史上最高のアジフライはどっちだ? 横須賀・走水「味美食堂」VS三浦海岸「漁火亭」~【三浦半島だより#23】
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三浦半島は関東でも漁港の多さでいえば屈指のエリア。三崎のマグロがフィーチャーされがちですが、
横須賀のブランド鯵も美味しいんです。
50cmを超える大ぶりなのも獲れるんだそう。
海底の岩が盛り上がったところに生息し、周囲の海老などを食べて育つからなんだとか。
そんなわけで、三浦半島の横須賀エリアで、アジフライが評判の2軒を食べ較べてみたいと思います。
▶ 目次 1.走水「味美食堂」のアジフライ 2.三浦海岸「漁火亭」のアジフライ |
まず1軒目は、
走水漁港にある「味美食堂」さん。
お店は走水神社の正面にあり、観音崎通り(県道209号観音崎環状線)沿い。
観音崎灯台と馬堀海岸の狭間です。
小さなお店ですが、鯵や穴子など絶品の魚を求めて、平日でも結構な賑わいのお店。
アジフライ定食は1,200円。
その日獲れたアジを提供するため、アジフライがメニューにない日もあると聞きました。
ブランド鯵(黄金アジ)に当たればラッキーです。
このサイズからすると、今日は黄金アジかも?
(訊くのを忘れてました)
20cm近い大きさです。都会の洋食屋で見かけるものの1.5~2倍くらい。
小ぶりなとんかつ並みのサイズ。
身の厚さも申し分なし。
それでも大味にならず、臭みも苦みも全くないのは活きがいい証拠。
甘みすら感じます。
これまではアジフライ特有の苦味が好きではなくて、メニューにあっても遠慮がちだったんです。
揚げ具合も丁度よく、衣の厚みも適度でサクサク。
卓上にウスターと中濃のソースが用意されていましたが、何もつけずに食べたくなるくらい。
却って鯵本来の旨味を楽しめそう。(実際はウスターソースと辛子を少しだけつけました)
私が59年の人生の中で食べたアジフライでは、最高の美味さかも?
*味美食堂の詳細な記事はこちら。横須賀・走水で見つけたアジフライと穴子天ぷらの名店「味美食堂」~【三浦半島だより#20】
続いて、三浦海岸前の「漁火亭」さん。
こちらは三浦海岸前で屈指の人気定食店。漁師との兼業で新鮮な魚を提供しているんだとか。
京急の〈みさきまぐろきっぷ〉が使える店として、休日は店前に大行列を作るほど。
ちなみに漁火亭のメニューにアジフライ定食はありません。
単品で700円。
今回は特別にお願いして、定食のセットをつけていただきました。(さらにサザエご飯も+50円)
アジは3切れ。味美食堂に較べると80%くらいのサイズでしょうか?
衣の色がやや薄目。淡白な印象ですが、臭みも苦みもなく、新鮮なアジであることは伝わります。
一番の特徴はサクッとして、エアリーなこと。
不思議に思い、中をのぞいてみたら衣が微妙に浮いていて、隙間が空いていました。
味が薄めのため中濃ソースと辛子をつけて食べるのがベターかと思います。
その日によってアジの品種も違うし、評価はしづらいところですが、これはこれで上出来。
何より3匹ついて950円はコスパ抜群。しかもサザエご飯付き。
ただ、味美食堂で感じた感動はなかったなぁ…。
要は金目鯛の煮付けなどの他のメニューを押しのけて、アジフライを食べるだけの魅力があるかといえば、???。
少なくとも味美食堂なら、一押しはアジフライ。そういうことです。
*漁火亭の詳細な記事はこちら。ここのアジフライも間違いないはず! 三浦海岸「漁火亭」再登場!!~【三浦半島だより#21】
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