなら電話せい」ってことでしょう。呼び出して「蛇食わせろ」って言える勇気はありません。
ほぼ中間地点にもう一つ門があり、その奥は飲食店が並びます。
有名な店がたくさんあって、こちらは魯肉飯で有名な店「阿義」。
隣りの「小玉煮爪」もミシュランビブグルマンに選ばれた店。
他にも台湾式バーガーでミシュラン獲得の人気店もあり、土曜午後は大行列でした。
夜市ながら屋台でない飲食店は昼から営業しているよう。私は月曜に再訪しようと企んでいます。
午後2時を過ぎ、いい加減観光疲れしてきたのでMRTでホテルへ戻ります。足腰に来ている私は服を脱いで、日暮れまで仮眠。
明日が帰国日のP君は、中山駅にあるホテルオークラのパイナップルケーキを買いに出かけていきました。
昨夜スーパーで大量に菓子を購入したのに、それでも土産が足らないらしいです。
「お前は二木の菓子のバイヤーか?」
目覚めたら夕方6時過ぎ。
P君も戻ってきていました。ただ僅か徒歩15分のオークラを往復していたはずなのに、2時間近く放浪していた様子。
聞けば道に迷ってホントに2時間彷徨っていたそうで、落胆した表情。
昨日から、一緒に歩いている間ずっとスマホでGoogleマップと睨めっこしているのが気になっていました。
しかも使いにくいナビ機能を利用しているため途中で東西南北が判らなくなり、結構な頻度でトンチンカンな道を示していました。
我々がいる宿泊先は台北駅と中山駅の間なので、要はどちらの駅に向かって歩くかが最初の選択になるわけです。
私はしばしば「機械に頼らずに上を向いて歩かないと景色を覚えないよ」と何度も逆方向を示すP君に助言していたものの、見栄っ張りなのかなかなか聞いてもらえず。
地図アプリでざっくり場所を掴んだら、後は自分の勘で歩いたほうが確実だし、キョロキョロしてればいろんな発見ができて有意義だと思うんですけどね。
Googleマップを使いこなしているほうがカッコいいと思っているようなので仕方ないですね。
さてさて夕食の時間です。
この日は昨夜の寧夏夜市のリベンジとして、もう少し空いていそうな松山エリアの「饒河街観光夜市」に行こうという計画になっています。それもピークの時間を少し外した21時近辺。
少し時間があるので、私は近所の緑林足道養生で〈足の角質取り〉を実行しようと考えていたのですが、P君はあまり乗り気ではなさげ。彼が何度も口にしていた〈越式洗髪〉をご一緒することに。
(誤解を招かないように言っておくと、これも風俗店ではないですからね)
中山と雙連駅の間のエリアに店が固まっています。
店名は「越式洗髪 Rosa」。
受付に若いベトナム美女がたむろっていますが、繰り返します。エロい店ではありません。
英語しか通じない雰囲気だし、大丈夫か?
予約していないことを伝え、なんとかメニューを拝見させていただき、90分のAコースを選択。
価格は1500元(日本円で約7,000円)。
シャンプーを含んだ手足と肩頸のマッサージは案外しっかりしています。まずまず気持ちよかったです。
ただ会話が弾まないのがなぁ…。
*別記事にて紹介しています。
20時を回っていたこともあり、タクシーでMRT松山駅近くの「饒河街観光夜市」へ向かいます。
土曜夜は21時近くでもこんな混みよう。ただ昨日の寧夏夜市に較べれば、進む速度はいくらか速かったと思います。
門の近くに胡椒餅の有名店の行列があると聞いていましたが、こちら側ではないよう。
テレビの旅番組でもよく紹介される夜市なので、記憶の片隅にある屋台がいくつかありました。
ただ椅子に座って食べられる店を探すのはなかなか困難でした。
そんな中、P君はお目当ての大鶏排(ダージーパイ)を見つけて、近くのテーブルに陣取り食らいつき始めました。私もその近所の空いている屋台で魯肉飯(ルーローファン)を購入。
横浜中華街の近くに住んでいる頃に、台湾料理店で何度も食べていますため驚きはありません。
まぁ《肉入りおじや》ってところでしょうか。
惜しむらくは、旨いんだけど味が安っぽいんだよなぁ。
私の注目は反対側の門にある〈胡椒餅〉です。
何度もミシュランビブグルマンを獲得しているお店。
門の真下にもかかわらず50人以上の行列。
1個65元。300円といったところ。
かぶりつくたびに、顔に向かって熱々の汁が飛ぶものの確かに旨いです。
*詳細は別の記事にて。
本当はもう少し屋台グルメを味わいたかったけれど、混んでいて落ち着かないこともあり、MRTで中山駅に戻りました。
あらためて座って飲み食いできる店を探すことに。
ただ土曜夜の中山・雙連エリアは人で溢れかえっています。空いている店はショボくて帯に短し状態。
結局、ホテル近くの林森北路まで帰ってきちゃいました。
ホテル横の脇道で見つけた火鍋屋に仕方なく入店。
店名は「串串香」。
鍋を頼まなくてもビールとつまみさえあればと考えた我々が愚かでした。
日本人街なのに言葉が通じない上に、鍋を注文することが必須だと。
店員の女子の他、近くの席で飲んでいたオーナーかもしれない男性、さらに隣りの店の日本語が少し喋れる若者店員まで現れて、オーダーを決めるだけで大騒ぎ。
意味不明のまま2種類のスープが入った麻辣鍋が運ばれ、豚肉と野菜を煮て食べ始めました。
(魯肉飯と胡椒餅でそこまでお腹は空いていません)
やっちゃいましたねぇ。
赤いほうのスープがラーメン中本の北極並みの激辛度。
誤って50ccほどスープを飲み込んでしまいました。
この1時間後から翌日夕方まで腹のゴロゴロが鳴り止まなったのは言うまでもありません。
(注文までの経緯がこんなだったので、写真が撮れていません)
一緒にいたP君は箸をつける瞬間に私が制止し難を逃れました。明日帰国だし無事過ごして欲しいですから。
頼んだ鍋の具を白湯スープの方で平らげ、ビール2本を飲み干して退散。
オーダー時の女性店員が不在で伝票が見つけられず、代わりの子が勘定の際に苦労していました。
結局3,500元近く払ったような…。
2日目はこれにて終了。やっと3日目です。
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