18代目中村勘三郎も愛した「山田屋」のカレーかつ丼~《名古屋の微妙なグルメ②》~

テレビ東京の「出没!アド街ック天国」の名古屋城篇で、市役所裏の昔ながらのうどん屋さんが紹介されていましたので、潜入してきました。

その名も「山田屋」さん。

名前からして、普通のお店。

でも、このお店、創業して90年。

かつ丼ときしめんで、なかなか有名らしいんです。

かの18代目故中村勘三郎さんも、名古屋で舞台がある際は、こちらの「カレーかつ丼」を出前で頼んでいたとか。
これは食べてみるしかないでしょう。

住所は、東区の東外堀町になります。
地下鉄名城線の「市役所」駅なら2番出口。


地上に出たら、右折して、市政資料館方面へ直進。

県立明和高校からも目と鼻の先。
看板が見えたら、また右折。


名古屋拘置所も近く、名古屋市政資料館の真ん前となります。

お隣りも、「木屋」という江戸時代から続く鰻屋さん。

※こちらもいつか訪問せねば…。

建物もいたって昭和スタイル

「小江戸」などと呼ばれる城下町の街並みの中で見かけたなら、特に違和感はありません。
でも市役所の裏とは言え、栄町から3km以内という繁華街にあると、あまりにもオールドスタイルです。

訪問は11月の土曜の午後1時15分頃。
役所も休みなので、特に混む時間帯ではないと見込んでいました。
が、扉を開けると奥の座敷を除いて、満席です。


相席でようやく席にありつけました。

土曜の午後1時半でこんなに客がいるとは、何かあるはず?

店内にはテレビで見た勘三郎さんの色紙の他にも、いっぱい飾られていました。

この4品が人気メニューのようです。

そして、詳細なお品書き。

東京の蕎麦屋と較べると、かなり良心的な価格です。
オーダーはすでに決まっています。

「カツカレー丼ときしめん(小盛)」。

揚げ物なので時間がかかるかと予想していましたが、約5分で2品同時に運ばれてきました。

さすが名古屋料理。
きしめんもカレーも色が黒い。
なんとなく味の想像もつきます。

まずはきしめんの汁を一口すすってみると、やはり味醂の効いた独特の甘さ。

かつおの出汁と合わさって、優しい味になっています。
細く切った油揚げにも、スープが絡んでいい感じ。
他に具はほうれん草くらいでしょうか。


きしめんを名古屋駅のホーム以外のお店で、頼んだのは人生初かも?
単品でオーダーすることは、今後もないと思いますが、味噌汁代わりと思えば、上等です。

さて、本題の「カレーかつ丼」。


約1.5cmの太さに切られたとんかつが、4切れ。
どろ~りとしたカレー餡の下に眠っています。
つゆだく過ぎて、カレーうどんと区別がつきません。
ご飯のボリュームは意外と少なめ。
これなら女性でも、きしめんの小盛とセットで食べられるでしょう。

でも、やはり驚きは、このとろみです。
まるで時間が経った中華丼。
蕎麦屋のカレーと言えば、ミートソースと並んで、服に汁が飛ばないように用心しなくてはいけない両巨頭。
でも、ここんちのカレーには、そんな心配は無用。
硬く閉じこめられた片栗粉の粘りで、しっかりガードされているから(笑)。
私が東京で食べたり、家で作るカレーうどんと比較しても、圧倒的に粉の量が違いそう。
それにそばつゆの割合も多そうです。
そのため、カレーの風味も隠し味程度という感じでしょうか。

ちなみに下の画像は、巣鴨の巣鴨地蔵通り商店街で食べた「カレーつけそば」。

※たぶん「地蔵そば大橋屋」という店のランチ日替わりメニュー。
このあたりもカレーうどんの名店が並びますが、生クリームなんかかけちゃったりして、見るからに洋風でハイカラです。

いやぁ、山田屋のカレーは対極です。

いかにも名古屋のうどん屋の昔からのカレー。
これはこれで美味しいです。
カレーの主張もそれほどでもないので、辛いという印象もありません。
子供の頃、家で店屋物を頼みと、妹がよく注文していた「あんかけうどん」に少しだけカレー粉を足した感じ。
先月、マカオで食べた「カレー麺」の痛くなるような辛さは何だったのでしょう?

カレーって懐が深い。

かつも揚げたてだとわかるサクサク感が残り、切られたサイズも食べやすいように計算されている感じ。

男の方なら、単品だったら、もっとボリュームが欲しくなるでしょう。
でも、ランチに来る客層は、市役所の職員なんかが多そうなので、これで充分なのかなぁ。
いつもは警戒しているダブル炭水化物だったので、気持ち悪くなるかと恐怖だったのですが、丁度いい量でした。

「あんかけスパゲティ」といい、名古屋の人って、とろみの強い食べ物好きですよねぇ。

営業時間:11:00~15:00 17:00~19:00
休日:日曜・祝日

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