「蕃茄屋葡式美食」の名物アリババカレー《マカオの微妙なグルメ⑨》
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日本語にするとアリババカレー
「阿里巴巴雞扒飯」という名物料理が、マカオにあります。
蕃茄屋葡式美食というレストランのメニューです。
マカオは日本に負けないカレー大国だと、以前の記事で書きました。
*記事はこちら。アリ・カレーハウス(亞利咖喱屋)~マカオは意外とカレー大国《マカオの微妙なグルメ⑦》
今回見つけた新メニューも、なかなかユニーク。
葡式美食というからにはポルトガル料理を想像しますが、それがなぜ「アリババ」?
マカオにポルトガル人が上陸したのは16世紀だそう。それ以来、明との交易の基地として、ポルトガル領だったインドのゴアやマラッカ半島から多くの香辛料が入ってきます。
マカオではカレー料理は「カリル」と呼ばれています。
カリル・デ・カランゲージョ(蟹のカレー煮込み)など、カレー風味の料理が意外と多く、こちらもポルトガル料理の派生形のなんですかねぇ?
まずは食べてみなければ始まりません。2018年5月3日の夕方早めに訪問です。
場所は、半島側の観光の中心地・セナド広場から徒歩圏内。
*注意が必要です。ネットで検索すると、「史山斜巷4号」という住所が掲載されていますが、グーグルマップでは、この場所にお店はありません。少し離れた場所に店名が表示されています。これはグーグルマップが正解でした。近年、移転されたようです。
では道案内を。
出発はセナド広場(議事亭前地)噴水前。
ここから聖ドミニコ教会の方へ進みます。
教会前のY字路は右へ。
直進後、しばらくして澳門国際銀行の看板が見えれば正解。
皇冠小館の看板が見えたら、左折して路地へ。
細い坂道を100mほど行くと、お店の標識が見えてきます。
その手前にはお寺?
美味しいものをいただくために、心に余裕があれば参詣しておきましょう。右に曲がると、店が見えてきます。小さなレストランです。
入るとこんな感じ。
平日の17時半だと、お客さんの入りも控え目。
メニューです。
トマトがお店の名前なのに、カレーが名物?
*「蕃茄」はトマトって意味です。
あまり考えず、アリババカレー(阿里巴巴雞扒飯)とインヨン(鴛鴦)をオーダー。
*鴛鴦は、香港でよく飲まれるコーヒー紅茶。
約10分で、カレーの登場です。
器が土鍋です。グラタンにしては大きいサイズ。
熱いから注意しろと、アドバイスをいただき、怖々スプーンでかき混ぜて、温度を下げます。
鶏肉が見えます。
これはカレードリアですねぇ。
ライスと7~8切れのチキンの上に ココナッツ風味のカレーをかけて、チーズをのせてオーブンで焼いているのでしょう。
ココナッツカレーなので、辛さもほどほどで、いたってマイルド。
下の方は焦げていて、これもよし。
*こんなの喜ぶの日本人だけ?
味について書けば、もっとスパイシーだと嬉しいかなと。
例えば、恒友のカレーおでんの〈スパイシー〉な方の汁くらいの辛さで、チーズをかけて焼いてくれれば、スプーンが止まらなくなるかも?
先日、東京の浅草橋で食べた「ストーン」さんの焼きカレーは、ドリアではなく、カレースープがしっかり辛くて、好きな味でした。
*記事はこちら。浅草橋名物【ストーン】の焼きカレー
まあ、こういう料理もあるんだなということで、納得して退店。米の量が多く、これだけでお腹がいっぱいになります。
たぶん他のメニューは無理。お勘定は以下のとおり。
ドリンク込みで、57HK$。約800円と、良心的な価格です。
メニューを見たら、アリババカレー以外の、マカオ料理も楽しめそうです。
観光客があまり来ず、地元客で賑わっている穴場っぽい店です。ちょっと歩きますがよろしければどうぞ。
蕃茄屋葡式美食
澳門連安後巷富安大廈4及6號 (哪吒古廟旁)
11:30~22:00 休業日不明
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コメント ( 2 )
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geta様
コメントありがとうございました。
これからの季節は暑いのでアクセスのいい店がおすすめです。なのでここはちょっと?
カジノについては、
私も最近の反省から、最大に勝った金額の半分まで減らしたら、やめるマイルールを決めました。
KazeMakaseさん、こんにちは。
北京街周辺に比べて手頃な値段ですね。
マカオに行くとついついカジノ周辺で食事をすますことが多いので涼しい時期に気分転換に寄ってみようかな。
花文字のご利益にあずかって勝たれたようですね。