「牡丹園」の定番〈牛バラチャーハン〉と裏メニュー〈ペーパーチキン〉~横浜中華街ならこれを食え#46
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ここはベイスターズファンの聖地!?
横浜中華街の新店舗開拓も久しぶり。今回は香港路に気になる店があります。
海員閣や保昌がある小路の真ん中あたり。
店名は「牡丹園」さん。
広東料理をベースとした、オーナーシェフの店という触れ込みです。
でも店内は、サイン色紙やらがガチャガチャ飾られた、完全に町中華。
特に横浜ベイスターズ関係の写真が多い気がします。
浜の番長こと三浦監督のユニフォームも、店奥にでんと陳列されていました。
1階はテーブルが5つくらいしかありませんが、2階にも座席があるよう。
ナイター終了後はハマスタ帰りのベイスターズファンの祝勝会(反省会)の場と変わるのでしょう。
*すみません、根っからのジャイアンツ狂なので、ちょっとトゲがありました。
なぜか漫画家の色紙も多く、モンキーパンチのイラストもありました。
麗しの峰不二子様。
名物の牛バラは炒飯で
平日の夕方早めの来店で先客は一組だけ。まずはメニューを拝見。
フカヒレおこげが気になります。
こちらが麺類とご飯もののメニュー。
牡丹園さんの名物は牛バラという情報を仕入れています。まずはそちらを選択するのが王道というもの。
牛バラチャーハン(1,000円)を注文。
どの角度から見ても、旨そうなビジュアルです。
ふわっと仕上がった卵チャーハンの上に、八角で風味付けしたちょっと甘めの牛バラが鎮座しています。
量のバランスもいい感じ。
肉がトロトロでスプーンを動かす手が止まりません。
海鮮系の炒飯も美味しいですけど、肉が載った炒飯はご馳走です。一気に完食。
裏メニュー「ペーパーチキン」の味は?
もう一品、試したいメニューがあったんです。
漢字で書くと【紙包鶏】。
〈ペーパーチキン〉という料理です。
シンガポールあたりで食べられている中華系のメニューとは調べがついていて、鶏のもも肉なんかを野菜と一緒に包んで蒸し煮したものと想像しています。
ただメニューに載っていません。焦ってママさんに質問してしまいました。
「今はメニューに載せていないけど、たぶんできるから厨房で聞いてみるよ」とのお答え。
すぐに調理場からもOKが出て、「ちょっと時間がかかるけどいい?」とのこと。
そんなの「炒飯食べながら待ってますよ」ってことで、オーダー完了。
待つこと約20分。ペーパーチキンのお出ましです。
じゃ~ん、これが〈紙包鶏〉!!
蒸籠の中に大きめの紙を敷いて、鶏と野菜を蒸した料理。
ママさんが紙を開いてくれた興奮の瞬間を、動画で撮影するのを失念してしまいました。
アツアツのチキンの下に、たっぷりの野菜が隠れていました。
ブロッコリーと白菜。
見るからに旨そうで気分が高揚して、青島ビールを頼んじゃいました。
炒飯を完食した後なんですけど…。
ネットで調べたレシピでは、鶏肉1個1個を野菜と一緒に紙で巻いていましたが、ここんちのはまとめて包んでいるようです。
味つけは中華スープと少しの醤油くらいで、シンプルな感じ。鶏と野菜の水分で優しい味に仕上がっています。
ちょっとトロみのついたチキンもなかなか。
ここで発見が一つ。
白胡椒を少しだけ振ると絶妙に旨味が増量。
とろみのある広東麺に、コショウをかけると野菜の甘みが引き立つのと同じ原理ではないでしょうか。
ビールも進んで、一気に食べきりました。
サービスで杏仁豆腐をいただきました。
まだまだ探せば、いい店が見つかるもんです。
個人経営のお店では、青葉新館・三和楼・清風楼と同レベル。
次回は、冷し麺を食べに来ることにします。
【経済時菜】って、気になりますよね。
「季節(旬)の素材を安く美味しく味わう」という意味で、お店のモットーなんだそう。
うむ、深い。
こちらから予約できます
【平日】11:30~14:30 16:30~20:30(L.O)
【土・日・祝日】11:30~20:30(L.O)
※月曜定休
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