
愛知県屈指のパワースポット「豊川稲荷」~御朱印集め開運紀行㉘~
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▶ 目次 1.豊川稲荷は神社ではなかった 2.本殿までは2つの鳥居をくぐる 3.大黒様をさすれば御利益があるかも? 4.いよいよパワースポット「霊狐塚」へ |
豊川稲荷は神社ではなかった
愛知県豊川市に位置する「豊川稲荷」は、円福山豊川閣妙嚴寺(えんぷくざんとよかわかくみょうごんじ)という曹洞宗の禅寺。
日本三大稲荷と称されることが多く、他の2社は、伏見稲荷大社(京都市)、笠間稲荷神社(茨城県笠間市)。当然神社です。
いなり寿司のルーツでもあることから、「お稲荷さん」=神社というイメージが重なりますが、ここはれっきとしたお寺さん。開山は、室町時代の嘉吉元年(1441年)だそうです。
鎮守の「豐川吒枳尼眞天」が稲穂を荷い、白い狐に跨っておられることから、いつしか「豊川稲荷」が通称として広まったのだとか。
本殿の裏側にある霊狐塚は、何百体のキツネの石像が並びパワースポットとしても有名。今川義元、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、大岡忠相、渡辺崋山など名だたる信仰者を持つ豊川稲荷に、私も詣でます。
本殿までは2つの鳥居をくぐる
訪問は5月20日(月)。今にも雨が落ちてきそうな霊験あらたかな朝。
こちらが総門。提灯も立派です。
総門の先には、正面に山門が。今川義元が寄進した建物で、こちらに現存する中で最古の建物。
右手に釣鐘堂。まさしくお寺です。昭和12年の寄進によるもので 総欅材造りだとか。「除夜の鐘」の音として、NHKで大晦日に見たことがあるような…。
全体の案内図。
総門を左に曲がると、鳥居が2つ見えてきます。その参道の先が本殿ってわけ。
鳥居に寄り添うキツネさんも勇壮。大鳥居の左手には寺寶館。
右手には瀬水舎。(手水舎ではない)
見所が多そうなので、先を急ぎます。本殿へ。
キツネさんの下にご由来の札が。
ご本尊は千手観世音菩薩で、鎮守(守り神)として通称豊川稲荷で親しまれている豊川吒枳尼真天(とよかわだきにしんてん)を祀っています。
お賽銭を投げて、真言を唱えます。
〈オンシラバッタ ニリウンソワカ〉
本殿横に回り提灯を見ると、日本パラマウントベッドの寄贈と書かれています。お正月には企業の参拝も多いようです。
調べたところによると、本殿での御祈祷を希望した場合、4,000円以上の祈祷料を払えば、点心と呼ばれる精進料理がいただけるそうです。
建物の右手から、奥の院に進む通路があります。
大黒様をさすれば御利益があるかも?
回廊の下をくぐると、千本のぼりが見えてきます。
願い事が書かれた大量ののぼり。奥の院手前の受付所で2,000円で御奉納できます。
左手に見えるは宝雲殿。
続いて、万橙堂。いちいちお賽銭を入れていくので小銭が切れそう。
大黒堂は土蔵造りのお堂。
その前に立っている2体の大黒天は、「おさすり大黒天」として知られています。
よく見ると、お腹が凹んでいます。ご利益にあやかろうと、皆が削り取った跡だそうです。酷いことをするものです。
ご真言「オンマカキャラヤソワカ」と唱えながら、撫でさすることによって、広大無辺の仏のご利益をいただくことができると書かれています。
そして、ようやく奥の院に到着。
最後に納符堂を見学。
いよいよパワースポット「霊狐塚」へ
奥の院の左脇を抜け、霊狐塚へ向かいます。
空気まで凛としてきた感じがします。ただ寒かっただけ?
ここからはやたらキツネがいますが、少しずつ表情が違うのが興味深い。
ここが入口みたい。
霊狐塚の中央には巨大な岩の塊。
岩の隙間には訪れた人が入れた硬貨があり、それをうまく取り出せると金持ちになるという言い伝え。
硬貨を取り出したらそれを御守りにし、御利益があったら1年後に何倍かのコインをお礼として、再び岩の隙間に隠すというルールだとか。
上手いサイクルを考えたものです。これなら途絶えることがない。
よじ登るなと注意書きがありました。
あまりのキツネの数に圧倒されて、酔いそうです。
似たような光景を思い出しました。
世田谷の豪徳寺の招き猫。
そして芝・増上寺のお地蔵さん。
霊狐塚は比較にならないほどの規模。大小含め800体という話です。
そしてお堂へ。
ちゃんとお賽銭を収めて、引き返します。
こちらは景雲門。くぐって先を進むと、参道に戻れます。
お守りやお札はこちらでいただくようです。
御朱印をもらい忘れていました。御朱印は正面の建物。
平日の午前中なので、並んでいる方もおらず、すぐに書いていただけました。初穂料は300円。
参拝は終了。参道にでます。
豊川いなり表参道という商店街。正面には有名な稲荷寿し屋さん「いなほ」。
もう少し奥にある「開運七福神いなり」を買って帰りました。
*開運七福神いなり「来恩」の記事はこちら。
豊川稲荷は敷地も広く、愛知県屈指の寺社でした。見所も多いので訪問する価値ありです。
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