愛知県瀬戸市の「一色 瀬戸店」で関西焼きの特大うな重を食べるの巻〜にっぽん鰻旅【第30弾】

《当サイトはアフィリエイト広告を利用しています》
私の実家は、愛知県名古屋市北区にあり、地下鉄の名城線が最寄りの鉄道になり、名鉄瀬戸線も比較的、実家の近くを走っています。
図らずも9月中旬の出張で、瀬戸市を訪れることになり、約40年振りに瀬戸線に乗ることになったわけです。私の生まれた時分は、高架もなく無人駅が多くて、殺風景極まりない鉄道でした。今はどんな感じなのでしょう。



瀬戸物と云われるとおり、陶器で有名な街。

でも今や、将棋界の若きスーパースター・藤井聡太君の生まれた街として名を馳せています。

食べ物ではなんでしょう?
調べると、焼きそばと鰻が有名です。
知らなかったなぁ。
焼きそばの事は別の記事でご紹介するとして、鰻の話題。
「田代」という鰻屋が凄いと聞きます。

こんな構えですが、ミシュラン・ビブグルマンに掲載されているんだとか。
当日朝の10時前には来店し、順番待ちの受付を済ませないと、鰻にありつけないという噂。

実際に深川神社前のお店に行ってみたら、11時半の段階で完全に受付が終っていました。
恐るべし。
さすがに午後から現地に入る出張で、前泊するわけにもいかず、予約が取れたところで何時に鰻が焼き上がるか分からないのに賭けてみることはできません。
仕事が終ってから、ゆっくり行ける他の鰻の名店を探します。
次の候補が「一色 瀬戸店」

名鉄瀬戸線の終点・尾張瀬戸駅から3駅ほど戻った水野駅から徒歩10分という場所にあります。

共栄通り(瀬戸街道)沿いのエーシープラザという飲食店街の中。

店頭に〈ふつまぶし専門店〉とあったように、やはり土地柄、ひつまぶしが売りなんでしょうか?

私が食べたいのは、むしろうな重。そう、ここの特大のうな重が気になっています。
久々に関西風に地焼きした鰻が食べたかったんです。
一色町(旧名)と云えば、愛知県西尾市の有名な鰻の養殖場のある街で、日本有数の生産量を誇ります。
矢作川水系の清流水を使った「養殖専用水道」があると聞けば、鰻が美味しくならないわけがありません。

イマイチこのお店と、一色町の鰻屋との関係が判りませんが、三河一色産の鰻を仕入れているのであれば、食べてみる価値はありそうです。
一応、前日に来店予約をしておきました。到着予定は17時。

店内は私が一番乗り。平日なので当然かと。
メニューです。


うな丼とひつまぶし。
特上で4千円以下なのでリーズナブルといえるでしょう。

一品料理はこれ。うまきも肝焼きも千円以下なのは有り難い。(肝焼きは予約不可と云われました)
〈うなぎまぶし握り〉というメニューが目を惹きます。
で、私が予約しておいたのはこれ。↓

鰻が2尾乗っかったうな重が4,780円で食べられるんです。
この特大、いや特上うな重が私のお目当て。久々に腹一杯うなぎをいただきたい!
サイドオーダーは、肝焼きとノンアルビールをお願いしました。
まずは肝焼きから。

しっかり苦いです(笑)。

意外と思われるかもしれませんが、最近ここまで焦げてる肝焼きってないんです。なんか本当はこんな感じなんじゃないかと思えてくるわけで、ビールが進みます。

そして特上うな重の登場。
ちなみにご飯も大盛りにしてあります。

肝吸いの他に、茶碗蒸しがセットで付いてくるようです。
やや?

はみ出してる!!
当然とはいえ、さすがに鰻2匹だと重箱の蓋では隠せません。
はみ出して嬉しいのは鰻だけだぜ!
と相変わらず馬鹿なことを呟きながら、蓋を脱着。

圧巻の鰻です。斜め上からももう一枚。

大きさもそうですが、よく焼けています。

まるで松崎しげる。テカテカ。
これで鰻の身がパリフワなら合格なのですが、いかに?

ん〜ん、中はフワフワではないかなぁ。
備長炭を使っているということで、関西焼きならではのパリッと焼けた鰻で、タレも甘くない。
案外あっさりしています。
旨いとは思うんですけど、中はふんわりとは言えません。サクサクした感じ。
言いかえれば、香ばしい焼き魚を食べているとでもいいましょうか。
名古屋生まれなので、子供の頃、食べていた鰻ってこんな食感だったのかも?
柔らかい鰻を食べ過ぎてしまったのかもしれません。
ただこの量だと飽きてくるんだよねぇ。
肝吸いで口直し。

特に特徴のあるものではありません。肝も控えめ。

茶碗蒸し。いつも思うのですが不要です。選択制にして価格を安くしてほしい。

漬物がたくわんとしば漬けですが、鰻とは合わないと思います。
粒山椒が卓上に置いてありました。

粉になっていないやつは珍しい。

さすがにこの量だと、鰻がなかなか減りません。
山椒を振りかけてみましたが、タレが薄味なのでスパイスが効き過ぎてしまって、よくありません。

久々にデカ盛りのうな重をいただきました。3月の江戸川区役所前の「和友」以来かも。
約30分かけて完食です。
そして総合満足度は84点。
ひつまぶしは別として、これだけパリパリサクサクの鰻は食べ飽きますね。
なんか大量に焼き魚を食べたような後味です。
それに焼きに少しムラがあったような気がします。
財布には優しいので、次回が訪問する機会があるなら、ひつまぶし御膳をいただきたいと思います。

営業時間/11:00〜15:00、17:00〜21:30(無休)

こんな記事も読まれています。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。