熱闘! 海外カジノ・マカオ篇#37《帰国間際の逆転劇! ! 香港競馬の負けも消したぞ~》~2023年12月~
2日目:バカラもそこそこに競馬予想に勤しむ
同宿のMさんは早朝からウィンかMGMのポーカールームに出かけているようでした。
私は10時頃に起床しシャワーを浴びて朝食へ。
リスボア前のバス停から26Aの路線バスでマカオ半島北部を目指します。
目当ての店は筷子基にある「三叔冰室」。
直訳すると【Three Uncle Ice Room】となり《3人の叔父さんの喫茶店》みたいな感じですが、店員は皆さん若い方々で、オッサンはいません。いわゆる香港の茶餐廳に似たファミレス的な食堂です。
食べたかったのは《紫芋フレンチトースト》。
YouTuberマカオガイドのソンツンさんが「マカオで一番旨い」と云われていたフレンチトーストを是非賞味してみたいと考えておりました。
しかし、まさかの品切れ。
30分近くかけて訪問していますから、引き返すわけにもいきません。
なんか茶色い料理ばかりですが、フレンチトーストの恨みはフレンチトーストで果たしましょう。
もう一つお薦めマークがついている西多士(フレンチトースト)があります。
その名も「髒髒流心西多士」。
【Dirty Toast Very】と英語がふられています。
そもそも〈骨へんに葬る〉って漢字がダブルで入った料理を食べて、生きて帰れるのか?
店員の女子が思い切り推薦してくるのを、断る勇気はありませんでした。
36HK$のこちらをオーダー。ドリンクはアイスミルクティーにしました。
そして注目のフレンチトーストがこれ。
パンの上部を覆っているのは、香港マカオでよく食べられているオバルチン(日本でいうミロの粉末)と練乳でしょう。
中身は一瞬、アンコに見えますが濃厚なチョコレート。
パン全体が脂で揚げられていて、日本のものとはかなり違いますが、心してかかれば楽しめる一品でした。(でも次回は紫芋に再チャレンジします)
*「三叔冰室」についての詳しい記事はこちら。筷子基駅前「三叔冰室」の変わり種フレンチトースト《髒髒流心西多士》ってなんだ?〜マカオの微妙なグルメ㊽〜
帰りの道中、果欄街の「洪馨椰子」に寄り、定番のココナッツアイスクリームをテイクアウト。
ミルクを一切使っていないのに驚きのクリーミーさで人気。分かりにくいロケーションにかかわらず、ひっきりなしに客が訪れてきます。
25HK$で以前は300円くらいの印象でしたが、円安の現在は500円の高級スイーツになっちゃいました。
*「洪馨椰子」についての詳しい記事はこちら。~「洪馨椰子」のココナッツアイスはマカオNO.1スイーツ?~
午後1時過ぎ、ようやくカジノに参戦します。
まずは香港ドル調達のため、リスボアホテル地上階の大豊銀行で両替。
19万円が10,166HK$。
10月は20万円で10,396HK$だったから、いくらか円高傾向でしょうか?
最初の戦いの場は「凱旋門カジノ」。
MGMとウィンカジノの正面に位置する中規模カジノで、バカラがミニマム300HK$から賭けられるので試しに始めるには手頃な感じ。
5,000HK$をバイインして、300HK$のテーブルに着席。そして約30分後…。
あろうことか、5連敗で撃沈します!
