「黄大仙」で香港最強のパワースポットを感じろ!!

黄大仙=ウォンタイシンと読みます。

人の名前なんですってね。
4世紀に山に籠り修行を積んだ黄初平さんが、仙人なった際の呼び名、それが「黄大仙」。

道教のお寺で、正式には〈嗇色園黄大仙(シクシクエンウォンタイシン)〉。
「嗇色」とは「初心に戻り、欲望を抑え、修練する」という意味。
傲慢で、煩悩を制御できず、努力を拒む私とは、180度反対の教義です。
*詳しい解説は、こちら(〈香港ナビ〉サイト)をお読みください。
来場者年間300万人。

香港人なら年に一度は参拝に来るというパワースポットとして有名です。

「有求必應」=求めれば必ず願いが叶う。
病気の治癒や占いの力に定評があるようです。

香港では風水を重んじ、様々な建物の場所を決めています。
黄大仙についても、お告げにより1928年に、今の九竜半島獅子山(ライオンロック)に移ったとのこと。


中国の宗教の特徴は、「三教同源」。

自分と教義が違う相手も尊敬し、認めるところ。
どんな神様も、下界の人々を善道に導くために存在しているので、道教・儒教・仏教の三つの教えも同じ源から生まれたという考え。
包容力ありますねぇ。
これぞダイバーシティに通じる思考です。

黄大仙は香港の市街地から比較的近く、中環や尖沙咀からも、MTR(地下鉄)で20分もあれば行くことができます。
尖沙咀を拠点とすれば、荃灣線で油麻地まで2駅。
観塘線に乗り換えて、「黄大仙」駅は6つ目となります。

駅直結で入口まで行けるので、迷わず簡単。

B2の出口で出ると、大きな門があります。
階段を登り切った瞬間に、物売りのお婆ちゃんに捕まりました。
10HK$で線香を買えと。

どうせ必要になるので、買ってしまいました。
150円くらい。これが相場かどうかは不明です。
近くにお土産を売っている出店があって、そちらでも買えるようです。

*実際には中で無料で貰えたよう。

「赤松黄大仙祠」という巨大な看板です。牌坊というそうです。
くぐるとすぐに「第一洞天」という門が。

ここに置いてある麒麟の像が人気です

鼻の頭や足が黄色く色褪せしているのが分かりますか?
ここを擦るとご利益があると聞きつけた参拝客によって、色が剥げているようです。
私も20秒ほど撫でさせていただきました。

階段を上ります。右手にこんな建物。

そして、本堂である「大雄宝殿」の入口では、十二支の像がお出迎えです。


自分の干支である辰を探し、拝みます。

おおぁ、さすがにドラゴン像は勇ましい。
ところで背後にいるオバちゃんは何をやっているのでしょう?
ついでに馬を探します。
どうせなら競馬にもご利益があるようにと、ついでに拝みました。


さて、線香に火を着けねば。
「点香区」と呼ばれる場所があり、皆そこで着火しています。
9本あるので意外と苦労します。


こんな燭台も見つけました。

本堂に向かいます。

ここで難問が。
私が最初に調べたお参りの方法では、
大雄宝殿から始めて、「三聖堂」→「孟香亭」と参拝して、それぞれに3本ずつ火をつけた線香を置いていくというもの。
しかし、別のサイトでは、大雄宝殿の前の「師」「道」「經」(天・地・人を意味するそう)と書かれた香盤に3本ずつ差して、それぞれ拝むというものもありました。

いったいどっち?

