「禮記雪糕」のアイスクリーム三文治って何?〜マカオの微妙なグルメ㉜〜

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マカオの若者が愛する箱入りアイス

〈雪糕〉とは中国語でアイスクリームのことです。ちなみにタイトルにある〈三文治〉はサンドイッチのこと。
今回は、アイスクリーム・サンドイッチ?が人気のマカオの冰室(喫茶店)をご紹介します。



マカオの長〜い夏は、東京のそれとはまた違う暑さ。気温の高さもさることながら、朝晩の寒暖差が5℃程度しかないのと、晴れていても湿度100%とありえないモワモワ感が、極めて不快です。
止まることのない噴き出る汗のため、手を休めることなくハンカチで顔を拭っています。
氷菓子屋が流行るわけです。
アイスキャンディーや冷たいドリンクを売る露店や街頭のスタンドも多く、思わず逃避してしまいます。
「禮記雪糕」は水坑尾街に約60年続く、人気の喫茶店です。
*この地方では喫茶店を〈冰室〉と称します。

世界遺産に認定されたラザロ地区の近くにあっても、観光客が多いかというとそうでもなく、客は地元の学生風の若者が大半を占めます。

私の初訪問は土曜の午後だったからか、大混雑。

やっとこさ相席で椅子を確保して、メニューを拝見。

タイル張りのレトロチックな女子受けする内装です。

メニューの左側に各種アイスクリームが並んでいます。アイスを浮かべたドリンク(フロート)や、バナナやフルーツを盛ったパフェ系もあるようです。

〈熱〉専用のメニュー。
ホットドリンクだけかと思ったら、トーストやインスタントラーメン(出前一丁)も提供しています。
事前情報もあまり入手せず、暑さゆえの突然の入店で、最初に目についたものを発注します。

ココナッツアイスとアイスミルクティー。
なんとも凡庸なオーダー。これで33HK$(約450円)。

暑さもあり、美味しいとは思いますが、普通のフレーバー。

私がマカオで通う果欄街の「洪馨椰子」の100%ココナッツアイスに較べると、ちょっと残念。
こちらがそれなんですが、クリーミーさは全くの別物。

*「洪馨椰子」の記事はこちら。〜「洪馨椰子」のココナッツアイスはマカオNO.1スイーツ?

ミルクティーも当然ながら、味に特徴なし。そこで疑問が残りました。
なんでこんなに流行ってんだ、このお店?
次から次へと私の後からも客が入ってきて、席を埋めていきます。
ただし私とは違うメニューを頼んでいる客が多いことに気づきました。
果物がたくさん添えられたパフェ系を食べているカップルもいたのですが、多くの客の手元にあるのは何やら箱に入ったキャラメルっぽいパッケージ。
キャラメルにしてはデカいです。

覗きこむと、こんなのです。
〈Ice Cream Sandwich〉〜三文治雪糕?
これが人気の原因かもしれません。今後の課題として残しておきましょう。
その日は退店しました。



そして翌々日、リベンジの再訪

マカオ訪問3日目の帰国日。ラザロ地区を散策するついでに、再訪問しました。

一転して、月曜の昼だから空いています。

お目当てのアイスクリーム・サンドイッチをメニューで探します。

ありました、雪糕三文治。17HK$。
これと、アイスレモンティーを注文。

なんともキュートなパッケージ。
コンビニなどで売られているアイスモナカと較べると、二回りくらい小さ目のサイズ。

取り出すと、こんな感じ。

ウェハースは案外薄め。

バニラとココアとココナッツ風味でしょうか。濃厚というよりはさっぱり目。

私の中では昭和の味のアイスでした。
アイスレモンティーと合わせて37HK$。

厚切りのレモンが、マカオ風です。

思えば、香港でもこの類いのカフェが好まれているように、若者受けする理由がなんとなく理解できました。

営業時間:12:00~19:00(年中無休)

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