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マカオへの渡航は44度を数えます。滞在日数でいえば通算で140日くらい。
狭い市街を日々歩き回るので、20年暮らした世田谷よりも精通していると思えるほど。
ただそれだけ海外にいても、体験してなかったことがあります。
それが散髪体験!!
外国で髪を切ったことがないんです。
まぁ旅行前に済ませておくことが多いため、必要に駆られなかったのが主な理由ですが、散策するたびにローカルな床屋や美容室で髪を切ったら面白いだろうなぁと憧れておりました。
そんな矢先、今回のマカオ滞在で現地合流したＫさんが旅行中にしばしば床屋（エッチなやつじゃないですよ）に立ち寄っているという話を伺いました。
聞けばマカオなら、50～200HK$で髪を切れるみたい。
50HK$って1,000円（2025年1月の為替レート）ですがな!?
それ以降、こんなサインを見かけると値段や雰囲気を確認するクセがついちゃいました。
そして運命のＸデーはマカオ滞在最終日。
前夜にカジノでプラス転換したのをいいことに勝ち逃げを決め込んだため、離澳まで時間が空いていました。
昼飯を食べに十月初五日街に向かう途中で、トリコロールのサインが目に飛び込んできました。
場所的には果欄街から続く道沿いで、地元民しか歩いていないエリア。
理髪店か美容室かは判別できませんが、この模様は万国共通なんでしょう。
店名は「Elegant Beauty Salon」。
想像するに美容室です。
ショーウィンドウに張られたメニューで値段を確認。
單剪（Cut）50$
洗剪吹（Wash,Cut and Blow） 70/80$
となっています。
開いているドアから顔をのぞかせると、男性店員が出てきてくれたので英語で質問を投げてみました。
言葉はあんまり通じませんが、カットだけでいいなら50HK$だというのは確認できました。
千円ならQBハウスより安いじゃん!!
交渉成立です。
本当はシャンプーもお願いしたいものの、価格表が判りにくかったので遠慮することに。
接客してくれた男性美容師が担当に。
客が他にいないため一抹の不安は残ります。
ここからが最も重要と思われる、
自分が求めるヘアスタイルの伝達。
２ブロックにしたいことは伝わりました。
サイドはバリカン（カッターと説明）、トップはハサミで1cmくらい切りたいと。
バリカンの刃のミリ数などは訊かれなかったものの、なんとなく理解いただけたよう。
布を被され作業スタート。
正直、意外と上手です。
手も早く同じハサミで梳きまでこなす、なかなかのテクニシャン。
ほぼ10分でカット完了。
QBハウスはシューターで頭周りを吸い込みますが、ここではドライヤーの強烈な風で切った髪を吹き飛ばすだけ。
来店した時とは髪型も分け目も変わっておりますが、カットじたいに問題はなさそう。
いちおう手鏡でバックサイドも確認させてくれました。
予想以上に丁寧な仕事をしています。
50HK$を渡して退店。
店を出る際に少しだけ英語が話せる女性美容師から「シャンプーもしていったら」と声をかけられましたが、コスパを堪能したので遠慮しておきました。
昼食中に髪型を整えて、じっくりサイドの２ブロック具合を確認
いいんじゃないでしょうか？
旅行中の暇潰しにはマッサージ以上に最適かと。
２月の台湾でも散髪したいと思います。
台北は洗髪の専門店もあるらしく《床屋王国》の予感。楽しみです。
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