4月の香港競馬もフライトがキャンセルに!〜香港・マカオ最新渡航事情〜
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目次 1.香港チャンピオンズデーの観戦が不可能に 2.香港の渡航事情 3.マカオの渡航事情 4.香港エクスプレスから返金あり |
香港チャンピオンズデーの観戦が不可能に
武漢コロナウィルスの世界的な蔓延のおかげで、4月末の香港競馬の観戦が事実上不可能になってしまいました。
旅行仲間ではない友人や同僚が、ワイドショーやネットで観た新型コロナ感染や海外渡航規制の情報を、メールやSNSで伝えてくれます。
ただ、「これでしばらくは頻繁にマカオや香港に遊びに行けないでしょう」と揶揄されているようで、「ざまあみろ」というニュアンスを感じずにいられないのは、私の心が荒んできているからでしょうか?
フェイクニュースも多いし、空回りしている政治家や行政の失態をあげつらうのを見ていると気分が悪くなるため、最近は殆どその関連の情報は目にしないようにしています。
*商売柄、広告撮影やイベント運営の逼迫した現場に立ち会う経験があるのですが、リーダーの判断が全て良好な結果にならないのは仕方がないことです。それを外野の人間が評論家めいた目線で文句を言うのは、本当に腹が立ちます。
とはいえ、外出自粛や渡航規制がいつ頃解除されるのかは気になるところ。そこで情報を取りまとめてみました。
まずは航空会社関連。
3月上旬までは奇跡的に運航を続けていたLCCの香港エクスプレスの羽田⇔香港便も、今は完全に欠航となっています。
3/14〜16のフライトに続き、4/25〜27の羽田⇔香港便もいち早く欠航が決まりました。
噂ではすでに、6月中旬まで飛ばないことが決まっているとか。
(香港BS 4/16配信情報より)
日本のJRAよりも早く無観客開催の実施を続けてきた香港競馬では、やはり4/26のチャンピオンズデー(QE2世カップを始めGⅠを3レース開催)を予定通りおこなうと発表がありました。
ただし香港以外の海外登録のサラブレッドの出走はなし。ウィンブライトの香港GⅠ3連覇や、アーモンドアイやサートゥルナーリア等、日本馬の圧勝劇も実現ならず。
GⅠを含め重賞15勝、総獲得賞金1億香港ドル(約14億円)の世界的マイラー・ビューティージェネレーションを日本馬が撃破するシーンも見られません。
香港に入国もできず、競馬場もロックアウトされているとあれば完全に四面楚歌。やむなく断念です。
香港の渡航事情
続いて、外務省が発表している香港の入国規制情報。
非香港居民の入境は完全に禁止されています。それも無期限とは…。
現在の香港は、香港国際空港に到着した全ての入国者にコロナの検査を実施しているとのこと。
翌日に結果が出るので、それまで九龍城のホテルに1泊し、それ以降は14日間の自宅待機になるとか。(事実上、我々外国人は入境を禁止されているので関係のない話ですが)
現状、総感染者数は千人程度で、死者数は累計4名。すでに新規感染者がゼロの日もあるようです。
マカオの渡航事情
お隣りのマカオの入国規制はこうなっています。
日本を含む4か国の入境者に対して、2週間の医学観察を実施していました。
それも政府指定の場所に隔離され、その場所での滞在費用も旅行者の自腹なんだとか。
5,600パタカということは約8万円。
その後、3/25からは外国人の入国が原則、禁止になりました。
そして、驚くことに港珠海大橋が完全封鎖。
フェリーは確か2月から運休が続いていましたが、唯一の香港との接点となった港珠海大橋まで4/6から封鎖。
これでは完全に鎖国!!
その甲斐あってか、マカオのCOVID-19における防疫対策は万全です。
4/20現在、コロナ感染者は累計45名。外国人旅客か帰国したマカオ居民に限られ、市中感染例はないという話。死亡者もこれまで皆無で、4/8から12日間連続で新規感染確認ゼロを続けていました。
人口67万人に対し、インバウンド旅客が年間で4000万人近く、陸地面積が東京の山手線の内側の半分しかないマカオは、世界でも極めて人工密度が高い都市で、東京や香港の約3倍も人が密集していると云われています。
そんな状況下でも徹底して人の流動を抑えれば、コロナウィルスの流行も防げるのでしょう。
(マカオ新聞 4/21配信情報より)
カジノの営業については、2/5〜19までの15日間に渡り、41ある全てのカジノを休業しました。
現在はそのほぼ全てが営業を再開し、約8割にあたる5,400のゲーミングテーブルが稼働しているとか。
とはいえ、入場時には体温検査と健康申請書*の提出が必要で、マスクの着用もマスト。テーブルゲームでは隣りの席を空けてテレコで座るルールだそうです。
(バカラだと1テーブルで座れるのは3〜4人。後ろからの立ち張りも立ち見すら禁止らしい)。
またブログ読者の方のレポートでは、ディーラーはチップのやり取りの際には必ず消毒スプレーを噴射し、ビニール手袋をしたままテーブルにつくディーラーもいるという話。
そんなにしてまでギャンブルやりたいんかい!!
