「九品仏浄真寺」〜世田谷・奥沢にそびえる9体の阿弥陀如来像~御朱印集め開運紀行㊺~
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▶ 目次 1.九体の仏様で、九品仏? 2.浄真寺の本堂(龍護殿)に潜入 |
九体の仏様で、九品仏?
等々力渓谷を散策した勢いを借りて、2月24日の午後は、東急大井町線沿いを攻めてみました。
自由が丘に、福岡で有名な「大名ソフトクリーム」というお店があるとの噂を聞きつけていたのですが、どうやら閉店していたらしく、仕方なく近辺の寺社仏閣を探します。
ありました、「九品仏」。
正式には「九品山 唯在念佛院 淨眞寺(浄真寺)」。
浄土宗のお寺で、九躰の阿弥陀仏をご安置している事から九品仏として知られています。
創建は1678年、江戸時代初期だとか。
まずは行ってみましょう。
駅名もそのまま九品仏。入口までは駅から1分の距離。
小さな踏切を越え、信号を渡ると総門へ続く参道です。
修繕の真っ只中で寄付を募っているようです。
針葉樹に囲まれた参道は100m弱。
行き当たりばったりで来てしまったので、まずは御由緒を一読。
なかなか立派な総門です。
難しくて私には読めません。HPによれば「般舟場」だそうです。
九品仏浄真寺総門は読み取れました。
頭を垂れて、門を潜ります。
すぐ左に見えてきたのは三途の川。
何度入力しても「サンズ」と変換されてしまうのは、カジノブロガーの宿命なのかしら?
三途の川の先には、やはり閻魔様がお待ちです。
なぜだかピカピカに光っている閻魔堂。
こういうのを悪目立ちと呼ばないのかな?
赤い2本ののぼりが目につきました。
うそはつくな!
ビックリマークまでついています。そして…、
わるいことはするな!
当然といえば当然なのですが、地獄の入口でここまで明確に注意を受けると、煩悩の塊りのような自分が恥ずかしくなってきます。
意外にも明るく綺麗な建物で、中では二人のお坊さんが入念にお掃除されていました。
センサーでも働いたのか、私が入室して3秒とせずに、閻魔様が何やら話し始めました。
笑っていいものか悩みましたが、スマホで録音しようか戸惑っているうちに、他の方が来たので退室。
大衆の心を掴むにはバッチリのアトラクションでした。
お次は閻魔堂の正面に位置するお地蔵様を見学。
意味はよくわかりませんが、いいじゃないですか。
人生で全てに意味を求めるのはやめておきましょう。それこそ意味がない。
だからこれも意味は分かりません。
左に曲がるとごっつい山門が見えてきました。
自由が丘から徒歩10分の場所とは思えない異空間です。敷地面積はなんと12万㎡だとか。
一対の仁王像がお出迎えしてくれています。
左側。
そして右側。
説明書きによると、この仁王門は別名「紫雲楼」と呼ばれていて、楼上に25の菩薩像が安置されているんだとか。
左手には鐘楼堂。1708年の建立です。
右手に龍護殿(本堂)を見ながら、直進して、下品堂を目指します。
九品仏はその名のとおり、9体の仏様を上・中・下の御堂に三躰ずつ安置したのが見所です。
9体揃っているのはここ浄真寺と京都の浄瑠璃寺だけ。本堂が現世を表し、三棟の仏堂が西方の極楽浄土を意味しているそうです。
まずはそれを拝まねば。
上品堂を中央に、左に下品堂、右に中品堂が並んでいます。これを三仏堂と呼びます。
これが下品堂。
下品上生と書かれています。
髪を青く染めた仏像にしか見えない私は、やはり下品なのでしょうか?
*実際には「げひん」ではなく「げぼん」と読みます。
自らを戒めながら、お隣りの上品堂へ。
上品上生。
かなり飽きてきていますが、本来、修行や宗教とはルーティンの繰り返し。我慢しましょう。
最後の中品堂へ。
中を覗くとすぐに異変に気づきました。
左側に仏像がいません!?
メンテナンス中のようです。修繕事業とは阿弥陀如来像の損傷劣化を直すものだったわけです。
*1体あたり1年半から2年かかるとの話。
気づかないで通りすぎていたかもしれません。自分の注意深さを悦に入りながら、最後の本堂へ。
浄真寺の本堂(龍護殿)に潜入
思えばお寺の本堂に上がらせてもらえることは、稀かもしれません。
そもそも入る気はなかったのですが、御朱印をもらえる場所が分からず、彷徨っていました。
寄っていくと、立札がありました。
御朱印はお経を写すのかな?
御守りも御朱印も本堂の中でいただけることがわかりました。ということで靴を脱いで本堂へ。
お寺の本堂に上がるのは久しぶりです。
御朱印をいただくための参拝では、あまり中まで見せてくれないのがデフォルトだし、ご祈祷でも受けないと駄目かと思っていました。まずは正面に鎮座している釈迦如来像にお祈りします。
写真を撮っていいものか、どうも落ち着かないので、受付で御朱印をいただくことに。
お釈迦様の右手奥に受付所がありました。
御朱印をお願いします。
下は阿弥陀如来の前身である法蔵菩薩の御朱印だとか。
仏像修繕の寄付をする方は、さらに写経をすることで金色の紙に書かれた特別御朱印がいただけるよう。
なので私は写経をする必要はなく、2種類で600円お渡ししました。
こちらが御守り。
龍護りが人気なのかな?
〈きゅっぽん〉のぬいぐるみだそうです。
当山のゆるキャラだとHPに紹介されていました。
等々力不動にも似たようなキャラクターが置いてありましたが、どこの悪徳広告代理店かノベルティ会社に唆されたのでしょう?
他には〈さぎ草絵馬〉という絵馬(紙製?)があって、そこに願い事を書いて、本堂前の白鷺に括り付けるというものもあるそうです。
当地創建前にあった奥沢城の常盤姫の悲恋に基づく逸話からきたのだとか。
これはおみくじでもなければ、鶴でもありませんでした。
冒頭で出てきた閻魔様の「地獄に落ちない」系の御守りでもあったら、絶対購入していました。
受付で訊いたら、本堂内部も撮影OKということで、お詣りがてら、撮らせていただきました。
お釈迦様の左にあった賓頭盧尊者の像です。
釈迦如来像の右側の部屋にあった釈迦牟尼仏像。
その前には象がいました。
こちらは高祖善導大師像。
これ以外にも紹介しきれないほど、様々なキャラが飾られています。
これだと維持していくのも大変でしょうね。ご苦労をお察しします。合掌。
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