「牛記咖喱美食」~ミシュランも認めたカレー麺?~《マカオの微妙なグルメ⑯》

〈十月初五日街〉は、福隆新街と並んで、マカオ滞在中に私が食事に訪れる頻度が最も高い場所。

十月五日とはポルトガルの革命記念日「1910年10月5日」。

新馬路をセナド広場から十六浦(ポンテ16)に向かって歩いていくと、大通りの一本手前を右折したところにある裏道。
十月五日革命を記念して名付けられたようですが、食材や日用品を売る商店が軒を並べています。


こんないかにもローカルな商店街に、ミシュランガイドに掲載された食堂があるなんて、信じられます?

それがあるんです。

今回の目的は、「牛記咖喱美食」。

店名にカレーが入っていますが、特にカレーに特化したお店ではないよう。


中を覗くと、テーブルが6つほどで、20人も入ればギュウギュウ詰めになるような小さな店。
どんな秘密があるのか、内偵してきます。

訪問は金曜の午後3時頃。
席はほぼ埋まっています。
ちょっと殺伐としていて、店内の写真を撮るにも憚られます。

英語も日本語も一切通じません。
壁際の丸テーブルに通されて、辛うじて相席はない状態。


これが、メニュー。

看板メニューは、カレー麺(咖喱牛腩麺)と蟹みそ麺(好油嘅蟹黃撈麵)ということはリサーチ済みだったのですが、周囲を見回しても、皆がそれを食べているという感じではありません。
香港の天香楼(上海蟹7匹分の蟹味噌をのせた麺が名物の店。このくだりに興味がある方はこちらをご覧ください。)で少し懲りているので、今回はカレーの方を注文します。

5分と待たずに、「咖喱牛腩麺」が運ばれてきました。

経験上、マカオの食事って意外と辛い物が少ないような気がしています。
アフリカンチキンやミンチーを食べても、そこまでスパイシーではありません。
強いてあげれば、カレーおでんが危険食物。

「No spicy,please!」と言っておかないと、辛いを越えて痛~いスープが注がれてしまいます。
ここんちのカレー麺もなんかヤバそうな色と匂い。

大ぶりな牛肉が4切れほど入っています。

「牛腩」とはサーロインのこと。ひとつ勉強になりました。

麺は、細めのストレート麺。
出前一丁ではなさそうです。


美味しいと言えば、まぁそうなのですが、ヒリヒリした辛さがそれを上回って、旨みや風味は感じません。

言い換えれば、一切、優しさを感じない味。

日本のカレールーと違って、とろみが殆どないサラサラしたスープが、突き刺す辛さを引き立てているような…。
まだ旅の序盤なので、スープを7割方残しておきました。
※それでも数時間後に、腹に来ました。


これで500円しないとは、かなり良心的です。

今度は、もうひとつの名物、蟹みそ麺(好油嘅蟹黃撈麵)を試しに来ます。
ミシュランの謎は解けずじまいでした。
カレー麺はもういいかな…。

営業時間:8:00~2:00

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