祝復活!! 熱闘! 海外カジノ・マカオ篇#35《3年半振りに上陸。マカオの今をお伝えします》~2023年6月~

4日目:深夜のレジェンドパレスでバンカー10連ヅラ

冷房が効きすぎて、寝起きから喉が痛い状態。
それでもちゃんと起きて10時半には朝食に向かいます。
徒歩10分程度で行ける「聖龍酒家」へ。

正統な飲茶の朝食が食べられ、客も中国人で大人気。

好物の皮蛋粥、春巻、焼売、腸粉、鮮竹巻で大満足。





お茶代込みで212HK$でした。
*聖龍酒家の詳細な記事はこちら。~異例の再登場!「聖龍酒家」の飲茶の朝食~マカオの微妙なグルメ㉑
そういえば、この日は晴れています。気温31℃で湿度95%程度。
持っているミニタオルが30分もしないうちに、びしょ濡れになります。
古いマカオパス(澳門通)のリアクティベートがしたかったため、カスタマーセンターを探すことに。

宋玉生公園の近くで発見。新東方置地酒店(ニューランドマークホテル)の斜め向かいって感じ。

携帯会社の窓口っぽい。整理券を渡されてしばし待機。

旧マカオパス2枚を渡し、ロック解除していただきます。

古い方に残っているチャージ額を新しいカードに移せないかと交渉してみましたが、私の英語では通じないよう。諦めて退却します。
*マカオパスのリアクティベートの詳しい記事はこちら。マカオの交通系ICカード〈マカオパス(澳門通)〉のロック解除方法徹底解説


にわか雨が降ってきたので、
サンズ・マカオ(金沙娯楽場)で雨宿り。

この神様をじっくり眺めたのは初めてかも?

暇ついでに、カードをアップデイトしていただきました。

カジノスペースが広かったせいもあり、客が少ないと閑散とした印象を与えます。
1階のカジノフロアは完全休眠状態。2階もバカラテーブルを少し間引きしています。
その分ファンタン(番攤)と大小が増えた印象。
バカラ卓はミニマム500HK$が最小単位となり、300HK$は消失。1,000HK$以上が多くなっていました。
基本、ここはノーコミッションバカラです。
お隣りのグランドラパマカオ(旧マンダリンオリエンタルホテル)は営業がまた替わり、アルチザン・グランドラパに。

私の大好きなホテルだっただけに残念。

同設していたカジノ(東方娯楽場)も閉鎖されていました。

ここはSJMグループだったようで、リスボアに統合されたと説明書きが貼ってありました。

フェリーターミナル側へ移動し、
レジェンドパレス(勵宮娯楽場)へ。

フィッシャーマンズワーフ内にあるホテル&カジノです。

入口に近くに設置されていたスロットマシンやETGが全て閉鎖されているのが目につきました。
テーブルゲームでも僅かにあったファンタン(番攤)と大小が休業中。
そして節電対策か、照明が以前より暗めです。明るさが好印象だったのに。
バカラはミニマム200と300HK$が半数以上を占めています。
1フロアの奥の方に500・1,000HK$minが押し込められた印象。以前の萬龍カジノと似たような配置です。
コミッションの有無が混在していて、ブルーのマットがノーコミッションバカラ。
中華度が上がり洗練されたイメージ戦略が薄れ、対面にある海立方に近づいた印象。
ドリンク配給所でも、英語が通じなくなっています。「Milk tea」が通じないのはヤバくない?
日曜の昼間なのに閑古鳥が鳴いています。次に潰れるならここかなぁ?
確認したところ、会員証は以前のものがまだ通用していました。なんのメリットもないけど。
一転して、
海立方(オーシャナスカジノ)は相変わらず凄い人。

この混み方でも、よせばいいのにコミッションバカラを貫いています。
バンカー(庄)が勝った時は、5%引いて渡すから客が多いと大変なことに。
バカラのミニマムは300HK$から。2階にはノーコミッションのテーブルもありました。
回廊で繋がった隣りの回力娯楽場(ハイアライカジノ)。

