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蒸さないで茹でて焼くから五右衛門鰻? 浦和の老舗「うなぎ小島屋」〜にっぽん鰻旅【第40弾】

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▶ 目次
1.小島屋と小島家を間違えた

2.五右衛門鰻を食らう

小島屋と小島家を間違えた

埼玉の浦和で《蒸さないで熱湯で茹でてから焼く鰻を出す店がある》という噂を耳にしました。
鰻好きとしては潜入してみねばなるまい。
店名は「小島屋」さん。

さいたま市内で五指に余る老舗という評判です。
訪問したのは有給休暇を取った6月17日。
強風波浪注意報が出ていたため、ウィンドサーフィンに出かけるのを中止して、午前中から浦和に向かいます。私が住む横浜市からは、さすがに遠くて高速を使っても2時間。


しかも偶然による恐ろしい不幸が…。
ルート案内はカーナビに任せたのですが、同じ埼玉エリアに同じ呼び名の
「小島家」という鰻屋があったんです!?
スマホで店名で検索して、ナビに電話番号を入れたら、それらしい住所の【こじまや】が表示されたのを確認。案内されるままに現地に到着したものの…。
少しだけ雰囲気が違わない?

ネットで調べた時にみた大きな庭がない!
なぜかお向かいに神社があります。どうも違和感が…。
スマホで調べ直してみたところ、ここは「小島家」さん?
茹でる鰻を食べるという目的があるため、ここで諦めて入店するわけにもいかず、1時間のロスとなるのを受け入れ、今度は入念に位置を調べ直して、南区太田窪にある「小島屋」を目指します。
さいたま市の市街地の恐ろしく細い路地を通ります。

↑後でお店からもらった地図。
入り組んだ住宅地の奥の方にあり、道を間違えようものなら、引き返すことすらままならない奥の細道でありました。
いきなり前が開けました。

どうやらお目当ての小島屋に到着。駐車場が2か所あるようです。

私は空いている右手の第二駐車場に停めました。
店前の第一駐車場はこんな感じ。

その奥に、店の入り口がたたずんでいます。

首都圏でこれほど大きな庭を持つ鰻屋さんは珍しいと言えます。
三島あたりまで広げても、目にしたことがありません。

豪奢なお屋敷といった風情で、暖簾はかかっていません。
入口に椅子があって、名前を書くボードが置かれていたため、人数を記帳します。
座敷とテーブルのどちらかで、自分の希望を書き込んでおきます。私はテーブルにチェック。



平日でそこまで混んでいないよう。すぐに案内がきます。

玄関の三和土はこんな感じ。襖の向こうにお座敷があるのでしょう。
テーブルは入って右側。女性の店員さんに案内されました。

後で知ったのですが、テーブル席はその質素さで大不評らしいです。
「賄い部屋かよ?」というコメントが口コミサイトに多数書かれていました。
メニューはこれだけ。


沼が多い浦和地区ということもあり、川魚料理を謳っていましたね。
「鯉あらい」や「鯉コク」がメニューに並ぶのは、その流れでしょう。
確かに常連ぽい団体さんは、皆、お酒とともに鯉料理を楽しんでいました。
私のオーダーはうな重・松(4,550円)と玉子焼き(850円)としました。

五右衛門鰻を食らう

家から3時間かけて、ようやく小島屋さんに到着しました。

明治23年創業の老舗。
一説によると、浦和地区は鰻の蒲焼発祥の地で、さらにこのお店はその元祖という話もあります。
テーブル席には金曜の午後1時過ぎでも4組(合計12人)くらいいて、場所柄を考えても盛況です。
老舗のため、リタイヤした老人の常連が多い様子。私のテーブルの正面の方々は、全員80歳以上の6人組の男女。90歳を超えた方もいるようでお元気そう。
5分ほどで玉子焼きが到着。

卵3個くらい使った玉子焼きです。大根おろしが添えられています。

中に鰻が隠れているようには見えません。

ホントに鰻は入っていません。
ただの玉子焼き。メニューどおりなので不当表示であることもなく、文句はありませんが、ちょっと甘い普通の玉子焼きに
850円も払ってしまいました。
お吸い物が運ばれて、いよいような重の到着です。

ここまで約15分。茹でで焼くと言っても、ランチタイムなので入店してから焼きに入っているわけではなさそうです。

この瞬間はどんな時も胸が躍ります。

鰻が3列びっしり。松で一尾というところでしょうか。
ご飯も大盛りにしていただいたため、なんとなく重箱が盛り上がっています。

直焼きの関西風とは明らかに見た目が違いますが、蒸した鰻との差もビジュアルだけでは分かりません。
蒸す工程の代わりに白焼きした鰻を熱湯で茹でて本焼きするという製法。
熱湯で茹でるから《五右衛門》という名で呼ばれるわけ。
脂は少な目ながらも、紀州の備長炭を使ったという鰻はきれいに焼かれています。

食べてみると、茹でて焼いた鰻の風味が理解できるかも?

タレが甘くも辛くもなく、程よくあっさりめで、鰻の脂も熱湯で流されているために、もっさりした食感はありません。
その代わり、鰻を炭で焼いた香ばしさも、まあ感じないわけで。
浦和近辺の鰻は元々大ぶりで、脂が多かったから蒸さないで熱湯をくぐらせて脂を落としていたという噂です。
お年寄りが多い理由が理解できました。もたれないんですぇ。

夏場ということもあり、鰻の厚みはそれほど感じないかなぁ。
ご飯にかけられたタレがやや少量で、私好み。さらに炊き方も少し硬めに炊かれていて、これも私好みでした。
鰻のほうはその製法から、とにかく柔らかいです。
《薄味ふわふわ系》としておきましょう。
皮目もパリッとした感じは皆無で、全体にふわっとした食感です。
総合満足度は、87点。
店の庭や外観の豪華さの割に、テーブル席の内装がややがっかりでした。
老舗ならではの風情というものがあるだろうに…。



また近隣の道の狭さに閉口しました。さらに帰りもここを通ると思うと…。
上記の理由で、2点くらい割り引いたかも?
でも、今の時代にうな重の松で、4,500円なら感謝しなければなりません。

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