にっぽん鰻旅【第7弾】川越の卵の名店で見つけた鰻重〈小江戸 オハナ〉

埼玉県の川越市には、人生で初上陸です。

大学は池袋で東武東上線に住んでいる学友がたくさんいたものの、川越駅には降りたことがありませんでした。

テレビで見て、行ってみたい店があったんです。

お店の名前は「小江戸オハナ」。

卵料理で評判のレストラン。
土日はかなりの行列が見込まれる場所。
偶然、11月中旬の月曜日に有給休暇が取れたので、それを利用して行ってみます。
基本、私はクルマの運転を厭わない性質なので、こんな遠くの街に電車で訪れるのは極めて稀有。
ただ世田谷の私の家からだと、環八と川越街道を乗り継いで走るよりかは、時間が読めそうな電車にしました。
池袋まで山手線で出て、東武東上線を使えば急行で約30分のお手軽さ。

駅の東口を出て、クレアモール商店街を直進し、突き当った場所にあります。

途中から商店街を外れて、一番街蔵づくり通りを仲町に向かって歩きました。
川越は平日でも賑わっています。


蔵屋敷が見えてくると、日本人のご婦人と外国人観光客で歩道が埋め尽くされています。

目的の「小江戸オハナ」は、仲町交差点にある山崎美術館のすぐお隣り。
目印はこの茹で玉子。


11時5分に着きましたが、並んで待っている客はいませんでした。

やることもないので、開店の11:15まで店前で待機。

店頭に飾られているPOPで、お店の代表メニューのご案内が。
一番人気はやはり「極上親子丼」。トロトロのまさに飲み物。
そして、フワトロの「玉子焼き」は7種類の出汁をつかっているそう。
関東風の甘目のやつではなさげ。
そして「貴婦人の卵サンド」というのに注目です。
柔らかそうな玉子焼きを、真っ白なパンで包んだサンドイッチが実に旨そう。
お店では、この卵サンドを前菜に、親子丼を食べてくれと書かれています。

時間どおり開店。一番乗りです。
テーブル席が20ほどに、カウンターが4席。


おひとり様なので、カウンターの一番奥に案内されました。
オーダーです。

お店のお薦めに従って親子丼でもいいんですけど、他に企みが…。

鰻重があるんです。

川越は鰻も有名な町で「小川菊」さん等、この近くにも鰻の名店が並びます。
で、オハナさんには評判の卵と鰻を両方味わえる「ぎっしりうな重」というメニューがあるわけ。
鰻の蒲焼の上に、薄焼き卵を載せただけとはいえ、頼まずにはいられません。
「にっぽん鰻旅」を続ける私としては、潜入必至のお店だったのです。
※この前日に、名古屋で櫃まぶし発祥の店「いば昇本店」を訪問したことは忘れました。
*記事はこちら
にっぽん鰻旅【第6弾】〈名古屋・いば昇本店〉~櫃まぶし発祥?の店~

8月の人間ドックでG判定を受けたため、翌々日に保健師面談とやらが予定されているのですが、この事は秘密にしておきましょう。

とにかく私のオーダーは「ぎっしりうな重」(2900円)と「貴婦人の卵サンド」(850円)。

鰻重の前菜がサンドイッチとは、W炭水化物で悪趣味極まりない気がしないでもないですが、お店のレコメンドなので仕方なし。

すぐに注文したアイスコーヒー(400円)が運ばれてきて、その3分後には「貴婦人の卵サンド」も到着。
一番乗り効果か、手際がいいです。
鰻だけは時間がかかると聞かされているので、待たずに始めます。


サンドされた卵は美しい黄色。
見るからに柔らかそう。

6切れのうちの一つをつまんで、口に入れます。

あまりのフワトロさに、指の間からこぼれ落ちるところでした。

なんという口当たりの良さ。そして出汁がほんのり効いた複雑な味わいの卵です。

甘さは殆ど感じません。
砂糖でごまかしてないところが好感が持てます。
マスタードの加減もばっちり。

口の中で瞬時に溶けて失くなる魔法の卵です。

ウンウン唸りながら、鰻が来る前に一気に完食。
これは凄い前菜です。

来店して15分後に、鰻重が運ばれてきました。

見ると、20余名の店内の席はすでに埋まっていて、私の後に入ってきた客にも親子丼が行き渡っている状況。

鰻重を朝イチで頼んでいるのは私だけのようでした。

確かに高いしねぇ、ここは卵の店だからねぇ。

軽い優越感で鼻を膨らませながら、重箱の蓋を開けます。

想像以上でも以下でもなく、鰻の上を卵がカバーしております。
少し剥がして、中身を確認。
卵が意外と厚いです。


柔らかそうで旨そうな色をした鰻が、びっしり重箱を覆っています。
箸を入れ、卵と鰻を同時に一口。

まさに幸せな瞬間。

蒸して焼いた鰻特有の柔らかさが、卵の薄焼きと絶妙にマッチしています。

前日に食べた櫃まぶしが、関西風の直焼だったため、その対比で今日の鰻の柔らかさが際立ちます。
香ばしさはないかな。

蒲焼だったら蒸さなくても美味しくなるでしょうが、このメニューにはこの調理法がベストでしょう。
もう一丁、おまけで鰻のアップの画像です。

タレは甘くも辛くもない程良さ。
ご飯もいい炊き加減で、タレをかけ過ぎていないのが私好みです。
山椒を振ってもいい感じでした。
テーブルに置いてあったキュウリの漬物とたくあんも良いアクセント。

また、一緒に付いてきた汁も、出汁の風味が絶妙。
純粋な鰻屋さんじゃないので、肝吸いではないわけです。

これだけの物ですが、なんだか嬉しい。

さて、小江戸オハナの「ぎっしりうな重」の評価はどうしましょう。
ちょっと亜種です。

でも、この優しい味はきっと再び食べたくなります。

総合評価は、5点満点中、4.5としておきます。

完食して、11:35に店を出ます。
外にはすでに10名ほどの待ち人が並んでいました。
平日なのにね。
美味しゅうございました。

「小江戸オハナ」から50mほど先の大正浪漫夢通り?にある「小川菊」は、店前に50名以上の行列でした。

すでに店は満杯で、『26番の方どうぞ~」とか店員が叫んでいたので、すでに午前中に百名近い客が押しかけている模様。
いやはや月曜からこの賑わい。
小川菊が凄いのか、川越が人気だからでしょうか?

いやはや恐れ入りました。


営業時間/平日 11:15~17:00
                土日祝11:00~17:00
※ららぽーと柏の葉と、西武本川越pepeにストアがあります。

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