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山口県下関名物の瓦そばを自宅で調理!~本場の味とレシピを再現!~

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▶ 目次
1.「逃げ恥」でも話題を呼んだ瓦そば

2.瓦そばをスキレットで盛り付け

「逃げ恥」でも話題を呼んだ瓦そば

山口県のグルメで、
意外と知られていないのが「瓦そば」。
明治初期の西南戦争で、熊本城を囲んだ旧薩摩藩の兵士たちが、瓦を熱して野草や肉を焼いて食べたというのが起源と伝えられています。
それがなぜ長州のお膝元である下関で広まったのかは謎ですが、豊浦町の川棚温泉で茶そばを焼く〈瓦そば〉として名物となりました。

元祖は川棚で旅館を営んでいた「たかせ」さん。
いつか本場の瓦そばを堪能したいと憧れていた私に、本場の味を自宅で再現するというチャンスが舞い込みました。
山口県の移住コンシェルジュが主催する〈YY!ターンカレッジ〉という事業において、「山口をあじわう~瓦そば~」と称するオンライン・ワークショップが開催されました。
聞けば、地元山口から家庭用瓦そばセットを送っていただいて、Zoomで県の方と繋がりながら、茶そば鉄板焼きを家で作るというイベントです。
瓦はもちろん、ホットプレートも所有していませんが、フライパンでもできるということなので挑戦したいと考え、参加を申し込みました。
私の勤務先から徒歩3分くらいの場所に、瓦そば専門店があり、通いつめておりました。本物の瓦を焼いて、提供されるそれは絶品。
*そのお店の記事はこちら。東京で唯一の瓦そば専門店「瓦(ぐらむ)」〜山口県の名物を東京で楽しむ~東京の微妙なグルメ#5
ただ何年か前に閉店してしまい、東京ではなかなか食べられるお店が見つけられず、残念な想いをしていたんです。
イベントは6月30日11時から。
およそ1週間前にそばとつゆの材料が届きました。

見れば、有名な「たかせ」さんのお取り寄せ商品じゃないですか!
新垣結衣と星野源で人気となったドラマ「逃げ恥」で瓦そばを家で作るシーンがありました。そこで出てきたのもこれだったような。
Amazonで調べたら、
税込み2,190円もするシロモノ。
山口県さん、大盤振る舞いですねぇ。こんなことなら毎月開催していただきたい。
事前にスーパーに立ち寄って調べたら、茶そばって意外といい値段するんですよ。
横浜市中区のスーパーでは、3人前で800円近くしておりました。

瓦そばをスキレットで盛り付け

そばを茹でてから60分寝かすように書いてあったため、朝10時から調理開始しています。
そばとつゆ以外の材料はもちろん自分で調達。

用意したのは、
牛肉切り落とし200g、卵2個、万能ねぎ1/3束
海苔適量、レモンスライス3切れ、もみじおろし
では、調理開始。
(せっかちな性分で、オンライン教室を待たずに始めてしまいました)
①茶そばを9分茹でます。

割と粘りが強いので、たっぷりの湯で麺をかき混ぜます。

②冷たい流水で洗います。手で揉む必要はないとのこと。

③水を切ったらザルに上げ、およそ60分置いておきます。

これで、茶そばは完成。
④錦糸卵を焼いていきます。一応、両面焼き。

⑤まな板に上げ、丸めて約5mm幅で細切りに。

こんな感じ。黄色が美しい。

⑥ネギと海苔の準備。

⑦このあたりで、実際にはワークショップがZoomで始っていて、手を止めて、講師の方の説明を拝聴していました。
牛肉を焼くところから、作業再開。

肉の味付けは、地元でも塩だけのところ(たかせは塩味とのこと)と、醤油やみりんで強めに味をいれる家庭もあるそうです。
200g以上の牛肉を用意しています。途中で半量引き上げて、2種類の味で実験してみました。

⑧具はおおむね準備完了。
レモンはスライスし、もみじおろしはスーパーで、チューブ入りが100円程度で買えます。

※自作するなら、大根に細い穴を開け赤唐辛子を詰めて、おろし金で擦ると店で見かけるあの〈もみじおろし〉が作れるそうです。やらんけど。
⑨つゆを鍋で温めます。冷たいままが好みの方もいるんだとか。

⑩フライパンに油を引いて、茶そばを炒めていきます。

一般家庭ではホットプレートで、そばを焼くようです。
ただ、この焼き加減が難しい。
私の場合、10時過ぎにはそばが茹であがっていたため、ここまですでに90分以上経っていて麺が少し伸びぎみ。粘りも感じます。
私が以前食べた瓦そばは、焦げ目がついて、パリッとした部分がこれまた香ばしくて美味だったような。でも、なかなか焼き目が見えてきません。
⑪頃合いを見て、温めておいた盛り付け用のスキレットに、そばを移します。

ナポリタンスパゲッティを自作する際にも活躍する、自慢の調理器具。
⑫麺が乾いてきたところで、具を盛り付けていきます。
まず麺の上に錦糸卵を広げます。

お次は牛肉。塩味のやつから。

海苔と万能ねぎ。ねぎはたっぷりめに。

⑬レモンの薄切りを載せ、もみじおろしを盛り付けたら完成です。

ねぎがちゃんと切れていない部分が、画像に写ってしまいましたがご愛敬。
⑭つゆを添えて、完成。旨そうです。

ビジュアルは素晴らしいです。
茶そばのグリーンと、卵やレモンの黄色、もみじおろしのオレンジが絶妙のコントラスト。
そして、このレモンともみじおろしは見栄えだけじゃないんです。
ちょっともっさりした茶そばや牛肉の味を、適度にあっさりさせてくれて、特にこの時期は爽やかさを倍増してくれるんです。
牛肉は醤油とみりんで味付けした方が、私の好みでした。




もう少し、そばのパリパリ部分があったら、お店の味と遜色なかったかなぁ。

そばが200gあり(おそらく2人前)で、肉もたっぷりあったため満腹です。
いつか川棚温泉で、本場の味を堪能したいものです。

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