熱闘!海外カジノ・マカオ篇#16《K委員長の暴走を止めよ ②》~2017年6月~
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▶ 目次 1日目:勤務先の問題児・K委員長 2日目:K委員長を破壊した鍋 3日目:まだまだ事件は続く |
1日目:勤務先の問題児・K委員長
「熱闘!海外カジノ・マカオ篇#16《K委員長の暴走を止めよ》」の続編です。
勤務先の問題児・K委員長とのマカオ遠征をお伝えします。
6月17日㈯ 初日。
彼の目黒の自宅まで私の車でお出迎えです。噂では目黒本町にある購入当時1億円を超すマンションだとか。
羽田空港に着いて、LCCのチェックインカウンターでさらっと最初の不運が通告されました。
災難① まずは飛行機が3時間遅れます。
AM6:35発の香港エクスプレスUO625便が、香港の天候不良で9:30発に遅延。
思えば、香港は水曜日までシグナル8の台風。(8だと社会的機能の全停止です。因みにその下はシグナル3で、なぜか4~7の基準がない)
ちなみに今回の航空運賃は10,790円。*手数料と諸税含めて18,720円。
*この時期の為替レートは、1HK$=約14.2円
朝食を食べるくらいしかやることがないため、搭乗ゲート内にある「六厘舎」で特製つけ麺。
K委員長は六厘舎のことを知らず、つけ麺では東京で有数の人気店で、あまりの行列に近所からクレームが多くて移転せざるを得なかったエピソードをレクチャー。
彼も「それはいい」と大げさに同意していたものの、席に着いたときは、なぜかラーメンが置かれていました。
違和感① 先輩がつけ麺を薦めているのに、無視してラーメンを頼めるのだろうか?
実直な彼にはそんな常識は通じないらしい。食べたいものが正義なのでしょう。
長い待ち時間のあいだに、身体を伸ばせる椅子を確保し休んでいたものの、落ち着きのないK委員長はどこかにぷらぷら。荷物の見張り番を私に任せて消えてしまうため、忠告。
「消えてもいいけど、自分のバッグは持って歩け」。
さらにLCCは食事はおろかドリンクも有料になることを教えて、できるだけ売店で買っておくように伝えておきました。
いざ搭乗準備の段になり、「水は買ったか?」と尋ねると首を振ります。
そんなことだろうと思って、私が購入しておいた予備のエビアンを渡します。
「ありがとうございます。いただきます」と爽やかに言い放った彼が、ペットボトルの封を開け、半分以上、飲み干します。
違和感② 彼をコントロールできるのは、その場の欲望しかないのだろうか?
「おまえさぁ、さっき機内でドリンクのサービスがないって話したろう?」
「すみません、喉が渇いていたもので」
「知るか!」
香港国際空港への到着も13:30となり、13:00に出る空港発のフェリーにすら乗れず、A11バスで上環経由で向かうことに。
マカオ外港行きのフェリーも最短で16:15発ということが判明。
すでに家を出てから12時間経過で、さすがに疲れます。17時過ぎにようやく到着。
災難② フェリーターミナルの入国審査場でK委員長を見失います。振り向いたらいません。
泊まるホテルの地図は渡してあるので大丈夫かと案じ、出口を出て、売店でSIMカードを買っていたら、情けない表情で駆け寄ってきました。
K委員長ときたら、路線バスに何回も乗るから買っておけと勧めたマカオパス(日本でいうsuicaですな)の購入もやんわり拒否(なぜ?)。
さらに通信手段についても、ポケットWi-Fiは借りてきていないし、最悪なことにスマホの充電ケーブルを忘れてきていることを告白されました。(私はアンドロイド派なので貸してやれません)
違和感③迷子になったら、どうやって連絡とるつもり?
17:30 今回はリスボアホテル(葡京酒店)に宿泊です。2泊で26,461円。
部屋は西翼大堂側で、広めの部屋にアップグレードされていました。多謝。
K委員長もそのクラシックな内装に妙に感激し、ご満悦な様子。
この時を借りて、タオルを全部使わないよう忘れずに忠告しておきます。たぶんお構いなしでしょう。
19:00 腹も減っていないとのことなので、K委員長にカジノのレクチャーのため、弱い雨の中、リオ・カジノ(利澳娯楽場)へ。
★2023年6月現在、リオカジノ(利澳娯楽場)は閉鎖されています。よって日本円のホールド(両替)もできません。
1階のミニマム200HK$のバカラ卓で投了開始。
ルールは道中の飛行機の中で説明しておきました。K委員長と並んで着席。
2~3回実践して見せると、微かに震えながらも同様に賭け始めます。当然ながら勝ったり負けたりしています。
でも、妙な事に気がつきました。
勝っても負けても表情が変わりません。バンカーとプレイヤーの双方のカードが捲られれば、数秒で勝ち負けが理解できるものです。
疑問① こいつ、一桁の足し算すらできないんじゃないか!?
