幻の〈共水うなぎ〉が食べられる三島「うなぎのむらかみ」〜にっぽん鰻旅【第16弾】

▶ 目次
1.大井川の共水うなぎとは?

2.「じょんのび日本遺産」で紹介された鰻屋
3.1万円に迫るうな丼とは?

大井川の共水うなぎとは?

6月7日の金曜日は有給休暇で、秩父に出向き、聖神社や寳登山神社などの金運パワースポット巡りを企んでいたのですが、関東地方が梅雨入りらしく悪天候にぶち当たりました。
ここは軌道修正して〈幻の共水うなぎ〉を体験することに。
共水うなぎとは、静岡県焼津市の株式会社共水が養殖しているブランド鰻のこと。
南アルプスに降雨した雪が約50年かけて湧き出ているとされる地下125メートルの井戸から噴出する大井川の伏流水で育てた鰻だそうです。自然に近い環境を作り出し、天然鰻の風味を再現したと云われています。
栄養価の高い脂は体組織のなんと25%(一般の鰻は約21%)。それでも高度不飽和脂肪酸(DHAやEPAなど)が大変多く含まれているため、しつこく感じないんだとか。高脂血症に悩む私には薬のような食べ物です。
そんな理想的な鰻なら、食べてみるしかない。
シラスウナギの不漁もあり、ここ数年の生産量は80tと少なく、食べられるお店も稀少らしいです。

ということで、共水うなぎが食べられるお店を探します。


「じょんのび日本遺産」で紹介された鰻屋

TBSで日曜早朝に放映されている「じょんのび日本遺産」という番組の5月26日の回で、箱根エリアが特集されていて、最後に三島の鰻屋さんが紹介されていました。
それが「うなぎのむらかみ」さん。
東京・神田明神下の料亭で修業されたという店主の旦那さんが、昭和46年に創業されたお店だそうです。
東京・世田谷の私の自宅からは、クルマで約120km。約2時間の道程です。沼津ICからは30分程度で、開店の11時ジャストに到着。

駐車場はお店の前に5台分用意されていました。


共水うなぎのノボリもしっかり立っています。

入店すると、先客はなし。そりゃ平日の11時ですからね。一応、前日に電話しておかみさんに、予約はしなくて大丈夫なことと共水うなぎが食べられることは確認しておきました。

店内はテーブルが2つと座敷にちゃぶ台が1つ。キャパは最大12名といったところ。地元のお客さんが多いらしく、飾り気のないところが信用できそうです。入口にお子様お断りとありました。

蒸しが入るということは関東風です。

お茶をいただいてメニューを拝見。

息子さん2人は独立して、三島と沼津にお店を出しているそうです。


共水うなぎの丼が、並でも6,500円します。上だと9,500円。違いは鰻の量だけだとか。
いやぁ、ここまで来ちゃいまいましたねぇ〜。
とうとう鰻の値段が1万円に迫ってきています!
わかってはおりましたが、衝撃です。
ドリンクのメニュー。鰻コーラとかふざけたメニューはなかったです。

そして、これが私が是非味わってみたかったサイドメニュー。

〈ひれ串焼〉ってなんでしょう? 
肝焼とかう巻じゃなく、ひれ串なんです。
せっかくなので、「共水うなぎ(上)」の丼とひれ串焼をお願いしました。ドリンクはなし。〆て9,900円です。


1万円に迫るうな丼とは?

ありつけるまで30分はかかることを覚悟して、スマホなどをチェック。
すぐに出てきたのは「骨せんべい」と「もずく酢」


骨せんべいの揚げ具合が絶妙で、生臭さを感じません。これは良い予感。
20分ほどして注目のひれ串焼が登場。

鰻の背びれと腹びれを串に巻いて焼くそうです。
店主に聞いたところでは、鰻10尾で串8本しか取れなくて、手間もかかり技術も要するので、最近では誰もやりたがらないメニューだとか。ありがたく頂戴します。

肝焼きより、全然美味い!!
初めて食べる食感と味です。生臭さやヌメッとした嫌らしさは皆無で、鰻だと実感できる風味がしっかり出ています。脂のノリも良く、何とも言えぬ香ばしさ。

これで1本200円とはなんという贅沢。
食べ終えた頃にうな丼が到着です。

肝吸いがついてくるようです。
ややっ、はみ出てる!


はみ出ていて嬉しいのは、鰻くらいかなぁとかくだらないことを考えながら、蓋を取ります。

さすが上うな丼だけあって、一尾半の鰻でしょうか。もしかしたら2尾かも?

ご飯を大盛りにしたのですが、お米が全く見えません。(ご主人が大盛りにするのを忘れられたかもしれませんが…)
食べてみます。

最初の感想は、しっかり焼けていること。先週、厚木で食べた川入園の関西風鰻重に迫る香ばしさ。カリッとまではいいませんが、表面の食感はかなりしっかりしたもの。また臭みはまったくなし。
タレの味は控えめでやや甘目。しょっぱさはありません。鰻本来の風味が味わえます。
鰻自体も「尾花」のようなふっくらした感じではなく、関西風のサクフワに近いかも?
私の記憶が確かならば、三島広小路の「桜家」の鰻もこんなイメージでした。三島の鰻の特色でしょうか。
そして最大の特徴は、脂がしつこくないこと。
この量を完食しても全然もたれません。口の中もさっぱりしたものです。共水うなぎ、恐るべし。
山本益博流にご飯に山椒をかけて食べたのですが、これがなぜかベストマッチ。理由は分かりません。
最後にお吸い物です。


肝はこんな感じ。あのひれ串があれば、鰻の肝はこれで充分。
お漬物が大盛りなのは笑いました。ビタミン補充ができて嬉しい限り。この日は特別にラッキョウを追加してくれました。

美味しくいただきました。雨の中、これだけのために三島に来た甲斐があったというもの。
総合満足度は100点満点中、94点。
あの「尾花」よりも2点増しとしたのは、長時間の行列がないこと。サイドメニューのレベルは双璧です。
鰻の違いは好き好きでしょうか。私の好みが関西風に振れているので、三島うなぎを高評価しました。
1万円でお釣りは100円しか返ってきませんが、またひれ串と共水うなぎを食べに来ます。
「串打ち3年、裂き8年、焼きは一生」とホームページにも書かれていました。


三嶋大社の近くというわけではありませんが、参拝の折には是非。
三嶋大社参拝の記事はこちら。頼朝ゆかりのパワースポット「三嶋大社」~御朱印集め開運紀行⑰~

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