横浜で百年続く町中華「奇珍」の竹の子ラーメンと巻揚を試してみた〜横浜の微妙なグルメ#8

目次
1.「奇珍」へのアクセス

2.人気の竹の子ソバと巻揚のお味は?

 

「奇珍」へのアクセス

「街中華で飲ろうぜ」の横浜山手特集の際に、高田秋さんが取材されていたお店です。
1918年、なんと大正7年の創業で、すでに100年を超える老舗中の老舗。
今回、訪問したお店は「奇珍」さん

まぁ中華街からも1km程度の距離ですので、いつもの【横浜中華街ならこれを食え!】の番外編のような扱いです。
※奇しくも、昨年ご紹介した伊勢佐木町の「玉泉亭」さんも大正7年の創業らしいので、横浜の老舗の町中華のツートップを制覇してしまったわけです。

「玉泉亭」の記事はこちら。横浜名物〈サンマーメン〉発祥?の店「玉泉亭」は伊勢佐木町ブルースがよく似あう〜横浜の微妙なグルメ#5
石川町5丁目のわが家からは、徒歩で15分弱でしょうか。


元町側から麦田町に抜ける山手隧道(やまてずいどう)を潜って2分といったところ。

※ずっと山手トンネルという名称だと思っておりました。
この通りは本牧通りと呼びます。

麦田町のバス停を越えて…、

本牧方面に少しだけ歩いて行くと、建物の2階にそびえる黄色い看板。

ドアのガラスも黄色く透けています。

この場所に移ってきたのは、1942年だそうです。
「奇珍」の名前ですが、絶対【キッチン】が由来だと思うんだよなぁ。
壁に飾られた額縁にもそう書いてありました。

正式名は「奇珍楼」で、いつのまにかお客さん達に「奇珍」と略され、そのままそうなってしまったとか。

でも、どの表示にも【楼】が入ってません(笑)。
木が多めに使われていて趣のある店内。油まみれの中華屋さんとは一線を画す清潔な内観。
平日の14時ちょい前なので、空いています。

でもこの後にひっきりなしにお客が入ってきて、最後は席が埋まっていました。

人気の竹の子ソバと巻揚のお味は?

メニューを拝見。まずは麺とご飯もの。

そして、一品系。

五目焼ソバやシュウマイ、海老春巻も旨いとの噂ですが、私の注文は決まっています。
竹の子ソバ(830円)と巻揚(2,100円)
最初はこれらから試そうと企んでいました。
ただし、ここんちの一品料理のお値段はどれも2千円以上するので、そもそも食べ切れるか不安です。
店員のお姉さんを呼んで尋ねてみました。
「ソバと巻揚を全部食べられると思う?」
「残したら持ち帰りもできます」中華系なまりの日本語でお答えいただきました。
そうだよねえ、中華で食べ残しは〈打包〉が基本です。
*余談ですが、銀座の広東料理の喜記のコックさんから聞いた話だと、中国では〈打包〉って、死んだ人を布でくるむことに使う単語なので、嫌がる人もいるんだそうです。近頃の若い連中はそんな古い事は知らないので、テイクアウトしたい時は〈打包(ダッパォ)〉で普通に通じるらしいです。
巻揚は作れる量に限りがあるみたいで、奥に訊きに行ってくれました。
25分くらい待てばOKとのこと。
大丈夫、いくらでも待ちますよぉ。
竹の子ソバも案外時間がかかって(調整してくれたのかも?)、20分ほど待って到着。

シンプルな中華そばです。
ただ竹の子が大きいだけ。

メンマなんてものを超えています。10日かけて煮て戻しているそう。
長さ約10cm&厚さ2cmの竹の子が7〜8本は埋もれています。
まるで木場の貯木場。

豚骨をベースに昆布や椎茸などで出汁を取ったスープも優しい味です。
ここらの中華屋さんって、あまりスープに醤油を利かしていないので好感度高し。

麺も細麺で、スープとの相性もバッチリ。
でもこの竹の子、ちょっと甘過ぎない?
「町中華で飲ろうぜ」でもこのメニューが紹介されていて、「竹の子が歯で噛み切れるぅ〜」とかレスをされていたのですが、その前にこの甘さに気づかないもんだろうか?
人生でこんなに真剣に竹の子(メンマ)と向き合ったことがないので、結構違和感がありました。
※後で知ったのですが、このお店はこの甘さが特徴らしいです。焼売や焼きそばも甘味を強めにしているんだとか。
続いて、巻揚の登場。

案の定、14個の巻揚が皿に載っています。

完全にパーティー料理。正月とか誕生日のお祝いメニューだったりするのでしょうか?

*〈巻揚〉は牛や豚の内蔵の近くについている網状の脂で、豚肉・筍・椎茸・海老などの具を巻いて、揚げた広東の伝統料理。手間がかかるので、これをメニューに加えるお店も減ってきていると聞きます。
網脂の皮は意外と硬めでサクサクした軽い食感。
具はどれもそんなに主張がなくて、上品とも言えるお味です。

2個ほど摘まんだところで、辛子と醤油で食べろとお姉さんにご指導いただきました。
ニンニク生姜の風味も効いていないので、ガンガン行くのはちょっと…という感じ。
私の中では日本の海苔巻きに近いかなぁ。
14個の完食はさすがに無理。6個だけ食べてギブアップ。
〈打包〉させていただきました。

同じ日に夜食として、しっかり8個いただきました。なんか日持ちしそうになかったので…。

次回は五目焼ソバとシュウマイを食べに来ます。
でもやっぱり、甘いんだろうなぁ…。

こんな記事も読まれています。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。