問い詰めると、ゲームのスピード感についていけてないと必死で言い訳していましたが、私の推理どおり。
緊張しているとは言え、こんな頭の悪い日本人がいたとは……。
確かに仕事でも思い当たるふしが沢山あって、彼の作る見積書は誤りが多いと定評があります。エクセルの数式を使いこなせないだけではない理由があったのです。
カジノのゲームと言えば、バカラだけでなくBJも大小も足し算が基本。この先、楽しめるのか不安です。
私の戦果はと言えば、2,000HK$→1,000HK$。
夕食のため、リオを後にします。
21:00 コタイ地区で火鍋でもと企んでいたものの、雨が強くなり断念。
金龍酒店近くの「陶香居酒家」で回鍋肉とフカヒレスープ。炒飯はないと断られました。勿論、容赦なく広東語オンリー。
ここは塩対応が基本の店。
不思議なことに卓上に置かれたコースのメニューには、炒飯が載っています。なぜ?
22:00 徒歩でサンズ(金沙娯楽場)へ。
K委員長もやや慣れてきて、300HK$minのテーブルで参戦します。しかし、流れやツラ目が理解できず、少しずつチップを減らし、2,000HK$近くの負債を抱えて小一時間で撤退します。
疲れたので一人でホテルに帰るとのこと。
「お好きなように」と放置した私も、徐々に負け始め、23時過ぎには、2,000HK$凹みます。
累計で▲3,000HK$。
後を追ってホテルの部屋に戻ったところ、K委員長がいません。
冷蔵庫を漁ってコーラを飲んでいる(リスボアでは有り難いことに冷蔵庫のドリンクが飲み放題)と、彼が帰ってきました。
災難③ 帰り道が分からなくなって、1時間以上、彷徨っていたとか。
歩いて10分程の距離だし、サンズから明るい側に歩けば、葡京酒店のネオンがすぐ目に入るはずなんだけど…。
ほっとしているK委員長を置いて、再度、夜のお散歩へ出かけます。
AM3時頃に戻ってきて、深夜の熱狂を求め、ひとりでリオ・カジノを襲撃。
やってもうた~!
初日の累計▲8,000HK$、約115,000円の重い負債を抱えました。
2日目に続きます。
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コメント ( 4 )
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コメントありがとうございました。
マカオの二人旅は、カジノメインだと難しいですね。
特に資金の差があると、気を使ってしまって…。実は少し懲りました。当分は一人で行きます。
こんにちは
k委員長との旅行記が楽しそう。「すみません」
大変でしたね。40歳を越えておられるのにと思いましたが・・・
私も一人が多いので二人で行けるのは楽しいですよね。
特に食事の時がキツイですよね。独りで食べる食事は美味しく無いですね。
私も元後輩連れて行きますよ。やっぱり楽しいですよね。
追伸、私は武蔵野ステークスは馬連取りましたが、三連単170万は
取り逃がしました。アキトクレッセントを・・・。残念
getaさん、コメントありがとうございます。
来月、香港の国際競走に行ってきます。
サトノダイヤモンドかキタサンブラックでも遠征してくれたら
楽しみが増えたのですが、なかなか難解なレースになりそうです。
GWいいですねぇ。ただ、仕事が休みが取れるか微妙なところで、飛行機の予約を入れるか逡巡しています。行くなら5月2日~4日という感じです。
はっきりしたら情報入れます。ではまた。
風まかせさん、こんにちは。
近隣某国委員長かと思いました。
先日の武蔵野ステークス翌日の京都10R観月橋ステークスは12頭立てでしたが、1着はなんと12番人気でアハハー・・・と、もちろん取れてません。
しばらく先のことですが、GW頃マカオへ行こうかと思っておりますので、タイミングが合えばよろしくどうぞ。