2018年あたりにリニューアルし、まだ新しい建物だったはず。
2階のカジノフロアは閉鎖され、1階だけで運営。照明もなんだか暗めです。
ただ日曜だけに客数は多め。隣りの海立方並みに混みあっていました。キャパシティを絞って上手にやっているって感じです。
バカラのミニマムは200HK$からで、コミッション有り無しが混在していました。
新馬路エリアへ移動し、ポンテ16カジノ(十六浦娯楽場)へ。

驚異の客数と客層の酷さは、以前と全く変わりなし。
珠海とのボーダー(国境)に最も近いカジノなので、大陸系中国人の比率が極めて濃い場所。
なぜか昼間でも薄暗く、テーブル上の掲示板も読みづらい。視力の弱い私は10分で頭痛がしてきます。
バカラのミニマムベットは300HK$から。潔く全てノーコミッションバカラです。
(そうでもしないと、テーブルを何重にも取り囲んだ客を捌けないはず)
暑さと大衆の熱気に辟易して、涼を求めて小休止。

果欄街の有名店に、ココナッツアイスを食べに寄ります。

凄く判りにくい場所にあるのにこれだけ並んでいることで、実力が判断できますよね。

25HK$の値段は変わらず。
乳脂肪分を使わないココナッツ100%アイスなのに、このクリーミーさは伝統のなせる技。
店内を覗いたら、テレビでよく取材されてる出たがりの4代目は健在。5代目も少し老けたかな?
*ココナッツアイスの詳細な記事はこちら。「洪馨椰子」のココナッツアイスはマカオNO.1スイーツ?
ホテルに一度戻りたかったため、フェリーターミナル(外港)に移動。

1階のSIMカードの自販機で、CTMの3日間用を購入。

借りてきたWi-Fiは不便なく使えていますが、充電の面倒を考えるとトライしてみたくなりました。
100HK$で通話用の電話番号も割り振られます。

隣りの3MacauのSIM自販機の前で、床にしゃがみながら悪戦苦闘している女性2名を発見。聞けば日本人とか。
100HK$札を機械に入れ、50HK$のSIMを買ったところ釣りが出てこないとご立腹。
その前に「そのSIMカードは実名登録をして認証されないと使えませんよ」と教えてあげました。
買ったSIMカードや自分のパスポートの写真を撮影して、アップロードするいう意味の分からない作業が待っているのも知らないみたい。
私もこの後、同様の苦労が待っているので、隣りで画面を見せてもらいながら、一緒に登録作業をお手伝いしました。後は10分程度の認証を待つのみ。

ただし性悪の自販機からは、釣銭は回収できそうにありません。通りがかった現地中国人のおじさんも「諦めたほうがいい」というような反応を示されていました。
マカオ到着早々のトラブルで余りにも可哀想だったため、私が再利用可能にしたマカオパス(澳門通)の1枚を差し出し…

「これはマカオ版のSuicaで、100HK$分くらいチャージしてある。コンビニやバスで使えて何かと便利だから、これをプレゼントするから諦めましょう」と説得して、その場を立ち去らせました。
決して下心じゃないですよぉ~。これが男性でも同じ行動をしたと思います。(嘘ばっか)
ただ、関西弁だったけどSuicaで通じたかなぁ?
で、私のCTMのSIMカードの方はホテルでアクティベートを試みたものの、登録が完了しても電波の棒が立たず、マカオの回線を掴みません。
理由をじっくり考えたところ、買ったSIMは5G通信専用で、私のOPPOのスマホは4Gまでの電波でしか接続しないことが判明。
いつのまにかマカオも5G環境になっていたというわけ。なかなか上手くいかんなぁ~。
夕方近くなり、カジノホッピングに戻りました。
伝統のリスボアカジノ(葡京娯楽場)へ。

顔をぼかすのも諦めたくなる人混みです。
正面入口すぐの大小も健在でした。
バカラのミニマムは300HK$。以前はなかったノーコミッションバカラも登場したようです。
よく考えたら、こちらの会員カードを所有していなかったため作成をお願いしました。

こんなデザインだったとは驚き。
そして驚くべきは因縁の「リスボア水晶宮」閉鎖!

