にっぽん鰻旅【第14弾】〈五代目新松〉〜千葉・館山にも鰻の名店はあるのか?

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内房の館山で鰻屋を探します

4月第2週の金曜日は有給休暇を使って、館山&南房総で御朱印めぐりを実施しました。
館山と言えば、普通なら新鮮な地魚。
ただ刺身を食べられない私としては、ここでも鰻。
房総で美味い鰻を食べさせるお店を、ネットでひたすら探しました。


そして、見つけたのが、
江戸時代から続く、五代目新松さん。
鰻屋で五代目と聞けば、心惹かれるキーワード。
一代30年として、5人で150年。
伝統を感じさせずにはいられない数字です。

場所は館山の国道127号~410号を北条海岸方面に曲がって500mくらい。
上のような看板が見えてきます。

江戸時代から続く老舗


場所柄、駐車場も完備。キャパ10台ほどですが、平日12時前なので無問題。

老舗っぽい建物で信用できそう。

お座敷は2階にあるようです。

おひとりさまの私は、前日にカウンター席を予約しておいたので1階です。


どこのお店も鰻の仕入れに苦心しているんでしょうねぇ。
最近の私の持論ですが、今後の鰻屋さんの将来は、仕入れルートの確保に左右されるのだと考えています。

今日は鹿児島産。徳島産や浜名湖産の場合もあるようです。

うな茶漬けや柳川御飯など、多彩なメニューが用意されています。
超特上うな重というグレードを発見!
〈ご飯のあいだにも鰻入り〉と書いてあります。
これに決定。それから肝焼き2本を注文。

10分待って、肝焼きから運ばれてきます。二串で1,200円。

味は濃い目ですが、苦味はそれほどでもありません。癖がない分、焼き鳥の皮に似ているような…。

その5分後にうな重が到着。

肝吸いとお新香がセットで付きます。
蓋を開けると、立派な鰻。

見えているだけで鰻が1尾のり、ご飯を大盛りでお願いしているので、結構な量。

紀州の備長炭で焼いているらしく、タレの色は薄めで、キレイに焼けています。
丁寧な仕事を感じます。

肉厚というほどではありません。
タレの味は甘みが弱く、全体に薄味。蒸してから焼いているため、脂もほどほどに落ちています。
上品で柔らかい鰻と言えますが、個人的にはもう少し外側がパリッとしているのが好みです。

画像でお判りになるでしょうか?
食べ進むと、ご飯の間から鰻がもう半尾現れてきます。
ご飯の炊き加減も良く、ご飯にかかるタレの量にも不満はなし。
ただ、関東風の調理方法で「間蒸し」をやると、鰻が柔らかくなりすぎる気がするかなぁ。

関西で中入れ丼が多いのは、〈蒸さずにパリッと焼いた鰻が白飯の温度で適度に蒸されて柔らかさを増す〉と聞きました。それはそれで合理的なのですが…。

山椒をご飯と鰻にかけると、薄味がかえって功を奏したのか、箸が進みます。
ピリッとした風味ではないものの、いい山椒です。

お新香も締まっていて、いい味。こういうところにお店の姿勢が判ります。

肝吸い。肝は小さいものの、椎茸の出汁がきっちり出ていて美味。

ほどなく完食です。
満足度は100点満点で、87点。
あの「尾花」の後なので点数が厳しめでしょうか。吸い物やお新香、山椒のクオリティで2点上げました。
2階も含めて65席あるそうなので、それほど待たされずに済むでしょう。クレジットカードが使えないようなので、ご注意ください。

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