【「2度目のマカオ」でも紹介】十月初五日街「南屏雅敘」の出前一丁な朝食《マカオの微妙なグルメ②》
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香港のファミレスは〈茶餐廳〉
香港に「茶餐廳(チャーチャンテーン)」と呼ばれるカテゴリーの食事処があります。喫茶店と大衆食堂の合わせ技という感じ。ファミレスと呼べるほど洗練されてもいない。
もともと中華系の人たちは、自宅で朝食を食べる習慣がないらしく、皆、屋台やこの茶餐廳で、パンやお粥や麺を詰め込んで、働きに出るわけです。
マカオにもそれに似た食堂を見つけました。
十月初五日街は朝食ストリート
セナド広場からポンテ16の方向に10分も歩くと、十月初五日街という裏道があります。
この通りは「朝食ストリート」といった感じ。
乾物屋さんが並ぶ商店群の中に、地元の人で賑わう茶餐廳が点在しています。「南屏雅敘」にたどり着く前に右手にあるのは、「大龍鳳茶樓」。
ここは茶餐廳というより飲茶屋さんでしょうか?
夜には歌謡ショーを見せてくれるらしく、表にポスターが貼ってあります。地元のお年寄りの集いの場といったところ。ローカル色が強く、私にはまだハードルが高そう。
店の名前は「南屏雅敘」
さて「南屏雅敘」。今年の3月から通っていて、4度目の来店となります。(2017年9月15日現在)
大方、滞在中はグランド・ラパの「カフェ・ベラ・ヴィスタ」で朝食ブッフェをいただくことが多く(3,000円くらいしますので、カジノで勝利したときに限ります…)、一度、訪れたところ、このローカル感の居心地の良さに病みつきなりました。
2日目の朝は必ずここです。
メニューです。
まず名物は「南屏出前一丁」。
なんと日清食品の出前一丁の袋麺に、両面焼いた玉子とハムをのせて、33HK$。
ラ王でもサッポロ一番でもなく、中国南部の方は出前一丁がお好きなようで。
味は日本で食べるのと同じです。工夫はありません。
それともう一つの名物が「沙翁(サーヨン)」。
砂糖をたっぷりかけた菓子パンです。中はスカスカで、外はサクッとふわふわして美味です。
クリスピードーナツとまでは言いませんが、なかなかジューシーなデニッシュパン。*砂糖の固まりに心が痛みますが、先月まで糖質制限していたことは忘れました。
ドリンクは香港名物の、コーヒーと紅茶を合わせた「鴛鴦(インヨン)」(ミルクも入っているので味は薄い紅茶系?)を頼みました。
驚くべきことがもう一つ。オーダーすると、返す刀で頼んだ品が運ばれてきます。
飲み物は待つこと20秒。ラーメンですら1~2分後にテーブルに置かれました。でもちゃんと温かい。魔法です。
お会計は合計52HK$(約750円)。
ね、微妙でしょ?
でも、客の入りは良くて、土日の朝9時頃に行くと満席。またパンだけテイクアウトしていく地元の人も多くて繁盛してます。
中国人のお爺さんが新聞読みながら、三文治(サンドイッチ)とコーヒーをつまんでいるのも、なんかいい。
「マカオ版コメダ珈琲」と呼ばせていただきましょう。
2017年11月に5回目の訪問
追加情報①です。
5回目の訪問の際は、法蘭西多士(フレンチトースト)を注文
バターが良質でないらしく、食べていて気持ち悪くなりました。今後、注文するのは避けます。
それ以外は出前一丁もサーヨンもいつもどおり。
2018年5月に6回目の訪問
追加情報②です。2018年5月の際は、2日目の朝食で訪問しました。
悩んだ末、出前一丁をやめて、南屏文治(サンドイッチ)に。
正解でした!
卵いくつ使っているの?
と訊きたいくらいのオムレツとハム&チャーシューのサンドイッチ。
ボリュームもあって美味しいです。
それ以外はいつもの沙翁(サーヨン)とミルクティー。
これでお会計は52HK$。700円くらいです。
2018年8月9日(木)に、NHK-BSの「2度目のマカオ」の中で紹介されていましたね。5月に私が注文した南屏文治(サンドイッチ)が出てきて、大笑いしました。
大声で、会計の金額を叫びあっているのも、謎が解けました。
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