横浜名物〈サンマーメン〉発祥?の店「玉泉亭」は伊勢佐木町ブルースがよく似あう〜横浜の微妙なグルメ#5
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目次 1.サンマーメンの由来 2.伊勢佐木町ブルース 3.玉泉亭のサンマーメン |
サンマーメンの由来
横浜発祥の麺料理と云えば、〈サンマーメン〉。
同じ関東でも、東京生まれの人に訊くと、全く名前も知らなかったりするため、かなりのローカルフードとも言えます。
食べられているのは、横浜市を中心に多摩川以南、富士川以東なんだとか。
漢字で書くと「生碼麺」。
生(サン)は「新鮮でしゃきしゃきした」という意味で、馬(マー)は「上に載せる」という意味。
醤油ラーメンの上に、歯ごたえが残る程度に炒めたモヤシ入りの餡をかけた麺料理なんだそうです。モヤシ炒めの中にはお店のアレンジで、キャベツやキクラゲ等の野菜や蒲鉾、豚肉の細切り等も入っていることが多いです。
由来については、戦前当時、調理人達の賄い料理で、とろみを付けた肉そばが原形になったと伝わっています。
昭和初期に横浜中華街の「聘珍樓」の当時の料理長が考案した麺料理という説が有力。当時の聘珍樓のメニューにも掲載されているとのこと。
それとは別に、大正時代に創業された伊勢佐木町にある中華料理店「玉泉亭」が発祥という話も聞いたことがあります。
BS-TBSの〈町中華でやろうぜ〉の玉袋筋太郎編でこの玉泉亭さんが紹介されてもいたので、一度訪ねてみたいと思います。
伊勢佐木町ブルース
在宅勤務のランチタイムの散歩がてら、伊勢佐木町に向かいます。私の家からは徒歩で15分。
画像はイセザキモール。
横浜根岸道路沿いのドンキホーテを左折し、関内駅側とは反対側になります。お店を探している途中で、凄いものを発見。
なんと伊勢佐木町ブルースの歌碑。
青江美奈のレリーフもあり、譜面の下についたボタンを押すと、歌が流れ出すという噂。
私はどちらかと云えば〈ちあきなおみ派〉。
最近は「夜間飛行」にハマっています。
だから押しませんでした。
玉泉亭のサンマーメン
玉泉亭は上記の歌碑から、100mほどの場所にあります。
厳密に言えば、伊勢佐木町商店街の通りのすぐ脇にあたります。
お店の近くがアイデア系の風俗店が並んでいるエリアで、歩いているとちょっと恥ずかしい。
これが外観。街路樹に隠れて、見逃しそうでした。
昔ながらの中華屋さんという外観で、ショーウィンドーにも麺類が沢山。大衆的な印象です。
【サンマーメン発祥の店】と激しくアピールしていない点が、中華街の店舗との違い。
日本人は奥ゆかしいのだ。
午後2時過ぎだと、客の入りも半分くらい。
お店の壁には、有名人のサインが飾られています。
一番上は、先代の店主があの田中角栄元総理と握手している写真。横浜の中華料理店組合長をやられていたとか番組で紹介されていました。
メニューを拝見。
サンマーメン(670円)に加え、手作りシューマイ(480円)を注文しました。
リモートワーク中だから、ビールは勿論なし。
まずはサンマーメンから。
私の先入観では、肉と野菜がゴテっと載った、いわゆる広東麺をイメージしておりましたが、意外やあっさりめ。
モヤシとニラが中心で、少量の豚肉が絡み、緩い餡をまとった感じです。
麺はやはり細麺のストレート。
博多ラーメンに近いくらいの白さです。
スープは見た目の印象とは違い、とてもマイルド。
スープは濃い醤油の色をしているものの、とても優しい味。化学調味料の舌にピリっとする痛さもありません。
このマイルドさは、餡のトロ味が影響しているのでしょうか?
焼売は4個で480円。
肉々しさを感じるギュッと詰まった食感で美味。
決してメインを邪魔しないものの、この存在感はさすが。
横浜はやはりシューマイのレベルが高いと、なんとなく思えました。
なんかいいお店を覚えてしまったなと、嬉しくなりました。
近いうちにリピートします。
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