三崎漁港で見つけた町中華「牡丹」の名物・焼売と炒飯が旨し~三浦半島だより#46
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三崎漁港といえば、マグロをはじめとした海産物の宝庫。
そんな中で、なかなかシブい町中華を発見しました。
店名は「牡丹」さん。
三崎銀座通り商店街にあります。
先日、当ブログの中で紹介した「オーシャン・グロウ・キッチン」や「ミサキドーナツ」からも目と鼻の先。
*オーシャン・グロウ・キッチンの記事はこちら。「オーシャン・グロウ・キッチン」でアイルランド沖の天然本マグロを極める~三浦半島だより#36
*ミサキドーナツの記事はこちら。ふわふわもちもちの軽い口当たりが好印象!「ミサキドーナツ三崎本店」~三浦半島だより#35
観光気分で普通に通りがかったら、さすがに入店しようとは思わない感じの店構えです。
地元の常連さんで賑わうお店なんでしょう。
そんな中華屋の炒飯や焼売が旨いと聞きつけて、海南神社に参拝するついでに潜入してみました。
入口には有名人のサイン。テレビのグルメ番組でも何回か紹介されていますもんね。
前神奈川県知事の松沢さんのサインもありました。(知事ってサインするんですね)
店頭にはお薦めの麺料理が書かれています。
この日は平日月曜の13時過ぎ。席が空いていたら、参拝前に昼食を済ます予定。
先客は1名で、私と入れ替わりで帰ったので無事着席。
奥に座席もあるようです。(奥でランチされている団体さんはまだいたようです)
ホワイトボードのお薦めメニュー。
ネットで事前に調べてみたんですが、どれも評判が良くて、一押しのメニューが分かりませんでした。
叉焼、フカヒレ、焼売、炒飯。最もオリジナルと云えるのは〈三崎まぐろラーメン〉でしょうか。
鮪の漬けを乗せた〈漬けまぐろラーメン〉という名物料理もあるようです。
(なぜかメニューに載っていない)
ただこの土地にオープンして70年、四代続いた食堂で、とってつけたようなマグロのラーメンが地元の方々に最も愛されているとは思えません。
三浦のローカルは意外とマグロ食べないですからね。
私は観光客向けのメニューを安易には食べないのだ。
初見は基本の中華から試すことにします。
オーダーは炒飯と焼売。
3代目店主と思われる初老のだんなさんが、
「焼売は普通5個だけど食べられます?」と親切にご質問いただきました。
1個単位で頼めるんだとか(1ケ140円)
1個がかなり大きいと聞いていますので、3個でお願いしました。
まずは炒飯(850円)から。
見たところ普通の焼き飯ですが、ごろッと大きめチャーシューが見え隠れしています。
ここんちの叉焼は「吊るして炭で焼く」というこだわりの自家製チャーシュー。
パラッとした米に卵とネギが絡んで、ちょっと甘い叉焼が絶妙のバランス。
シンプルながらレベルの高い味です。
セットでつくスープも、鶏ガラでとった出汁がきいて炒飯との相性よし。
続いて、テイクアウトで買っていく客も多い、自慢の焼売(3個で420円)。
5cm近くはありそうな、なかなかの肉の塊です。
国産の豚肉と長ねぎ以外使っていないそう。
肉屋に挽肉をオーダーする段階で、極力水分を抜いてもらうよう注文をつけているんだとか。
だからこそ、こんなに肉々しいわけ。
肉がぎっしり詰まった硬めの食感で、独特の甘みが口に残ります。
皮も薄いので、まるで薄味の肉団子!
醤油をつけるのが勿体なくて、少量の辛子だけで最後は食べきりました。
このあたりの基本メニューだけで、お店の実力が分かろうというもの。
リピートして、評判のいい天津飯や麻婆豆腐、牛タンの煮込みを試してみようと思います。
気が向いたら、鮪ラーメンにも挑戦してみます。
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