周囲の参拝客を見ても、ごった返していてよく分かりません。
お供え物とか9本以上の線香を抱えている方もいるので、正式なマナーは把握できませんでした。
どうせ3か所回るなら、それぞれに線香がないとまずいだろという判断で、前者を選択します。
作法は次のよう。
3度礼をし、線香の束を上に掲げ、揺らしながら祈っている方が多かったです。
*後ろで祈ってる人の、線香の火に注意です。
心の中で自分の名前、年齢、生年月日、住所、願い事を唱えます。

「早く仕事をリタイヤして、金のある余生を過ごさせてくだされ」と心の中で念じます。

表示通りに周遊していきます。次は「三聖堂」。

最後は「孟香亭」。
お隣りの「麟閣」と間違えないよう、階段を下ったところの裏側にあります。


暑いのでサクサク進めましょ。
次はおみくじ。

正式には筮竹(ぜいちく)占い。

本堂の下手で、皆がしゃがんで拝み倒している場所があります。
その隣りに社務所があって、おみくじの入った竹筒を貸し出してくれます。
なぜかここは無料。


日本のものだと竹筒を逆さまにして振り、シャカシャカと1本出るまで振ります。
しかし、ここではそれとは違い、画像のようにおみくじが見えたまま、筒を勢いよく前後左右に揺さぶります。
なんだか妙な気持ち。
ずっと振っていると一本だけ浮いてくるそうですが、なかなか首尾よくいきません。

なんとなく50番の棒が浮いてきたので、それと決めて半ば意図的にフィニッシュ。

ホントにこれでいいんかい?

次は再び社務所で、半月型の聖杯を投げて、この筮竹の番号が本当に正しいものか判断するとか

表と裏があって、地面に放って、それぞれ一個ずつ見えればOK。
上手くいくまで3回をリミットに放れるそうです。
*3回とも裏表にならなかったら、おみくじからやり直し。
私は2回目で完了。
50番のおみくじを持って、皆と同じようにマットに両ひざをつけて、拝みます。
社務所に筮竹と聖杯を戻し、置いてあったメモ用紙に50番と鉛筆で記入。
50番の意味を調べねば。

本堂左手の階段を下り、「黄大仙答品哲理中心」と書かれた占い師が集まるアーケードに向かいます。

50近い占い店が軒を並べます。
そのうち開いていたのは半分くらい。
特に行列しているお店もありませんでした。
どこの誰が評判がいいとか調べるのを怠っていたため、ブースが多すぎて、なかなか選べません。
日本語が話せる占い師を探していたところ、声を掛けられたお爺さんに誘われるままブースへ。

お店の名前は「麗滋堂」さん。

工学博士でコンピューターを駆使した占いが得意だとか。
その割にプリンターから出力するのに手間取っていたけど…。

片言の日本語って、どうして嘘臭く聞こえるんでしょうね?

おみくじの解説と手相がセットで400HK$だそう。

最初から払うつもりで来ているので、黙って従います。

生年月日と干支と生まれた時間を訊かれます。

まあまあ理解可能な日本語で、説明を受けます。
PCを使っているわりに、渡された紙は手書きでした。

彼の手法では、人生を3つの期間に区切るそう。
7~37歳、37~67歳、67歳~死ぬまで。
占い師曰く、

37歳~67歳は金運がいいらしい。

(どんだけ長い期間やねん!)
30年間、金運が良好な人間が果たして存在するのだろうか?
67歳以降は、運気が落ちるとか。
(まあ、それはいいけど…)
風水的には、馬と羊を玄関に置けと。

恋愛運はさっぱりだそうです。

(うるさいわっ!! お前さっき俺が結婚したことないって言ったの、聞いてただろ?)
わざわざ、紙の恋愛の欄に、日本語で「よわい」と書いています。
(余計な事すな!)
でも、2020~2023年に結婚できるって。

手相も一応見てくれるようです。
これが健康線、これが愛情線とか、説明してくれていますが、あまり明瞭ではありません。

手相は得意ではないようです。
親指の下の膨らんでいるところを擦って、これは健康ねって、言ってました。

ただの触診だろっ、それ!

しかし、暑すぎて参拝に向きません。
そういえば、縁結びに効くという「月下老人」がいる場所を見つけられませんでした。
やはり私には恋愛は縁遠いようで…。

感想は、私もここで占い師になりたいっ!

寺院の地下にある「太蔵元辰殿」という聖堂では、別途、有料で参拝できるそうです。
入場料100HK$、祈願料300HK$だとか。

私は今回はパス。

午前中は団体客が多いので、午後遅めがいくらか空いていて狙い目だそうです。

コメントする

メールアドレスは公開いたしません


*