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三浦海岸に移住して、居酒屋と海鮮系の食堂は豊富なものの、洋食とラーメン屋さんが不足している気がします。
そのためカレーを作る機会が増えています。
大量に作れば料理をする手間も省けるし、時間をかけて食べ応えのあるカレーを極めようと決心しました。
条件は以下のとおり。
・スパイスを調合するのは面倒なので、市販のルーを使うこと。
・コストは千円以内に抑えたい。
・インド風やスパイスカレーではなく、おふくろの味のライスカレーを目指す。
いろんなサイトや料理本を参考に、
調理のポイントを4点に絞りました。
①飴色玉ねぎに時間を割いて、チャツネの役割で味に深みを加える。
②少量の水で具材を蒸し煮して、旨味を引き出す。
③ジャガイモは煮崩れを避けるため、別に加熱して後入れする。
④玉ねぎの芯の部分は具としてそのまま使う。（外側を飴色玉ねぎに使用）
では、調理開始。
【材料】
鶏むね肉600g、玉ねぎ２個、人参１本、ジャガイモ中４個、にんにく・生姜各１かけ
カレールー0.5箱分×２種類、ケチャップ大さじ２、ウスターソース大さし1/2、コンソメスープの素１かけ
カレー粉大さじ１、酒大さじ２，砂糖大さじ１、バター10g ※お好みで、福神漬やパセリ粉末
今回は鶏肉を使いましたが、豚や牛でもＯＫです。豚の角肉と薄切りを併用したものも、美味しかったです。
味を複雑にするため、カレールーは２種類使います。今回はS&Bゴールデンカレー中辛と、S&Bとろけるカレー辛口。
では作業に入ります。
全ては濃厚なカレーを目指して。
①飴色玉ねぎの下準備。
玉ねぎ２個の上下の芯を落として、中心の甘い部分を分離させます。
方法は以下の手順を参考に。
中心の部分は、切らずに残します。
外側は皮をむいて薄切りに。耐熱ボウルに入れ、ラップをしてレンジで500Wで５分加熱。
②フライパンにバターとサラダ油大さじ１を引きます。
レンジで加熱した玉ねぎに塩を小さじ１程度加え、中弱火で加熱していきます。
焼き目がついてきて、焦げそうになったらひっくり返す程度でＯＫ。
ここで私流の裏技を紹介。
10cc程度の水を回しかけ、1分程度強火にします。急激に玉ねぎの温度が下がり、また上昇するため、表面の色が濃くなっていく効果があります。焦げるのには注意が必要なので火加減との勝負ですが…。
15分程度でこのレベルまで色づきます。レンジで加熱した時短効果です。
③みじん切りにしたニンニクと生姜を加え、香りが立つまで炒めたら、ケチャップとウスターソースを投入。
旨味が凝縮されているのが見て取れますよね？
これにより、チャツネの役割を果たしてくれます。
一旦、別の器に移します。ここで終了して、冷蔵庫で保存してもＯＫ。
④肉を炒めていきます。
鶏肉の皮を取り、大きめの一口サイズに切り分けます。
塩は肉の量の0.8％を目安に振ってください。
この場合は600ｇ×0.8％なので、約5g。小さじ１杯です。
同様に黒胡椒もお好みで振りかけます。
フライパンに油を引き、しっかり焼き目が付くまで炒めていきます。
両面を４分程かけて焼き付け、バット等に一旦取り出します。
⑤ジャガイモの皮を向き、ひと口大のサイズに切り落とし、レンジで５分加熱。（塩をひと振り）
串がなんとか刺さるところまで、加熱してください。
⑥ジャガイモ以外の野菜（好みのサイズに切った人参と、玉ねぎの芯部分をそのまま）を、肉と同じフライパンで炒めます。
野菜に脂が回ってきたら、肉と飴色玉ねぎを戻し、酒を加え、アルコールが飛ぶまで炒めます。
ここで2つ目の裏技。
カレー粉を大さじ１振りかけ、軽く炒めます。
煮込む前に素材にカレー風味を染みこませるためです。（なかったらやらなくてもOK)
⑦水を1cmくらい（200cc程度）とコンソメを加え、蓋をして15分煮込みます。
火加減は中火。途中で水分が減って、焦げそうだったら50cc程度の水を加えます。
無水調理の要領で、具材から水分を引き出すのが、ここのポイント。
15分経って、蒸し煮完了。
カレー粉を入れたため、素材から出た水分と混ざって濃縮された旨味を感じます。
⑧水1000cc（パッケージに書かれたルーそれぞれの分量に順じ、最初に入れた水の量を引いてください）を入れて、ジャガイモと砂糖もここで投入。
沸騰したら、ルーを加えます。
⑨ルーが溶けるように混ぜながら、弱火で10分煮ます。ジャガイモが柔らかくなったら終了。
＊濃厚なので、とろみが足りなかったら、水を加えてください。ただし水っぽくならないように、入れすぎに注意です。
器に盛り付けて、完成です。
私の場合、カレーには福神漬が絶対セット。
ライスの上にパセリを振っても美味しいです。
飴色玉ねぎの効果か、濃厚な旨味が実感できるでしょう。
また、ジャガイモがごろッと入っているのも、家庭のカレー感があって、きっと喜ばれるはずです。
是非、お試しください。
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