新潟市沼垂「せかい鮨」で念願の《のどぐろ炙り丼》~新潟の微妙なグルメ①~

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7月末の新潟旅行の目的は、もちろん新潟競馬場での千直レース*の生観戦。
*「アイビスサマーダッシュ」というJRA唯一の直線競馬の重賞。



ただ、それ以外にお目当てのグルメがあるんです。
せかい鮨の《のどぐろ炙り丼》!!
「白身のトロ」とも呼ばれる高級魚をたらふく食べてみたかったわけ。
私の中では、のどぐろが有名なのは石川県の金沢あたりで、福井は鯖、新潟は甘えびの印象が強かったです。数年前の金沢出張で「のどぐろめし本舗」が予約一杯で人気のひつまぶしにありつけなかったリベンジを、ぜひこの新潟で果たしたいと思います。
競馬観戦前日の夕食はここだと決めて、1か月前から予約を入れて潜入です。

食べられるのは「せかい鮨」さん。
のどぐろ炙り丼は、店主の吉沢さんが考案したメニューって話です。
沼垂(〈ぬったり〉と読むそうです)という街にあり、新潟駅からも万代シティからも徒歩で20分くらいの場所。タクシーで行けば5分程度。
土曜夕方18時半に到着。

予約ですべての席が埋まっていました。

二人連れの我々はテーブル席にご案内。掘りごたつ式で胡坐をかかなくていいのが
ラクチンです。
画像では判りませんが、本日ののどぐろ炙り丼は20食限定と貼り紙がありました。
予約の際に、二人分ののどぐろ炙り丼を伝えてあるため、最初から運んでいいかの確認があります。
バスセンター前の宿泊ホテルから20分以上歩いてきた私たちは、まずは生ビールで喉を潤し、数品の酒肴も同時に注文しました。

こちらがお通し。聞き間違えてなければ、バイ貝です。

焼き〆サバ

南蛮海老唐揚

普段、そんなに(鰻以外の)海の幸を食べない私でも、まずまず美味しいのは判ります。
そして、いよいよ真打ち登場!

のどぐろ炙り丼様で~す。
お値段は税込2,640円。
調べると、正式名称は《アカムツ》で、口の奥が真っ黒だから「のどぐろ」って呼ばれてるんだとか。頬っぺたが真っ赤な子が「りんごちゃん」っていうあだ名になるのと同じです。
水深200mに生息する深海魚らしく、新潟でも年間60tの漁獲量があるそうです。
秋冬の寒い時期が旬かと思ったら、夏も旨いと聞きました。

シンプルですねぇ。
いかにも脂ののった焼き目のついた白身が、丼を覆っています。
このお店ののどぐろは、岩船港で今朝獲れたものだとか。

「白身のトロ」と称賛される理由が一口で判りました。
柔らかくて、脂がのっているのにクセがない。
ほんのり甘みも感じます。これは食べ易い。

薬味で塩とわさびが添えられています。
塩は笹川流れの天然塩。のどぐろの身の甘さが引き立つんだとか。
わさびをちょっとつけても美味しかったです。

やっぱり酢飯ですよねぇ。
お米も岩船産だと紹介されていました。
白身とご飯の間に敷かれた大葉の千切りの爽やかな風味と相まって、優しい味わいになっています。いやぁ、箸が止まらん。

丼ぶりものなので、味噌汁がセットでついてきます。
口直しして追加注文したのは、
新潟すし三昧 極み。
3,850円(税込)の特上握り10貫のセット。

ウニ、いくら、蟹の他、のどぐろや南蛮海老など、地のものががっつり。
のどぐろ炙り丼をぺろりといった後なので、二人で1人前を共有しました。ウニといくらが好みでない私としたら、有難い選択です。(お願いしたら、ネタのチェンジはOKしてくれるのか、聞きそびれちゃいました)
ぼちぼち酒を飲んで、お会計は1万6千円以内でした。



来店されるお客さんを眺めていると、のどぐろ炙り丼だけ食べて、酒も飲まずに帰る方もいて(そんなのたぶん無粋な観光客ですけどね)、いろいろな楽しみ方があるようです。
新潟って、寿司のイメージがあまりなかったけど、次回もリピートしようと思います。
最近はタレカツや、バスカレー、イタリアン(焼きそばにミートソースをかけたもの)が話題ですが、本格的な新潟グルメもいいものです。

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