プレイヤー(閒)で7を引き、余裕で待っていると、バンカー(庄)は8を持ってくるというよくあるパターンが2度。
最後はこっちがバンカーで5、相手(プレイヤー)は4で、3枚目に2を引かれて敢えなく敗退。
早くも心が折れました。
翌日の競馬に資金を残しておく必要もあり、自分の運のなさに愛想が尽きてホテルへ退避します。
まだ時間は午後4時ですが、バカラは最終日にがっつりやることにして、競馬の事前予想に専念することに。
ホテルへの帰り道、なんとなくカジノ調査。
前回訪問したヤオハンデパート並びのエンペラーパレス(英皇娯楽酒店内)では、2階のバカラ卓がミニマム100HK$で大賑わいでした。案の定、お婆ちゃんの観光客ばかりです。
またMさんがいるかもと探したMGMマカオとウィンマカオのポーカールーム。
両方ともかなり分かりづらい場所にありました。特にウィンマカオは地上階ながら凄い奥の方。
ただしWaitingの状況はウィンマカオのほうが一目瞭然で、25/50(BBが50HK$でしょうか?)のテーブルも1卓ありました。全部で5卓やってたはず。
夕方6時過ぎ、ポーカーの調子が悪く、午後は香港に渡ってビクトリアピーク観光(なんと素人な!)をしてきたというMさんがホテルに戻ってきました。
二人で徒歩で水坑尾街まで歩き、撈麵で有名な「皇冠小館」へ。
ミシュランにも選ばれた名物料理を、Mさんに食べさせてあげたかったわけです。
太い竹で打たれた麺はアヒルの卵を混ぜていると云われ、とにかくコシが強いんです。
たっぷり振りかけられた海老の粉は、中華鍋で炒られて風味が抜群。他店にも似たようなメニューがありますが差は歴然。
他に頼んだメニューは牡蛎が入ったオムレツ。
それと画像はありませんが、白魚のフライもサクサクでビールに合う逸品でした。
ただ、店員のおばさんに煽られて注文しすぎてしまいました。
33HK$と書かれていたので、安易にオーダーしたカレー蟹。出てきたのはこれでした。
こんなのが500円で食べられるはずがありません。パンも付いてます。
この店の名物料理の一つであることも知っています。
最後の勘定を見て腑に落ちました。
蟹の脚1本が33HK$ってオチ。
中国語しか話さないおばさんとの会話の中で、蟹は何本にするかなどと質問されていて、適当に返事をしていたせいで8本程度の蟹脚をオーダーされてしまったわけです。
全体の勘定が1,400HK$を超えていたことから考えると、このカレー蟹に300HK$(約5千円)程度は払わされている計算です。
ただし料理について評価すれば、かなり高レベルということは断言しておきます。カレーはクリーミーな口当たりながら、後からじわじわ辛味が来るタイプ。横浜中華街でカレーライスを食べることが多いのですが、そこらと較べても味の深さは上等。
パンに挟んで食べても美味しかったです。
ただ蟹が食べにくいのが難点。上記のビニール手袋を渡されて、ペンチで割りながら食べるのが面倒くさいことこの上なし。
残骸のわりに食べた気がしないんだよなぁ~。
この店で2万円超のコストはやり過ぎです。2/3を私が払い、ホテルに戻ります。
*皇冠小館についての詳しい記事はこちら。~皇冠小館の「蝦子撈麵」は本当に美味しいのか?《マカオの微妙なグルメ⑩》~
食べ過ぎて、カジノホッピングする元気もありません。
Mさんが香港で入手してきてくれた明日の競馬新聞をいただいて、2時間かけてGⅠ4レースの予想を終えました。
眠ろうと思ったら、さらに悲劇が…。
Mさんのイビキが凄まじい爆音!!
往復で唸りをあげているので、絶対病気です。
たまに30秒程度、無音になるのは無呼吸症候群の疑いも強いのではないでしょうか?
マジで呼吸停止するんじゃないかと心配になりました。
耳栓を入れて、布団をかぶっても眠れたものじゃありません。
名案が閃きました。私もたまにイビキをかくので、横向きに眠れる枕を使っています。
〈身体を横に向かせれば、イビキも収まるはず〉
ベッドサイドの照明を総動員して、Mさんの頭上にライトを浴びせました。
さすがに眩しかったのか、爆睡中の身体が左に倒れ、イビキもかかなくなりました。
競馬観戦前夜を徹夜で過ごすという苦行は回避できました。
くわばらくわばら。
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