以前の入口はこんな様子。(たぶん同じ場所)

隣接していたカジノ博物館も閉館されていました。
警備員の男性に訊いたところ、SJMグループのカジノは統合して、他のリスボア系に吸収されたんだと。
さっきのこれですね。

不快な思いもたくさんさせられたカジノでしたが、現実を知ると衝撃です。
マカオのカジノは政策により、ライセンスを認可された運営会社ごとに総テーブル数が決まっているはず。
コタイ地区に新しいIRリゾートを作ると、そこのカジノにテーブルを置くためには古いカジノを閉鎖していくしか方策がないんでしょうね。
おそらくこれが近年の閉店ラッシュの答えです。
感傷もそこそこに「ウィン・マカオ(永利娯楽場)」へ。

さすがの安定感。コタイ地区の新規参入ホテルにはない独特な高級感が漂っています。

私が好きだったバーラウンジも営業中。


マカオ遠征を始めた頃は、夜の9時前後はたいていここでビールを飲んで一息ついていたものです。
バカラのミニマムレートについては、入口近くに500HK$minが気休め程度に1卓。800HK$も数テーブル見かけましたが、基本は3,000HK$前後が主流。
さすがに平場では高レートと云えるのか、客入りはぼちぼち。
ドリンクサービスで、タピオカミルクティーを無料で出しているのはここだけでしょう。私もご相伴に与りました。
カードも古くなっていたので、更新していただきました。
窓口の係員の対応のスマートさも、リスボア系やサンズ系と違うんだよなぁ。

久々にMGMカジノにも顔を出しました。

華やかさとカジノの広大さは相変わらず。なんとなく心躍る場所。

バカラは500HK$ミニマムが4卓で、そこはかなりの賑わい。1,500minが多いような。
テーブルの密度感が丁度いいのが特徴。会員カードはそのまま有効でした。
お向かいのラルクマカオカジノ(凱旋門娯楽場)へ。

パリの凱旋門を模した外装が目立っているカジノ(ホテル)です。
中に入ると残念ながら2階は閉鎖。
1階はミニマム300HK$~のテーブルがたくさんあります。
客入りはぼちぼちで、基本はノーコミッションバカラ。
微妙にカードデザインが変更されていたので、ここでもアップデート。

隣りのスターワールド(星際酒店)はかなり元気でした。


この界隈では、グランドリスボアとこちらに最も客がいたような印象。
ギャラクシー系列で私はあまり馴染みのない場所ですが、巨大カジノの一つであることに間違いはありません。
数多あるバカラテーブルを徘徊して、300HK$minが1台、500HK$minが2台あることを確認できました。
ノーコミッションが殆どで、800HK$あたりの卓が盛況です。
会員カードもリニューアルされているようなので、3階のリワードクラブで手続き。

夕食は、スターワールド3階のレストランでお目当ての店を見つけました。
その名も「翠華餐廳(チョイワーチャンテン)」。

香港で有名な茶餐廳(チャーチャーンテーン)のチェーン店。

瓶入りのミルクティー(奶茶)も香港らしくてGoodですが、注目はこの丼。

《神之叉焼飯》というメニュー名で、バーベキューポークとスクランブルエッグを合わせたもの。香港風の甘いタレで焼かれた豚肉が香ばしくて美味。
神ですよ、神。マカオでこれが食べられるとは…。
*翠華餐廳の詳細な記事はこちら。香港で人気のファミレス「翠華餐廳」をマカオで味わえる幸せ!〜マカオの微妙なグルメ㊸〜
お腹が膨れたところで、
最近目立っているランドマークカジノ(置地娯楽場)。

見るたびにケバケバしい装飾に変貌し、悪目立ちしています。(マカオのアパホテルと陰で呼んでいます)
従来の3階以外に1階にもカジノが設置されていました。そして少し雰囲気が違っています。
3階は以前のままの客層で、薄暗くだだっ広い体育館のよう。

ファラオカジノの名前ではなくなったものの、巨大なオブジェは残ってますね。

↑一転して1階は照明も明るく活気を感じます。ミニマムは200HK$が多く、ノーコミッションバカラが優勢。
もっと昔は入場時に会員カードの提示を求められましたが、最近はカードコーナーすら見当たらず。
雨が降って来たため、ホテルに戻りしばし仮眠。
実にこの日の歩行距離は16kmを越えています。
なんと2万4千歩。
しかも30℃を超える猛暑と急激な冷房によるサウナ効果の影響で、喉が悲鳴を上げています。
寒気もするし体調はすこぶる悪し。それでも夜22時過ぎに
レジェンドパレス(勵宮娯楽場)に向かいます。