こんな環境下で盛り上がるはずもありません。
3月単月のカジノ売上は、実に前年同月比79.7%減。当然といえば当然。
中国本土からの観光客の入境が自由にならない限り、客足もすぐには戻らないでしょう。
サウナ等の風俗は変わらず営業しているというのは笑えます。客は全然来ないらしいですけど…。
*愛祢羅さんから頂いたレポートでは、健康申請書は政府衛生局サイトにて健康状態申告をして表示される認定書(毎日更新義務)をスクリーンショットして見せるんだそうです。当然ですがカジノ入場時にパスポートも必要です。
そして最後に、マカオ政府の手厚い経済支援策のお話。
さすがマカオ政府、仕事が早い。
対象はマカオ居民IDカードを持っている人全員で、所得制限はなし。
第一弾は今月からで4万円。第2弾が8月で7万円のバラマキ(電子マネーのチャージ)を実施しています。3か月間の消費期限があり、使える上限が1日当たり300パタカ(約4,000円)というのが、実用的で面白いです。
電子商品券で渡すと使い方が分からない年寄りがいる等、ネガティブな問題は考えないところが素敵です。
人口67万人のうち、すでに65.8万人の申込みがあったということは、金が欲しけりゃ頑張って覚えるわけで、高齢者を馬鹿にしてはいけないんです。
整備したインフラだもの、使わせなきゃダメなんですよ。多額の賄賂だってその団体から貰っているでしょうし…。
話が脱線してしまいましたが、税収の7割をカジノ収入から得ていると云われていて、毎年14万円近い所得税の還付も実施(なんと13年連続!?)しており、電気代や水道代も3〜5月はタダにしていると聞いています。マスクも1日1枚確実に変える有償配給制度を続けています。
なんと太っ腹。マカオ政府は5年分の歳出に対する準備金があるらしく、人口が少ないとはいえ手厚い福祉政策です。
香港エクスプレスから返金あり
最後に、香港エクスプレスとの運賃払い戻しのやりとりについて。
3月の渡航10日前に、ツイッターを見ていたら運休と払い戻しが始まるという情報をいち早く得て、航空会社サイトに入り、手続きを終えました。
ただこれが実に判り難い。
日本語での案内のメールもありません。
受付はするけど払い戻すかは審査次第。結果は追って連絡する。そんな感じ。
これが手続きを完了した時の申請完了画面。
返金番号というのがありますが、これがフライトを申し込んだ際の予約番号と全くリンクされてません。
上の画像は3月中旬のフライトの分ですが、立て続けに4月末の航空券の手続きもやったので、その後に届いたメールがどちらの案内なのか判別できず。
最近、クレジットカード会社の支払明細に、返金の明細(マイナス金額で記載)が1件分だけ載っていました。
これはおそらく3月の航空券の分でしょう。
おそらくというのは3月と4月の航空運賃が偶然同額だったために、区別がつかないんです。明細にまたまた謎の番号が書かれていて、返金番号や予約番号とリンクしていません。
そして今度は、香港エクスプレスから謎のメールが中国語と英語で届きました。
要領を得ないので、航空会社のサイトを見ると、ちゃんと翻訳された文章が載っていました。
要は、10%分上乗せしてやっから、俺の会社に金を預けておけって算段です。金を返すのは忙しいから、あと6〜8週間かかるよって、メールでは言っています。
まるでどこかの国の政府みたいな悠長なお約束。
そもそもいつから再開するのか分からないのに、勝手にバウチャーの有効期限を1年で切っています。
信用できるもんか?
あと18,000円振り込まれるのを静かに待ちましょう。
ブログを読んでいただいている方からも、いつ頃マカオや香港への旅行が解禁になるか、質問されることもあります。私は神様でもWHOの専務理事でもないので正直わかりません。
ただ封鎖が上手くいっているマカオや香港の状況を見ると、観光都市が故に7〜8月には解禁することになるのではないでしょうか。
そのためには我々日本人も、是が非でも感染拡大を止めて、入国規制国から除外していただきたいものです。
今年の上半期のマカオ遠征は結局、1月の1度きりになりそうです。
解禁された折には、
月2回のマカオ遠征を断行します。
誰が何と言おうと…。タガが外れた中年は怖いのだ。
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