熱闘!海外カジノ・マカオ篇#16《K委員長の暴走を止めよ ①》~2017年6月~

ゴールデンウィーク以来のマカオ遠征は、会社の後輩のK君を引率します。
10年近く前は私の部下だったK君も今は、40代後半。
今年になって私が出向となったグループ会社の、組合委員長を務めています。

クソ真面目なわりにお調子者で、他人の話を最後まで聞かない軽率な性格が、この後、様々なトラブルを引き寄せます。

組合委員長と最初に紹介したため、信頼できる人物であると思われた方も多いことでしょう。

これがとんだ食わせ者で、社員旅行での逸話だけでも片手じゃ済みません。

冒頭にK君の伝説の数々をここに列記します。
長くなるため、マカオ遠征の話を先に読みたい方は、こちらへどうぞ。
〈熱闘!海外カジノ・マカオ篇#16《K委員長の暴走を止めよ ②》~2017年6月~〉

①彼が中途入社してきた約20年前のソウル旅行。
入社早々、幹事を仰せつかった彼は3日間行方不明で、食事会にも顔を出さないという暴挙
後日、漏れ伝わった話では、どこかのホテルのスイートルームを別に予約して、そこで韓国の女性とずっと過ごしていたとの噂。
*最近、直接確認したところ、彼が隠れていたホテルはなんと皆と同じ施設の最上階。

当時は総額20万円近い出費も厭わない、サムライだった。

ある意味、見つからないのが凄い。
私が彼に目をかけていたのは唯一、この一点。自分の欲望に正直で、ぶっ飛んでるやつ!

②K君が以前、担当していた某旅行会社のパンフレットの表紙のロケ撮影で、新幹線のチケットを全員分紛失
前日に気づき、クライアントのせいにして、大揉めしているのを目撃したことがあります。

③私が彼と同じ部署になる前の社員旅行で、嫁を連れてきていたそうです
愛妻家の一面もあるのか。

④やはり私がいない海外の社員旅行で、全員分のパスポートを集めて、フロントのセーフティボックスに預けてしまったとか。

⑤同じ部署で働いていた年の香港への社員旅行。
幹事の彼は食事会の領収書を受け取り忘れ、幹事長の私に叱責されます。その時に

「社員旅行は個人の自由で行っているのだから、領収書なんて必要ない」と猛主張。

「だったらなぜ、会社が半分、旅行代を負担してくれてるんだ?」と私に諭され、さらに「いいから来週、香港に行ってもらってこい」と指示したところ、本当に予約しようとしていた。
*電話やメールで頼むという発想は彼にはない。
(当社は社員旅行は総務への清算報告義務あり)

⑥同じ香港での出来事。ホテルへのチェックインの際に、私の指示で全員の部屋割り表を作成し、皆に配布。
用事があってK君の部屋に電話した方々から、日本語を話す女性が電話に出たと報告が…。
(確かに私が電話した際も日本の方でした…)

①の風評もあるので、彼を掴まえて確認すると、K君が自分の部屋番号を間違えて書いてしまったことが判明。
電話に出ていたのは、誤った番号を書かれた部屋に滞在する見ず知らずの日本人女性。
何人もの日本の男から電話がかかってきて、さぞかし怖かったことでしょう。

いいから花でも買って、その部屋を訪ねてお詫びしてこい」

私に説教されて、言われたとおりに花を準備していました。
本当に彼が謝罪に行っていたら、もっと怖い思いをしたことでしょう。

⑦さらに同じ香港。帰りの香港空港でエアーのチケットを配っていたK君は、またまた間違えて自分の名前の書かれたボーディングパスを他の社員H君に渡してしまう
なぜかH君はさっさとゲートをくぐれたのだが、最後に出国手続をしようとした彼は、パスポートと名前が合致しないとゲートで一悶着。
その様を目撃していた私たちは、「自腹でチケットを買い直せ~」とアドバイスを投げて、彼とお別れ。

⑧最近、K君と旅行で同室したことがある先輩の方から聞いた話。
彼はタオルや歯ブラシなどの、部屋のアメニティをあるだけ使ってしまうそう。
使い捨てだと勘違いしているのか、あとからシャワーを浴びようにもタオルが全部濡れていて、閉口した経験があるそうです。
私はそれを聞いて「長嶋茂雄か、お前は!」って突っ込んでしまいました。

ここまで書いたところで、腹が立ってきたので、いっそK君の実名と顔社員を曝してやるか……

と思いましたが、
私も彼の上司を2年ほど任された身であり、これでも人情派で通っています。
K君にも輝かしい未来の可能性が、僅かながらも残っているでしょうから、ここはぐっと堪えることとします。


そもそも、今回、K君とマカオ旅行にご一緒することになった経緯は、半年前に遡ります。
会社が分割されて、別々の所属になっていた我々は、私の出向による異動で、この2月に久々に同僚となりました。
愛想のいい彼は、私がほぼ毎月のようにマカオにカジノ旅行していることを聞きつけ、10数年前に社員旅行で香港を訪れたことが懐かしかったのか、

「いやぁ、僕もぜひ一緒にマカオに行きたいなぁ~」

とか、お調子をこきます。
「なら6月にも行くから、予約しておいてやるよ」
「いいですねぇ…」
「OK、すぐやっとく」という感じで、互いの都合の良い日付を確認して、さっそく香港エクスプレスを2人分予約。
ひとり旅にも飽きていた私は、どんどん話を進めてしまいました。
*一応、彼の承認を得ています。

これが私にとっても災いの始まりだったのですが、それも後の祭り。 

今回の「熱闘!海外カジノ マカオ篇#16」はK委員長と私のトラブル日記といっていいでしょう。
*これを書いているのは、土曜の午後3時半あたりなのですが、この時間中も、中央競馬の「武蔵野ステークス(GⅢ)」で私が本命として軸で買っていたカフジテイクは馬群に沈みました。K君とは何の因果関係もありませんが…。

長くなりましたので、後編に持ち越します。
おっさん2人のおバカな旅の珍道中を、時間が許せば、是非ご一読ください。

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