ここまで前半のマカオ遠征で通算2,300HK$(約4万円)の負債を抱えているので、挽回を期してきます。
コミッション有のバカラ卓を避け、
3時間全集中。
最初はこそこそ立ち張りで様子見していましたが、どっしり腰を据えたところ、
庄の10連チャンを絞りきり、3,000HK$が7,300に猛浮上!
私が着席しているとチョコチョコ載せてくる、短髪に黒縁メガネのおじさんと離れ、単独で絞り始めたら勝ち運を掴みました。
ただ500HK$までは張れても、1,000HK$(約18,000円)のチップが置けないところが、流れを掴みきれない原因でしょうね。自分を信じきれないというか。
最終的には4,000→6,800HK$。
トータルでは500HK$(約9,000円)浮いています。
体力が続かず、深夜2時前には部屋に戻り就寝。

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  • コメント ( 6 )

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  1. KazeMakase

    30代男さん
    コメントと激励ありがとうございました。グランドラパいいですよねぇ。
    バビロンというカジノを知らなかったので調べてみたら、フィッシャーマンズワーフ内にカジノがあったんですね。
    マカオ半島側で足を踏み入れていないカジノはない思いこんでいたので、驚きました。
    次回の訪澳の際は潜入してみます。

  2. 30代男

    KazeMakaseさん、こんにちは。

    2020年2月以来マカオはご無沙汰な30代男です。
    (コロナで騒ぎ始め頃でマスク必須だけど、市内ではどこもマスクが買えないというギリギリのタイミングまで行っていました)

    KazeMakaseさんが書かれているような平場カジノを私も数多く訪れていたので、興味深い内容で楽しく一気に読ませていただきました。
    ※金沙カジノ横の東方カジノが集美カジノだった頃から行っていました。グランドラパは私も思い出深く、マカオで初めて泊まったホテルです!

    もしまた近々行かれることがありましたら、他のカジノのパトロール情報も楽しみにしてます!
    (カムペックとかフォーチュナ、バビロンとかもどうなったんだろうと気になってます)

    SJM系の衛星カジノが影響を受けたなら、リスボアパレスにはちゃんと人は入っているんですかねぇ~

    引き続き、KazeMakaseさんのマカオ記事楽しみにしております~

  3. KazeMakase

    えあーず様
    ご無沙汰しております。田町でマカオについてお話しさせていただいた頃が懐かしいです。
    年齢的なものか、マカオのこの時期の気候は身体に堪えました。
    新しいIRの建設ラッシュで、マカオも新陳代謝の時期に入っているようです。まぁこれも時の流れかと。
    それでも安全ですし、食事も安定して美味しいので観光地としては秀逸かと思いました。

  4. えあーず

    こんにちわ、お疲れ様でした。
    その後、体調の方は如何ですか?

    しかしマカオもかなり変わってしまったのですね、私も数回お世話になったリオの惨状には涙が。。。
    円安も相変わらずだし、エアーも高いし、当方パスポートも切れてしまい腰が重い状態です。
    そういえば香港ドルも手放してしまったなぁ。
    唯一有るのはオクトパス&マカオパスですw、ロック解除参考になりました。

    続編&次の戦いも楽しみにしています。

  5. KazeMakase

    もち様
    ご閲覧ありがとうございました。
    両替レートについては今後の課題ですね。個人的にはマネパカードが廃止されてしまったのと、リオカジノがなくなったことでホールドしてくれる場所を探すのが大変です。
    日本円→香港ドルよりも香港ドル→日本円をどうするかで難儀しそうですね。
    ご旅行の前に、ご質問などありましたら送ってください。わかる範囲でお答えします。

  6. もち

    マカオ旅行お疲れ様です。
    グラリスの両替レート悪いですね。思い出横丁の両替商のほうがむしろレートが良いような・・・。香港とかだったらまた違うのかな。
    RIOのカジノが無くなってしまったのは寂しいですね。半島側のWynnやMGMもコロナ前は500の台が結構あった記憶ですが、今は最低ベッドも高いのですね。
    自分も早くマカオに再訪してみたいです。
    レポ参考になりました。ありがとうございました。