「梁慶記」のワンタン麺はマカオで最も安いミシュランかもしれない〜マカオの微妙なグルメ㊻〜
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おそらくマカオで最も安いミシュラン獲得店です。
店名は「梁慶記」。
【リョン-ヘイ-ケイ】とでも読むんでしょう。
十月初五日街にあるワンタン麺が美味しいと評判の路面店です。
ネットで見つけて、訪問したいとずっと思っていました。
ただ日本(神奈川県)に住む私にはマカオの気温は思いの外高くて、お粥や汁麺を食べようというモチベーションがなかなか湧かないまま敬遠していたんです。
30℃前後で湿度90%以上の屋外で、温かいものを食べる気にはちょっと…。
ということで12月になり、日本の10月並みの気候に落ち着いたところで、満を持して出陣です。
場所は十月初五日街の中ほど。
この通りって「牛記咖喱美食」や「蘭香閣酒家」など地味に美味しい店が多いんです。
人気のローカル食堂「南屏雅敘」も画像のこのあたり。
行ってみてびっくり。
100mほど奥に進んだ路地の角で、土曜の昼時でこんな賑わいが。
イートインのテーブルは人混みで見えないし、キッチンの周囲には50人近い人だかり。
噂に違わぬ人気店です。
驚くべきはこんなショボい路面店が、
3年連続でミシュランを獲得しているんです。
これはゼッタイ再訪しなくてはと心に決めて、引き上げました。。
2日後の月曜。15時前でこんな様子。
5~6人が着席可能な丸テーブルが3つ。ちゃんと座って食べられます。
メニューはというと…。
ワンタン麺オンリーで勝負している店だと侮っておりました。品数がこんなに豊富だとは驚きです。
それにもまして…
人気の雲吞麺がなんと27HK$。
500円で食べられるミシュランの実力はいかほどでしょうか?
そもそも、マカオや香港で食べるワンタン麵はどこで食べても間違いないんです。美味しくない店を探す方が難しいくらい。そんなに違うものなんだろうか?
当然のごとく、ワンタン麺(広東語の発音だと【ワンタンミン】)をオーダー。
着席して待つこと5分。
澄んだスープに、ちょっとだけ黄色い卵麺。そして大きめのワンタンが4個。
見た目どおり、スープが本当に優しい味です。
ここのは本当に優しい味。
挽肉を包んだ雲吞と、ちょっと硬めの細麺のバランスが絶妙です。
(海老ワンタンにすればよかったと後悔)
ちょっとだけ青菜(チンゲン菜なのかな?)が入ってるのも有難いです。
薄味のスープはテーブルに置かれている調味料で、なんぼでも味変できます。
奥の辣油みたいなのをスプーン半分だけ垂らしてみましたが、無駄に刺激を加える必要はなさそうです。
落ち着いて食べられる雰囲気ではないし、曜日や時間によっては激混みしている可能性も高いので、「絶対行くべし」とまではお薦めしませんが、一般的なマカオグルメに飽きた方なら一度は訪れてほしいお店です。
味は間違いなし!!
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